子育ての価値観
お子様には将来どういう人物になって欲しいですか?
「要領よく立ち回り、あまり努力をせずに、人を騙してでも自分が得をするようなずる賢い人」になって欲しいですか?
それとも「正直だけれど智恵がなく、周りのずる賢い人に利用され、悪い人から何度も騙され、それでも学ばない人」になって欲しいですか?
-どちらもNoですよね。
人は放っておいても成長する過程でさまざまな「悪いこと」、「みにくいこと」、「ひどいこと」を見たり聞いたりして知ってしまいます。その中で自分は染まらずにしっかり生きて行く-それが人生の価値観(尺度)だと思います。
そして、幼少期から小3くらいまでのあいだは、その人生における価値観を決する本当に大切な時期です。
その人の生き方(人生観)を決めてしまうようなこのかけがえない大切な時期にお子様には親としてできるだけの環境を用意してあげたいものです。
その選択肢の一つが幼稚園選びであり、小学校選びなのです。
例えば、「自分を支えてくれている周囲の人々に感謝する心をいつも持ってほしい。」とすればどうしたらいいでしょうか?
まずは、親自身がそれを実行し、自らお手本を示しながら教えるべきです。次に、お子様が通う幼稚園、塾、小学校は、そういうことを大切にする考えのところを選ぶべきでしょう。
あるいは「将来医師として活躍し、病で苦しんでいる人々を救うことで、世の中に役にたってほしい。」とすればどうしたらよいでしょうか?
いろいろな考え方があるのでこれだけが正しくてほかが間違いということもありませんが、
たとえば、こういう考え方もあります。
医師になるためには医学部進学が必須。国立大学の医学部はもちろん私立大学も医学部はかなりの難関。そうならば、10年に一人しか医学部進学者が出ない高校(中高)に入れるより、毎年多数医学部に合格している高校(中高)にいれるほうが確率的に正しい。(御三家の開成に入れたからといって全員が希望通り医学部に進学しているわけではありませんが合格する確率は高い。)
では、そういう高校(中高)に入れるにはどうしたら良いか?
やはり、まずは勉強を好きにさせ、そこに入学できるような学力を小1の頃から徐々につけていく。そして、良くも悪くも大きく影響を受ける小学生時代には、毎日長時間過ごす環境=小学校が大切。だから、私立小学校を選んだ。
このように私立小学校を選ばなくても、地元の公立小、公立中、公立高校から医学部進学も決して少なくありません。だから、私立に入れなければ医師になれない訳ではありません。<o:p></o:p>
ただ、最愛の我が子が日々過ごす環境を選べるのなら、親としては少しでも良い環境を準備してあげたい。ということでしょうか。