2013年10月28日(日)
芦之湯・・・精進池・・・お玉ヶ池・・・芦ノ湖・・・箱根神社
精進池・お玉ヶ池は車の中から何度も見ているのですが周辺を歩く事は一度もなかった場所です。そこで芦之湯から芦ノ湖に向かって歩く事にしたのですが、このコースどりの良さは軽いアップダウンはあるものの全体的には下り基調の道になるので体力的な負担の小さいウォーキングになるというところです。コースもよく整備されているのでのんびりと時間をかけて歩くことが出来ました。
町立箱根芦之湯フラワーセンター付近から国道1号線(芦ノ湖方面)をみたところ。前方100mほどの所に芦之湯バス停が見えます。
バス停傍の指導標 湯坂路ハイキングコース900m ⇔ 箱根の石仏群600m
指導標 右、東光庵跡200m
バス停の所から国道を横断しました。「史跡東光庵入口」へ
「湯の香 東光庵通り」
芦之湯郵便局前を通って
東光庵通り この道は正面「松坂屋本店」の看板の所で右に曲がりますが、その角のところに「箱根八里」の碑があり、東光庵入口(直進)もそこにあります。
「瀧廉太郎 箱根八里 作曲之碑」と楽譜と歌詞が記された立札
「箱根八里」は瀧廉太郎が結核を患い、ここ「きのくにや」旅館で療養生活を送っていた頃につくられたものだという。
東光庵入口 「東光庵熊野権現旧跡」の石柱が右手に立っています。
参道の奥に石段
東光庵(左) 熊野神社(右) 予想外の光景が現れたので少々驚かされました。とても雰囲気の良いところです。
江戸時代文化・文政の頃、芦之湯には多くの文人・墨客が湯治の傍ら熊野権現の境内に建てられた東光庵薬師堂に集まり、句会や茶会などの風流を楽しんだといわれる。 著名人として清水浜臣、賀茂真淵、蜀山人、山本北山、安藤広重・・・
東光庵内部
説明板によると、その後朽ち果てていた薬師堂は明治15年頃取り壊されたが、平成の時代に入って、当時の工法で復元されたそうです。
熊野神社(熊野権現社跡) 江戸時代、熊野権現は湯本、塔之沢、芦之湯などかつて箱根七湯と呼ばれた各温泉場に祀られていたそうです。
宝篋印塔 東光庵に集う湯治客によって寄進された石塔
大硯石及び大書卓石
四方山人(蜀山人)狂歌碑 「てる月の鏡をぬいて樽まくら 雪もこん々 花もさけ々」
庭内にはこのような句碑・歌碑の案内板があちこちに設置されていました。
釈迦、文殊、普賢及び十六羅漢石仏群
山神社 石祠三棟
芦之湯バス停に戻って来ました。次の目的地精進池へ
芦之湯バス停(芦ノ湖方面行き)傍に遊歩道入口があり
すぐに樹林の中に入ります。国道右側にも歩道はありますが、こちらの遊歩道がお薦めです。遊歩道は国道に沿うように設置されていました。
国道1号最高地点付近まではごく緩やかな登りになります。
とても快適な遊歩道です
右手に国道が見える切れ目が現れたので、国道1号線の最高地点付近かどうか確かめることにしました。
指導標 元箱根石仏石塔群200m ⇔ 芦之湯フラワーセンター400m・東光庵跡600m
国道に出てフラワーセンター方向を見ると見覚えのある看板が出ていました。「国道1号最高地点874m」
もとの遊歩道に戻るところですが、この道路は二子山の通信施設に向かうためのもので目の前にゲートがあります。精進池方面は向かって右へ
指導標 芦之湯フラワーセンター500m・東光庵跡700m ⇔ 精進池200m・駐車場500m・ガイダンス棟
五輪塔 俗称で左の二基が曽我兄弟の墓、右が虎御前の墓と呼ばれているが、三基とも安山岩製だそうです。説明板によれば、右の塔には永仁3年(1295)に地蔵講中により建立されたという銘文があるのでこの五輪塔が日本最古のものといわれる。また左の二基の水輪(中ほどの丸めの石)には仏像が浮彫で刻まれているが、これは極めて稀な例なのだそうです。平成8年に三基とも全面的な解体、補強、補修が施された。 国の重要文化財(建造物)に指定されている
精進池に向かう地下道のある所までやってきました。ここには二種類の案内板や休憩施設もありました。
写真入りで詳しい案内板が各所に出ているのでとても助かります。それでも東側の二十五菩薩を見落としてしまいましたが(苦笑)
国道下の地下道を通って精進池に向かいます。
磨崖仏 地下道を出るとすぐに西側の二十五菩薩(俗称)が現れます。
宝篋印塔 俗称 多田満仲(ただみつなか)の墓
*多田満仲は源満仲の異称 源経基の子で、満仲の子が源頼光です。そして頼光といえばあの坂田金時ですね。
指導標 応長地蔵・八百比丘尼の墓 ⇔ 多田満仲の墓
指導標 右、精進池西側遊歩道(閉鎖)
右手に精進池
磨崖仏 俗称 応長地蔵 国の重要文化財(彫刻)に指定されている
宝篋印塔残欠 俗称 八百比丘尼(はっぴゃくびくに・やおびくに)の墓
*八百比丘尼は伝説の人で、面白い伝説があるようです。
神奈川県 箱根精進池・お玉ヶ池周辺を歩く(2)へ
No.336
芦之湯・・・精進池・・・お玉ヶ池・・・芦ノ湖・・・箱根神社
精進池・お玉ヶ池は車の中から何度も見ているのですが周辺を歩く事は一度もなかった場所です。そこで芦之湯から芦ノ湖に向かって歩く事にしたのですが、このコースどりの良さは軽いアップダウンはあるものの全体的には下り基調の道になるので体力的な負担の小さいウォーキングになるというところです。コースもよく整備されているのでのんびりと時間をかけて歩くことが出来ました。
町立箱根芦之湯フラワーセンター付近から国道1号線(芦ノ湖方面)をみたところ。前方100mほどの所に芦之湯バス停が見えます。
バス停傍の指導標 湯坂路ハイキングコース900m ⇔ 箱根の石仏群600m
指導標 右、東光庵跡200m
バス停の所から国道を横断しました。「史跡東光庵入口」へ
「湯の香 東光庵通り」
芦之湯郵便局前を通って
東光庵通り この道は正面「松坂屋本店」の看板の所で右に曲がりますが、その角のところに「箱根八里」の碑があり、東光庵入口(直進)もそこにあります。
「瀧廉太郎 箱根八里 作曲之碑」と楽譜と歌詞が記された立札
「箱根八里」は瀧廉太郎が結核を患い、ここ「きのくにや」旅館で療養生活を送っていた頃につくられたものだという。
東光庵入口 「東光庵熊野権現旧跡」の石柱が右手に立っています。
参道の奥に石段
東光庵(左) 熊野神社(右) 予想外の光景が現れたので少々驚かされました。とても雰囲気の良いところです。
江戸時代文化・文政の頃、芦之湯には多くの文人・墨客が湯治の傍ら熊野権現の境内に建てられた東光庵薬師堂に集まり、句会や茶会などの風流を楽しんだといわれる。 著名人として清水浜臣、賀茂真淵、蜀山人、山本北山、安藤広重・・・
東光庵内部
説明板によると、その後朽ち果てていた薬師堂は明治15年頃取り壊されたが、平成の時代に入って、当時の工法で復元されたそうです。
熊野神社(熊野権現社跡) 江戸時代、熊野権現は湯本、塔之沢、芦之湯などかつて箱根七湯と呼ばれた各温泉場に祀られていたそうです。
宝篋印塔 東光庵に集う湯治客によって寄進された石塔
大硯石及び大書卓石
四方山人(蜀山人)狂歌碑 「てる月の鏡をぬいて樽まくら 雪もこん々 花もさけ々」
庭内にはこのような句碑・歌碑の案内板があちこちに設置されていました。
釈迦、文殊、普賢及び十六羅漢石仏群
山神社 石祠三棟
芦之湯バス停に戻って来ました。次の目的地精進池へ
芦之湯バス停(芦ノ湖方面行き)傍に遊歩道入口があり
すぐに樹林の中に入ります。国道右側にも歩道はありますが、こちらの遊歩道がお薦めです。遊歩道は国道に沿うように設置されていました。
国道1号最高地点付近まではごく緩やかな登りになります。
とても快適な遊歩道です
右手に国道が見える切れ目が現れたので、国道1号線の最高地点付近かどうか確かめることにしました。
指導標 元箱根石仏石塔群200m ⇔ 芦之湯フラワーセンター400m・東光庵跡600m
国道に出てフラワーセンター方向を見ると見覚えのある看板が出ていました。「国道1号最高地点874m」
もとの遊歩道に戻るところですが、この道路は二子山の通信施設に向かうためのもので目の前にゲートがあります。精進池方面は向かって右へ
指導標 芦之湯フラワーセンター500m・東光庵跡700m ⇔ 精進池200m・駐車場500m・ガイダンス棟
五輪塔 俗称で左の二基が曽我兄弟の墓、右が虎御前の墓と呼ばれているが、三基とも安山岩製だそうです。説明板によれば、右の塔には永仁3年(1295)に地蔵講中により建立されたという銘文があるのでこの五輪塔が日本最古のものといわれる。また左の二基の水輪(中ほどの丸めの石)には仏像が浮彫で刻まれているが、これは極めて稀な例なのだそうです。平成8年に三基とも全面的な解体、補強、補修が施された。 国の重要文化財(建造物)に指定されている
精進池に向かう地下道のある所までやってきました。ここには二種類の案内板や休憩施設もありました。
写真入りで詳しい案内板が各所に出ているのでとても助かります。それでも東側の二十五菩薩を見落としてしまいましたが(苦笑)
国道下の地下道を通って精進池に向かいます。
磨崖仏 地下道を出るとすぐに西側の二十五菩薩(俗称)が現れます。
宝篋印塔 俗称 多田満仲(ただみつなか)の墓
*多田満仲は源満仲の異称 源経基の子で、満仲の子が源頼光です。そして頼光といえばあの坂田金時ですね。
指導標 応長地蔵・八百比丘尼の墓 ⇔ 多田満仲の墓
指導標 右、精進池西側遊歩道(閉鎖)
右手に精進池
磨崖仏 俗称 応長地蔵 国の重要文化財(彫刻)に指定されている
宝篋印塔残欠 俗称 八百比丘尼(はっぴゃくびくに・やおびくに)の墓
*八百比丘尼は伝説の人で、面白い伝説があるようです。
神奈川県 箱根精進池・お玉ヶ池周辺を歩く(2)へ
No.336