絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

「習慣の効用(魔法)」を上手くつかってみて下さい。(No.795)

2019年01月20日 20時01分49秒 | 受験・学校
「開成、桜蔭に合格するには幼少期からどういう子育てをしたらいいですか?」(No.785)の続編です。
2、良き習慣で集中力を育成し、強い心(信念)を育てましょう。

これについて詳しく説明しますね。
皆さん、お子さまの集中力はどうしたら育成できると思いますか?
集中力って生まれつき備わっているものですか?生まれつきのDNAの影響ももちろんあると思いますが、ほとんどがその後の人生で身につけたものであると思います。
お子さまの集中力をつけさせるためには「集中しなさい!」と叱っても全然効果がありません。集中力がないので集中できないのですから。

では、どうすれば良いのでしょうか?
集中力は一日で身につくものではありません。毎日の習慣の中で身につけるものです。
例えば、算数の問題ですぐに集中力が途切れてしまうお子さまの場合ですが、
まず15分間は集中して取り組むことを習慣にします。習慣まで高めるには2~3週間必要です。それが2~3週間で達成出来たなら、次の2~3週間では25分間は集中して取り組むことを習慣とします。さらに次の2~3週間では35分間として10分間ずつ何週間もかけて伸ばしていくのです。習慣づくとお子さまは1時間程度はへっちゃらになります。小学1~3年生なら45分~1時間集中できればOKです。小学4~6年生なら1時間~2時間は集中できるように習慣づけましょう。入試では制限時間が最大で2時間くらいになりますから。
このように一見大変そうなことこそ「習慣の効用(魔法)」をつかうのです。人は誰でもそれが相当大変なことであっても習慣にすると実行できるようになるものです。

集中力を身につける第2の方法は勉強での集中力であるならば、その勉強を好きにさせれば良いのです。人は誰でも自分の好きなことには集中できるものだからです。休日に好きな本を読んでいて、ふと気付いたら日が暮れていて周囲が真っ暗になっていた、ということもありますから。
 しかし、この方法にはお気づきのように欠点があります。例えば、算数を勉強するときに集中できないとします。そのお子さまは算数が嫌いなので集中できないのです。そういう状態で「算数を好きになれば集中できる。」と言われても・・・・・。堂々巡りです。

ですので、「習慣の効用(魔法)」を上手くつかってみて下さいね。(*^_^*)
 

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