ジーン・ウールの不思議な旅

ジーン・ウールは不思議な女性です。姿を変えて過去にも未来にも現れます。
もしかしたら貴方の友人や奥様かも知れません。

セント オブ ウーマン 夢の香り 続き

2010-04-22 06:59:36 | 音楽・映画の話
続きです。

それからしばらくして、この セント オブ ウーマン 再放送されたのです。
やった!
それで再録画です。

見てみましょう。

全校生徒と父兄の前で、教職員と生徒からなる学校理事会員は壇上の後ろに控え、壇には裁判官のように木槌を叩く校長がいて、壇の横にはテーブルが、片端にはチャールズが、片端にはもう一人の目撃者ジョージとその父親が座っている。

校長が言う。
我が校の卒業生の2人はホワイトハウスの王になり、国務省、銀行関係・デパートの創始者、フットボールコーチ、インドでの救済活動など、諸先輩の活躍でこの国の指導者の育成校と言われている。  

この演説の最中に、フランクがキャデラックの運転手の誘導で現れ、チャールズの隣の席に着く。

校長は、何者だ・・とフランクを見つつ、この伝統ある学校で許し難い事件が起きた・・この2人の目撃者から犯人を、全校生徒及び父兄、学校理事会員の面前であげようという訳だ。

まずジョージだ。父親の何らかの重圧で「僕はコンタクトを外していたので・・多分ハリー・ジミー、トレントだったと思う。チャーリーの方が僕より見えたはず」
校長が「シモンズ君・・」
・・「言えません」
ではと、校長はジョージは白状したことを褒め、チャールズには退学を言い渡す。

ここでフランクが立つ。

「この学校のモットーを当ててみよう。
『告げ口をして自分の身を守れ、そうでないと火あぶりだぞ』
ある者は逃げだし、ある者は踏みとどまる。
彼は踏みとどまり、ジョージは親父の懐に隠れた。なのに君らは、ジョージを褒め、チャーリーを罰するのか」

    校長「終わりですか」

ここからだ。
卒業生のことはしらん。
ウイリアム・タクトか
ウイリアム・テルか
とにかく彼らの精神は死んでしまっている。
今は平気で友を裏切る、汚いイタチの巣と化した。
そういう連中を育てて世に送りだしたいのか。
それはこの学校の根本精神を踏みにじることだ。
何て奴らだ。
今日のこの猿芝居はなんだ!
この猿芝居で、私の隣の若者だけが、汚れのない魂を持ち続けている。
ここにいる誰かは、彼を買収しようと甘い話を持ちかけた。
彼は売らなかった。

   校長「やめろ」

君こそ止めたまえ!
君はとんでもない校長だ!
一発見舞いたいが、私は疲れ果てた盲人だ。5年前の私なら、火炎放射器でここを焼き払ってた!
俺を甘く見るな。
俺は多くを見てきた。昔は見える目があった。
ここの生徒より年若い少年たちが、腕をもぎ取られ、脚を吹き飛ばされた。
だが、誰よりも無惨だったのは、魂を潰された奴だ。
潰された魂に義足は付かない。
君らはこの優れた兵士をむざむざ故郷へ追い返すだけでなく、彼の魂を殺そうとしているのだ。
なぜか!
ベアード校の名を汚した生徒だから。
その名を汚しているのは他ならぬ君らだ。
ハリーにジミーにトレント聞いているか!
君らにも言う。  「くたばれ!」

  (座ってもらおう) ・・と校長

まだ先がある。 
あんたは言った。 
ここは、この国の指導者の育成校だと
根が腐っていて 何が育つのかね。
この学校の根は腐っている。
どんな指導者を育成しているのやら、まったく恐ろしい話だ。
私にはチャーリーの沈黙の正誤は判断できない。
だが彼は決して自分の損得のために、友達を売る人間ではない!
それが人間の高潔さだ。
それが勇気だ。
指導者が持つべき資質はそれだ。
私も何度か人生の岐路に立った。
どっちの道が正しい道かは判断できた。
いつも判断できた。
だがその道を行かなかった。
困難な道だったからだ。
チャーリーも岐路に直面した。
そして彼は正しい道を選んだ。
真の人間を形成する信念の道だ。
彼の旅を続けさせてやろう。
彼の未来は、君ら委員の手中にある。
価値ある未来だ。
保証する。
潰さず守ってやってくれ。
愛情をもって
いつかされを誇れる日が来る。   座るフランク

    拍手

受けたぞ   とフランク

私はこの演説が好きで、リピーターなのです。

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