MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

地味練シミュレータ「スイフト」登場!

2009-08-28 23:57:00 | 搭乗員日誌 TOS編
TOSより入電!

やはりと言うか、とうとうと言うか、結局買っちゃいました。
東京マルイ製IRCヘリコプター「スイフト」です。

最近は、コノ手の2重反転ローターヘリが、国内外のあらゆるオモチャメーカーから発売されていますが、ウチらのようなRCマニアの目からすれば、やっぱり「ヒロボー・XRB」がパイオニアですよね。 あ、でも昔「キーエンス・レボリューター」ってのがあったっけ。 コレを知ってるのはかなりの古参マニアでしょうね・・・。
私がRCヘリに手を染め始めた頃、ちょうど「XRBラマ」が全盛を極めていた頃でした。 部屋の中でもホバリング練習ができるというXRBは、ある意味あこがれのような商品で、本気で買おうと思ったことも一度や二度ではありませんでしたが、その頃はT-REX450を毎回のように墜落させておりましたので、その修理代でXRBどころではありませんでした。 なんたってヒロボー製ですからお値段が・・・ね。

この東京マルイ・スイフトは発売直後、とある模型店でデモ機がありましたので「試ホバ」させてもらいました。
まぁ、いちおうRCヘリは普通に飛ばせますので、ちょっとナメて鰍ゥったのが失敗・・・。 いや、難しいのなんの、普通のRCヘリと違い「スロットル」「エレベータ」「ラダー」の3Chで「エルロン」はなし。 しかも左レバーがスロットルで、右レバーがラダーとエレベータ。 つまりクルマ仕様です。 ハッキリ言って指とアタマがついていけません。 「思い切って1mぐらい上げた方がラクだよ」との店長のアドバイス通りにフワッと上げたものの、そのままパニクってハード墜落・・・。 やっちゃった・・・。 でも全然損傷なし! あぁ、よかった。
以前に別の模型店で、発売直後の「京商ロボホッパー」のデモ機をフライトさせてもらってハード墜落し、ロボホッパーの右大腿骨を複雑骨折させてしまったホロ苦い思ひ出があるもので・・・。

そして1週間ほどしたある日の飛行会の後、MASの用事で模型店へ付いて行った時、レジ前で衝動買いという結果となりました・・・。

最近はコノ手のオモチャRCでも2.4GHzの時代のようで、さすがに弱電関係は進歩のスピードが速いですね。 このスイフトは赤外線コントロールで、要はTVのリモコンのような方式ですので屋外の晴天時のフライトはまず無理でしょうね。
この機体ならではの特徴は、その「質感」ですね。 なんと唯一無二の「メタルフレーム」です! しかもデザインはT-REXを強く意識したモノ、つーか完全にパクリですね・・・。
モーターはメインローター用に2個。 2重反転ですので、上下それぞれの回転数を変化させることでラダー制御を行います。 あと、テールについているのがエレベータ制御用のモーターです。 なんとテールローターが上向きに取り付けられており、テールを持ち上げるように働くことでヘリ全体が前傾し前進する仕組みです。 逆に、テールを下に押さえるように働くとヘリが後傾し後退します。
こんな方式は初めて見ました。 過渡的なジャンルの製品って挑戦的なアイデアが多く見られて面白いですよね。 例えばクルマ好きとしては、これから十数年間の電気自動車(EV)の発展ぶりは非常に見モノだと思いますね。
マイクロRCの世界は「電動」しか選択肢がないわけで、このスイフトも当然リン牛レです。 バッテリは3.7V 130mAh。
充電はプロ?p電池からの「おすそ分け充電」のほか、パソコンのUSB端子からの充電に対応しています。 これは私がこの製品の購入を決めた大きなャCントです。 確かにインドア専用なら手軽なUSB電源を活用しない手はないですよね。 プロンd池の残量を気にする必要もありませんし。
充電時間は、カラの状態からだと45分とうたわれていますが、実際にはリモェカラになるまで飛行するのは不可能ですので、おおむね30分以内で完了します。

模型店での苦いファーストインプレッションでしたが、猛特訓の末に、なんとか部屋の中を空中散歩できるレベルになりました。 ハッキリ言って異様にムズいです。 例えるなら、理不尽なまでの難易度を誇った昔のファミコンゲームのような感じです。
むしろ普通のRCヘリの経験がないピュアな人のほうが上達が早そうです。 特にエルロンがない不便さときたら・・・。 横移動するには、機体を横に向けて前進か後退をするということです。 つまり定点で微動だにしないホバリングを続けるのは機構上不可能ということですね。
ラダーの制御も左右でクセがあり、バッテリの残量に応じてフィーリングが変わってきます。 あと、ホバリング状態ではエレベータが若干アップトリムで、後退ぎみになるようにセッティングされているようですが、これは考えようによっては前進中にスティックを離すとブレーキが鰍ゥるように作用することになるので、初心者には意外に都合がよろしいかと思います。

飛行可能時間は公称どおり約5分です。 現在まで30フライト程しましたが、最初の10~15フライトぐらいは全く制御できずに落としまくりました。 正直、普通のRCヘリを部屋の中でホバリングさせる方がよっぽどカンタンじゃないかと感じましたね。 まぁ、エアコン入れっぱなしが難易度を高めているのですが・・・。
しかし、壁に激突したり、フローリングの床にハタキ落とされたりしても壊れません! これは夢のようですね。 商品にはスペアのメインローターも付属されていますが、いらねぇんじゃね~の?っていうくらい頑丈です。 ヘッド部分も華奢な割には持ちこたえてくれます。

浮かなくなってきたら降ろして、即USBで再充電・・・。 リモノは厳しい使い方ですが耐久テストも兼ねてガンガン飛ばすのが最近の日課になっております。
こんな感じで3Dの練習も出来たらPCのシミュレータよりも有効だろうになぁ~。 マイクロヘリがもっと進化することを期待しましょう。


あとで色々調べてみると、ハイテックから発売されている「ナインイーグルス・ソロ」などは本格的な4ch制御で、バカ安定しつつも操縦性が相当イイらしい・・・。
なんか、この系統のマイクロヘリにハマっていきそうな予感がするなぁ~。 ヤバイヤバイ。