前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

48. 46.S病院から初の外出 の補足

2013-04-03 22:02:04 | 健康・病気・認知症

病院で  夫、外出願いを書きながら、年金が上がる発言
         自分の誕生日(64歳)で確かにもらえる年金額が倍になります。
         ただし、6月支給です。
         自宅に着いて、年金見せろと言われましたが、何を言われるか
         心配だったので、後でねと、話を逸らしたら、そのままでOKでした

病院から家までの間に >こんなジャンゴ(在郷=田舎)だったんだが?
                   S病院のあるところは
                   市外の牧場や動物のふれあい農園などがあり、
                   田んぼや畑に囲まれた本当に田舎です
               >ここの道路は知っている。ここの公園には
                 来たことがある。
                   その通り、小泉潟公園には、娘たちと小さい頃
                   何度も来ているし、2年前にはポン太を連れて
                   散歩にも着ていました。
               >今度この通りに花見に来ようね(私)→夫うなずく
                   自衛隊通り、護国神社の桜のトンネル
妹の墓で、どう行こうか悩んで、少しの間動けませんでした。

       その後は、ちゃんと妹の墓に真っ直ぐ行けました。
       本堂の障子で仕切られていたところを開けて覗きました。
       法事の準備をしてありました。
       (興味の有ることを、即、やってしまう)
末の妹の家で   お茶のこだわりを、どこでもしてしまう
            妹の家でお茶を飲めなかったら、コンビニに寄って
            500mlのペットボトルのお茶を買わされるところだった
            そうしたら、途中で飲むのを止めるのは至難の業
スーパーで  11時になるからと寿司コーナーに直行 即決
         並ぶレジもこっちが空いていると指示される
         その後、ウーロン茶を思い出し、初めてのスーパーを
         うろうろして、店員さんに声をかけて、ウーロン茶の
         あるところを聞きました。すばらしい!チョー普通!
         でも、やっばり
時間とお茶のこだわり有り
家での昼食  血糖値の測定 問題なく本人ができましたが、
             測定値の読み方、機械のボタンを余計に押したらしく
             最初268と出たのに、その後、170 とでた
             ( 後で病院の看護師さんに、一度ボタンを押すと
              前回の記憶されたものが出ると教えられた )

         インシュリン注射  私が夫と一緒に指示書を確認し、
            メモリを合わせた。以前は私に対する不信感が有り
            しつこく自分でやろうとし、メモリを間違って合わせていた。
         寿司 カロリーの低い、イカ・エビ、まぐろ、炙りサーモン、
              
がつがつと一気に食べました
             認知症の人の食べ方ですね。
         姑の漬けた かぶガッコ(漬物) 寿司の前に食べました。
            糖尿の人は、炭水化物の前に野菜や繊維質のものを
            食べるのは常識ですね。
         おひたし 青菜 地物で、ちりちりの野菜。

自宅の墓参り  墓に行く途中の雪の山を見て、「今年雪多かったんだな」
             そうだよ。よく気が付いたね。
             パチンコ屋の所もあったでしょ。
             気が付いてた?「うん」
            桶に水を汲んでもらう時、水道の元栓の開き方が
             わかりませんでした。
           
何を拝んだの?と聞くと、「生きている」と言う返事
             妹の位牌所でも同じことを言っていた。
           「歩けるだろう」と言う
日赤に行く時  どの道でいくかで夫と話をする
            この道を行くと、あそこの坂の下に出るよね? 「うん」
            ホントにわかっているかは疑問でした。
以前の勤め先  「中に入って見る」と言っていましたが、夫が勤めていた時
            にはなかった鉄のゲートがあり、しまっていました。仕方が
            ないので、柵の外周に沿って中を眺めました。入れなくて
            とても残念だったことでしょう。部外者は入れないと、もう
            そういう認識ができないのですね。それとも、部外者の
            意識があったから、辛くて、「帰る」と言ったのか?

ポン太の散歩で  散歩コースに紳士服の青山の前を通るのですが、 
              私が、去年は夫に「出て行け」とよく言われて、そこで
              ポン太と休憩して時間を潰してかえっていました。
              それで、夫に「出て行けって言ったの覚えている?」
             と聞いてみました。「覚えている」
                (え?覚えているの?と思ったので)
             「覚えているの?」 確かに「覚えている」と言ったのに、
               二度目は返事もしないで無視?
              
私の気持ちがわかった?
              それ以上は聞くのをやめて、話をそらしました。
             
「俺歩けるだろう」「歩けるだろう」を連発しながら歩く。
                去年は靴を履くのも、痛い、もの凄く痛くて履けないと
                大騒ぎで、歩こうとしなかったので、よほど自分が
                痛みを感じずに歩けるのが嬉しくて堪らないようでした。
                去年の足の痛みは、低ナトリウム血症の影響で、
                痛みを感じる神経が過敏になっていたのかも
                しれません。私が勝手にそう思っています。
           道を覚えていそうで、やっぱり一年近く散歩をしていないので
           記憶もあいまいになっていたようです。それに、取り壊された
           建物や新築された家など私でもこんなのあったかなと思う位
           の一年間の変化ですから、わからなくなっても当然なのです。
           帰り道がわからなくなりましたが、私の指示通り、私と
           ポン太を置いて、先に帰って行きました。
病院に帰る前  二階の自分の部屋で、
遺言探し
            自分で用意し、しまっていたのにどれかも気づかない。
            私は移動していない。目の前に白い袋に入ってある。
            
遺言は娘たちへのもので、現金です。これを12月に
            見つけた時は、私は泣きました。娘も泣いていました。
            まるで自分の病気を予期していたかのようでした。
          
ふとんに敷いてあるおしっこシートを持って帰ると
          言い張りました
。病院にまだあるから大丈夫と納得させ
          るのに、ちょっとかかりました。
お茶 家を出る直前 新しいペットボトルのお茶を半分も飲んでしまって
     いました。気が付いたのは、夫を病院に送って家に帰ってから
     で、正直がっかりしました。病院に教えようかと思いましたが、
     そこまで、厳しくして夫を追い込む必要ないと思い直しました。




次回の外出も決めてあります。 7日日曜日です。
    市長選挙と県議会議員の補欠選挙が同時にあります。
      果たして、自分の名前以外の名前を漢字で書けるのか?
      漢字でなくても、ひらがなで書こうとするか?
    散髪 サンキュウカットというお店に行くと決めています。
      病院の理容師さんは下手だと嫌がっているので、
      ちょうどいいタイミングでした。

どうなるやら、とにかく、夫が楽しく感じてもらえるように、
すごそうと思います。

H2543今日ポン太の朝の散歩から帰って来て
庭で見つけた ばっけ(ふきのとう) です。



     


        


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2 コメント

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gotoyanさん (Y)
2013-04-07 23:21:12
gotoyanさん
ふきのとうの写真、素晴らしい。
近隣で見かけられるのですか?

それにしても、外出はとても励みになるのですね。
お茶へのこだわりや、食事の食べ方、gotoyanさんを以前悩ませた会話を認識しているのかいないのか・・・・。

足の痛みから解放されて、靴を履いてあるける喜び。

どんなことでも、ご主人のその時の証として、書き残しておきたくなる気持ちがよくわかります。
こういうブログがあることで、一緒にいる者の気持ちが随分整理されますね。
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Yさん (gotoyan)
2013-04-08 02:41:05
Yさん
コメントありがとうございます。
夫の足の痛みのないのには本当に驚きです。
ブログも、私の心の整理と、夫との思い出の記録をとすでに
考えている所がある自分が恐ろしくもありますが、覚悟はして
置かなければと思うんで・・・。
いつ何時、姑や夫がいなくなるかと怖くなります。そんな現実が
来ないことを余り早く来ないことを願っていますが、もしかしたら
が、いつも頭に浮かびます。ほんとうに根暗な私です。
夫ではないけど、<一分一秒大事!>と言う気持ちで
記録して置きたいとおもいます。
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