実家の改築をすることになっているので、19日も実家の片づけに行ってきた。
弟と母の持ち物を整理してきた。
弟は縁側に積んである段ボール箱と衣装ケース。
その中から、見慣れた母の普段着が出て来た。
あまり擦り切れそうなほど着たものは、母が気に入っていただろうけれども、ゴミ袋に投入。感情を込めてしまうと、何も捨てれなくなりそうだった。
父が退職直前にもらった給料の明細を書いた給料袋が出て来た。
母が父を大事に思っていた証拠だねと、弟と話し、それは母のために残すことにした。仏壇の前の机の中にしまった。
衣装ケースの中の物も、見慣れた物は母が後から「どこにやった」と聞かれるかもしれないと思い、残した。
私が整理した箪笥の中や、贈答品の箱の中からは、いろいろ出て来た。
一番私が感動したものは、私の高校時代の制服。
アイロンが当てられテカテカになった濃紺のジャケット。
母の愛が感じられた。こんなに大事にしまってくれていたんだと、泣けてきた。
ありがとう! ありがとう! と 言葉に出しながら、ごみ袋に入れてしまいました。
母の愛を捨ててしまうようで申し訳なかったけど、もう必要ないからと踏ん切りました。
贈答品の箱の中は、いろいろな生地や・端布など。
母が何か作ろうとしてとっていたたくさんの生地の端。
衣装ケースの中から、私が小学校の時に履いていた赤い毛糸で編んだズボン下。
身長が伸びるたびに、ひざ下から少しずつ糸を足して編んだもので、足したところは色が違っている。私にとっても懐かしい品物で、捨てられませんでした。
箪笥の中は下着類やタオル・ハンカチ。新しいものだけ残して、古いものは全て処分しました。
買ったのに忘れて、また同じような傾向の服を買ってしまっていた。でも、高いお金を出したんだろうなと考えると、それも捨てられず、そのままにしてしまった。
和装ダンスの中の着物や帯は、カビ臭くなってしまっていた。
弟が窓を開けようといっても開けさせなかったようだ。
部屋の天井ははすすが垂れ下がっているし・・・。
高価な帯を買ったと私に自慢げに見せていたのに・・・。
防虫剤を入れておけばこんなことにならなかったのに・・・。
着物もどうなっている事やら・・・。
見るのが怖くてやめてしまいました。
来週の日曜も片づけに行ってきます。
子育てが終わったら、人形でもするかも知れないと思って、とってあった布がたくさんあります。
お母さんが大切に保管してくださっていた制服とご対面できたことはよかったですね。
そして、それをgotoyanさんご自身の手で処分されたことも、いい区切りだったのではないでしょうか。
それにしても、大仕事ですね。
コメントありがとうございます。
夫とは違う認知症、今言ったことをすぐ忘れて、また聞く話すの繰り返しが苦痛に感じないように接するのは、大変です。まだ母への対応に慣れません。
悲しい思いをさせないように、判らないうちに処分してしまおうと苦戦しています。
人生の最後に母は自分の物を処分され、どんなに苦しいかと胸がつまります。