あんのん雑記

愛媛県西予市野村町の慈雲山安穏寺、
住職の雑記です

霧の中を行けば・・・

2012年10月25日 | 日記
朝の野村ダム湖「朝霧湖」です

名は体を表すのか、
湖面から霧がもうもうと立ち上ってます。
写真ではよく見えませんが・・・

白い霧に包まれて、幻想的な風景です。
思わす車を停めて、湖畔に立ち見入ってしまいました。

「霧の中を行けば覚えざるに衣しめる」

という言葉が思い浮かびます。
霧の中に立てば、自然と気付かぬうちに衣服が湿ってきます。
同じように、よき人と交われば、気付かぬうちに
よい所が自分にしみこんでくると示されています。

いま、お坊さんに限らず、憧れ尊敬し慕う方々がいらっしゃいます。
立ち上る霧を眺めながら、
その方たちと出会い、ふれあうことができることに
改めて感謝と喜びを感じました。

みなさんは憧れたり尊敬したりしてる方はいますか?

憧れ尊敬する方を慕うことで、
自分の目標や、いまの自分が為すべきこも
見えてくるのではないかと思います・・・

気付くと、
私の服も霧の中でしっとりと湿っています。そして、冷気も染み込んで・・・
大きなくしゃみを残して「朝霧湖」を後にするのでした