あんのん雑記

愛媛県西予市野村町の慈雲山安穏寺、
住職の雑記です

お涅槃会

2017年02月15日 | お寺の行持
朝はぐっと冷え込み、お寺の下の池も凍っています



今日は二月の十五日、お釈迦さまのご命日の「涅槃会」
お釈迦さまの亡くなった日もきっと、寒い日だったのだろうなぁ~
と、ふと思いましたが、インドのお方でした
チョイと調べたらクシナガラは本日20℃ほどだそうで…



例年、お檀家さんが幾人か訪れて、お餅などお供え物をされてお参り戴きます
涅槃会の法要は、特に案内等はせず、山内(お寺の者)だけでお勤めしてます



夕刻にお参りすると、子供たちは涅槃図に描かれた、お釈迦さまを取り囲む
お弟子方やら動物やら虫やら、異形のものにくぎ付け…
「あれは何?」「なんでこの人は?」「この鳥なんで人の顔?」
こちらも細かいところはシドロモドロ。勉強せねばと反省するとともに
新鮮な気持ちで涅槃図を拝ませて頂きました

春の訪れ

2017年02月14日 | 日記
朝、道路わきに爽やかな若葉色がにょっきりと



ふきのとう!
周りを見渡すと、いくつもいくつも顔を出し、雪解けのつゆ
で顔を洗って輝いています

まだまだ冷え込んでいますが、阿下の里にも春がやってきているようで・・・

家族の数だけ摘んで、あとは私の後から来る人へのお福分け
夕食の一品に「春の訪れの天ぷら」をいただきます!

ご詠歌さんと涅槃会

2017年02月09日 | お寺の行持
2月はお釈迦さまのご命日「お涅槃」の月なので、安穏寺も
「涅槃図」を掲げてお参りをしています



昨夜は梅花講のお稽古の日でした
まずは、講員のおばあ・・・いや、おねえさま方と涅槃会のお参り
をしました
お参りの後、涅槃図を前にして、みんなで話していると、お釈迦さまの
涅槃から、身近な方の亡くなった事、そして自分自身の死について話が
発展していって何だかしんみりとした雰囲気に・・・
自分の「命」について見つめなおしたひと時になったようです

さて、ご詠歌のお稽古は



お釈迦さまの涅槃の御和讃。詠賛歌によって涅槃の物語が語られます
お作法やお唱えを何度も繰り返し、お稽古の夜は更けていきます

豆まき先取り

2017年02月02日 | お寺の行持
安穏寺では、2月3日の日暮れに豆まき法要を修行して
翌4日に「立春大吉」と「鎮防火燭」のお札を貼るのが
例年行事…
しかし、2月4日に香川県高松市「県立ミュージアム」で
「禅をきく会」開催の為、3日から出張でお寺を空けるので
本日2日の夜に予修…



須弥壇に炒り豆を供え、逐鬼諷経(若干鬼が気の毒になる名前です)
お経が終われば皆で豆を撒いていきます

お檀家さんが、一日早い豆まきに驚くのでは?と声を低めに撒いてたら
隣で、こども達が大声で「オニは―そとー!やああ!」
夜のとばりが降りた山里に元気に響きます