皆さんは副島種臣と大江卓をご存じですか?
私は副島氏については明治初めの外務大臣(当時は外務卿)ということだけで、その業績については、最近までほとんど知りませんでした。大江氏については名前すら知りませんでした。長年塾教師をやっていて、生徒達に幅広い教養を身につけるよう日々指導し、読書家を自認している私ですので恥ずかしい限りです。
太平洋戦争(本当は大東亜戦争と呼ぶべき)の敗戦以来、「戦前のこと」というだけで、それがどんなに素晴らしいこと・良いことであったとしても全否定されるという風潮の中で育ってきた昭和20~30年代生まれの世代は特にそうですが、日本の「現代史の偉人」についてほとんど知りません。無論学校でも教わっていません。
だから、日本という国と日本人の素晴らしさについて知らない人が多いです。知らないから日本と日本人を誇りに思わず、「保育園落ちた、日本死ね。」なんて酷い言い回しまで流行語大賞に選び、それを得々と発表するのです。
国民一人ひとりが日本国と日本人の素晴らしさを知り、それを誇りに思う社会とその逆の社会ではどちらの社会で素晴らしい人がたくさん育つでしょうか?もうおわかりですよね。子供達を立派な社会人(人間力ある社会人)にするために、
「日本と日本人は素晴らしいのだ、だから、みなさんもその素晴らしさを受け継ぎますます素晴らしい人となり、この国(社会)を素晴らしくしましょう。」と教えるべきなのです。
そして、素晴らしい日本、素晴らしい日本人について今たくさんの書籍が刊行されています。その中で親学として読んでおきたい本を紹介しますね。是非御一読下さい。本当に感動し、日本と日本人に対する認識がきっと深化しますよ。
感動の日本史 (日本が好きになる!) | |
服部 剛 | |
致知出版社 |
ところで、
「戦前の偉人」と聞いた瞬間、軍国主義日本・・・と思ってしまう方へ
当たり前ですが、戦前の日本の良いところも悪いところも受け継いで今の日本があるのです。同じ日本人が住んでいて、文化も脈々と何千年も続いており連続しているのです。(世界中さがしてもそういう国は少なく、かのアインシュタインも語っていましたが、世界からみれば日本は「奇蹟の国」なのです。易姓革命が続き過去と連続性のない大陸の国とは違うのです。)
だから、「戦前の日本は悪いだけの日本、戦後の日本はいい日本。」という戦前と戦後でまったく別の国で別の国民であるかのような言い方は不自然で、無理があります。だから、戦前日本を全否定して無視するのではなく、子供達には戦前の日本と日本人についても学ばせ、その素晴らしい点を受け継ぐよう指導すれば良いのです。
それが「歴史に学ぶ本物の教育」ではないでしょうか?