ジーン・ウールの不思議な旅

ジーン・ウールは不思議な女性です。姿を変えて過去にも未来にも現れます。
もしかしたら貴方の友人や奥様かも知れません。

店主ご挨拶

ようこそお越し下さいました。 昨年(2010)、3ヶ月の雲水修行に行ってまいりました。 私は働き者で(自己申告)、精舎は朝は早く夜は遅く「朝瞑想」の時間は、気がつくといつも寝ておりましたが・・。 私の人生の1ページに、思いがけないご褒美を頂けたような日々を過ごさせて頂きました。・・ま、主婦でも決心ひとつで如何様な道も開けるんですね。 今も精舎に行くと「実家に帰った」ような気がします。 このブログ管理人は、最近物忘れ症候群中につき、おいで頂いた感謝を申し上げ、コメントを頂いても書いたり書かなかったり、付き合いが悪いことのご無礼をお許し下さいませ。

木村秋則さんの狸の話

2010-06-28 14:56:48 | 畑仕事
「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんって知ってる?
無農薬でリンゴを作っている、歯のない元気なおじいちゃん。

私も無農薬で畑を作っているので、気持ちの上では親戚な訳です。

「あなたの人生に 奇跡のリンゴ をつくる本」 昨日買ってきたんです。
そうしたら本の裏表紙にDVDが入っていまして、昼に見たんです。

木村さんが、農業を始めた頃トウモロコシを作っていたんですって。
でも収穫の頃になると、何者かがトウモロコシを持っていってしまう。泥棒さんがいるわけです。

それで罠を仕掛けたんです。トラバサミ・・痛そうです。
翌朝畑に行ってみると、子狸が罠にかかっていた。
近づくと子狸と木村さんの間に母狸がいて、木村さんを見ても逃げようとしなかった。
助けて下さいと言っているようだった。

憎っくき犯人ですから、懲らしめてやろうと棒を持っていた。
でも、木村さん逃がしてあげたんですね。
収穫のクズの歯欠けのトウモロコシが出たのを、狸の通り道のようなところに山にしておいておいた。
翌朝、山のクズトウモロコシは1本も残っていなかったそうです。
そして、毎年狸の通り道にクズトウモロコシを置いてあげていたそうです。
するとトウモロコシの被害は1本もなくなったそうです。

タヌキ会議が開かれたんじゃないか、なんて言っていました。

そういえば、私も同じ経験があるんですよ。

近所のお百姓さんの苗は、鳥にやられた・・なんて言うので、「へえぇ」と思った。
だって、鳥に種を食べられたことなんて1回もないんですよ。

昔、亡くなったおじいちゃんに鳩に豆を見せては駄目だ・・って言われた。
土をほじって、食べられちゃう・・つて言っていた。

でも、私はこの畑で一日過ごすことがあるでしょ。
するとね。耕耘機で土を耕すと、きれいな鳥が来て、耕した後を歩いているの。
土の中から虫やらミミズが顔を出しているからです。

その日は一日中その鳥と一緒だった。
最初は離れていたのに、最後は1mくらいの近くで彼も働いている。
鳥も働き者だと、そのとき思ったものです。
朝から夕方まで一緒だったから。


無理矢理木村さんと一緒だなんて言って申し訳ないけど、鳥たちの食べ物はたくさんあるし、猫も遊びに来るし、自然に優しい畑だから感謝されているに違いないなどと、思っているわけでして・・・