2部
天安門事件の後の中国(副島隆彦の中国人物図鑑)より
江沢民は、1989年の天安門事件のあと、保守派長老たちの支持と、アメリカの後押しを受けて一気に成り上がり総書記となった。
1995年から恩人の小平の息子たちのビジネスを潰し始める。小平は江沢民に敗北した。
現在の指導者である胡錦濤と温家宝は、13年間も江沢民の下で忍従しながらじっと耐えた。
この江沢民を支えたのが曽慶紅だ。極悪人の楊尚昆を抱き込んで小平と対立させて、中に割って入る形で小平の力をそぎ、江沢民ひきずり降ろしをを失敗させた。
その結果、江沢民が1997年に勝利した。
1999年に発覚した福建省(台湾対岸にある省)の廈門(アモイ)での大規模な密輸事件(遠華事件) には、江沢民の息子の「太子党」(中国共産党の高級幹部の子弟たち)の頭目江綿恒 が関係し、さらに曽慶紅らもこの汚職に関わっていた。
習近平(国家副主席)は上海閥・太子党の若き頭目である。福建省長になって、アモイ密輸事件(遠華事件)の「摘発の拡大」を上から押しつぶす任務を立派に果たして、江沢民らに可愛がられている。
李克強ら中国共産主義青年団派(団派)は、北京大出の秀才エリートであり、天安門事件(1989年)の時の民主化運動の学生たちの友人であり、彼らと気脈を通じている者たちだ。
これが副島隆彦の「世界権力者 人物図鑑」中国編である。
天安門事件の後の中国(副島隆彦の中国人物図鑑)より
江沢民は、1989年の天安門事件のあと、保守派長老たちの支持と、アメリカの後押しを受けて一気に成り上がり総書記となった。
1995年から恩人の小平の息子たちのビジネスを潰し始める。小平は江沢民に敗北した。
現在の指導者である胡錦濤と温家宝は、13年間も江沢民の下で忍従しながらじっと耐えた。
この江沢民を支えたのが曽慶紅だ。極悪人の楊尚昆を抱き込んで小平と対立させて、中に割って入る形で小平の力をそぎ、江沢民ひきずり降ろしをを失敗させた。
その結果、江沢民が1997年に勝利した。
1999年に発覚した福建省(台湾対岸にある省)の廈門(アモイ)での大規模な密輸事件(遠華事件) には、江沢民の息子の「太子党」(中国共産党の高級幹部の子弟たち)の頭目江綿恒 が関係し、さらに曽慶紅らもこの汚職に関わっていた。
習近平(国家副主席)は上海閥・太子党の若き頭目である。福建省長になって、アモイ密輸事件(遠華事件)の「摘発の拡大」を上から押しつぶす任務を立派に果たして、江沢民らに可愛がられている。
李克強ら中国共産主義青年団派(団派)は、北京大出の秀才エリートであり、天安門事件(1989年)の時の民主化運動の学生たちの友人であり、彼らと気脈を通じている者たちだ。
これが副島隆彦の「世界権力者 人物図鑑」中国編である。