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博物館類似施設と学芸員への道

2013年03月07日 12時33分47秒 | 雑談
種別登録要件(設置主体) 設置要件 登録又は指定主体 館数 
 登録博物館  地方公共団体一般社団法人宗教法人 など  ・館長、学芸員必置
 ・年間150日以上開館など
 都道府県教育委員会  907
 博物館相当施設  制限無し  ・学芸員に相当する職員必置
 ・年間100日以上開館など
 都道府県教育委員会※1  341
 博物館類似施設  制限無し    制限無し ※2  なし  4,527

これが、平成20年現在の博物館の総数だ。

普段、我々が「博物館」と呼ぶものは、一番上の「登録博物館」を指すことが多い。

常に開館しており、時にはあるテーマに沿っての展示を行い、専門の職員が配置されている施設だ。

これらの博物館は、非常に維持費が高く、国や自治体の補助なしでは成り立っていないのが現状で、近代博物館における経営方法が近年うるさく言われるようになってきている。

個人的に、社団法人なりを作ったとしても、よっぽど大きな団体で、資金援助を受けれる場合で無い限りは、この手の博物館を個人的に狙う事は不可能だ。

ウィキペディアによると、鉄道博物館も当初は登録博物館ではなく、開館から1年経って指定を受けている。

これらを考えるなら、まずこのポジションは選考の余地は全く無い。はなから論外の部分である。

 

次に、博物館相当施設は、学芸員を置いて年間150日の開館は、個人でやるには辛いものがある。

そもそも、博物館類似施設の登録数が多い事を考えると、相当施設であっても、認可ハードルが高い事がうかがえる。

個人がちょっと何かをやる上で、手を出せる範囲は超えてると言う認識を持っている。

 

で、最後にあるのが博物館類似施設で、この類似施設はかなりあちこちにある。

XX博物館とか書いてあったり、水族館だったり植物園だったり。

私が博物館をと思い始めたのはずいぶん古いけど、本腰を入れて学芸員の資格まで視野に入れ始めたのは去年の夏。

博物館類似施設であれば、学芸員を置く必要は無いんだけど、なんていうんだろう、そういう方面の事をするのに、自分がある程度わかってないとダメじゃないかってのがあって。

自分が出来ないのに、誰かに丸投げ的にやってもらってそれが出来たとしても、目的自体は達成できているかも知れないけど、仕事じゃ無いのでね。

趣味で自分の目的の為にやってるのに、誰かに全部任せっきり、確かに博物館は運営してるけど内容はちょっと。。。だなんて、私からしたらやっていないも同然だ。

 

そんなことで、博物館についての知識を得るためにも学芸員資格は狙いたいと思ったわけ。

これは、博物館相当施設にアップグレードさせるための資格としてではなく、あくまでも博物館類似施設を運営するにあたっての、最低限の礼儀でしょうと言う感じかな。

学芸員資格を持った人を雇ったらそれで良いと言うのは仕事ならまだしも、趣味的にやろうとしてる上では、端折りすぎだ。そんなくらいならやらない方が良いとも思ったり。(って、学芸員の資格を取ってから言え!!!とおしかりを受けそう)

 

ま、その類似施設であっても、大きなところもあれば、多くの人員で運営しているところもある。

単に看板かけたらすぐに出来るかと言えば、まぁ法的にはOKだろうが、ほとんどの博物館や植物館、動物園が類似施設であることを考えるなら、類似施設だからとバカには出来ないんだな。

ただ、私が考えてるものは、自己の持っている資料類をPCなど端末を用いて閲覧できる事を前提にしているので、他の博物館類似施設と比べると、その館内面積なども含めて、かなり違ったイメージで持っている。

通常は、壁にかかっていたりショーケースに入っている展示物は、PCのディスプレイの中に入っているからだ。

これらをどう活かしていくかの方法論はまだ煮詰まっていない。

 

そういえば、播但線を撮影に行った時に、香呂というところに「玩具博物館」というのがあって、ちょっと寄ってみた。

いろんな「おもちゃ」が展示されているが、こじんまりした感じで、個人がやってるんだろうなって感じで思っていたのだが、実はこの施設は、全国でも珍しい個人的に作ったにもかかわらず「博物館相当施設」の指定を受けた博物館らしい。

ちなみに、登録博物館にしようと思っていたらしいのだが、財団法人化に数億円かかると言われて断念したそうだ。

 

そうそう、学芸員の資格試験ってどんなんだったかなとネットで調べたら、

http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/1319223.htm

なんてのがあり、見てみると、物理とか全くわからない。。。困ったなぁと思って再度あれこれ確認すると、現在放送大学で必須19単位の内16単位、博物館での実習3単位を取って、学士の資格があれば試験はパスのようだ。

試験内容を見たら、博物館学とか、それって今習ってるもんなぁ。。。そういう大学で専門課程として取らない人が、学芸員の資格をとるための筆記試験だったようで、ちょっとホッとしたかな。

ちなみに、私は大学を交通事故で棒に振った関係で、今放送大学に単位算入はしてもらっているが、短期大学士としての要件しか満たさない(そもそも短大を卒業したわけじゃないので、称号すら与えられない)足らない分を取っていかねばならない。

それらを考えると、足らない分を年10単位ずつ取っても4年くらいかな。

他の資格取得や、博物館類似施設の事業計画なども含めて、だいたい4年で形にしたいかな。

5年後くらいには、資格取得の方も落ち着くかもしれないし、それに合わせて学芸員資格も申請できれば良いのかなと考えてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2013年03月07日 01時31分09秒 | 雑談