前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

170.ホスピス見学

2015-08-26 22:19:20 | ふだんの生活

8月25日 私の年金請求手続き完了しました。

8月19日 ホスピス見学して来ました。

夫にも姑にも話していません。

私は地域の保健推進員と言うのを引き受けているのですが、その会の研修で、出かけたのです。

私の住む県に、ホスピス病院あるいはホスピス病棟のある病院はS病院一か所だけだそうです。

ホスピス病院には末期がん、エイズの方が入院対象

見学したS病院のホスピス病棟への入院は、末期がんの患者さんだけ

個人で申し込む方も稀にあるけれども
例えば、息子さんがこの病院の有る近所に勤務先があり、県外にいるお父さんが末期がんなので、転院させた
あるいは、一度退院したが、いよいよとなり再度入院した

ほとんどが、病院からの紹介で入院してこられるそうで、入院期間は50日~60日位との事でした。


どんな状態の人が入院するか
 ・自分の事は自分でできるが痛みが楽になるまで入院し、その後退院
 ・病状が進行し、看取りに至るまで継続的に入院
 ・レスパイトチア(介護者の休養のための一時入院)可

病名を知っている必要はあるか?
 ・がん告知はされていなくても良いが、ガンによる様々な辛さを楽にするための入院である事の理解は必要

入院するには
 1.ホスピス相談 → 担当・医療相談員・ホスピス外来予約
 2.ホスピス外来 → 担当 医師・看護師・医療相談員 (月~金 PM2~5)
 3.入院待機

外出・外泊  可

病院で行われるケアの内容
 ・痛さ・苦しさをやわらげる
  <その方らしさを大切にする>
    病気の説明
    治療の説明
    時間の過ごし方に関すること ← 傾聴ボランティア
    行事や趣味に関すること
    食事に関すること
    面会に関すること
    外出・外泊に関すること
 ・心のケア
    患者・家族の不安や悩みなど、気持ちを聞き受け止めながら支援する
 ・日常生活の支援
    食事・入浴・排泄・散歩・買い物など
    看護師・介護士だけでなく、訓練を受けたボランティアも患者さんの支援をしている
       ボランティア 180名(全国1位)
 ・家族ケア
    家族の悩み・不安・疲れ
34病床  全室個室(16床有料)

入院費用
  ①医療費
   70歳未満 3割負担
     高額療養費制度・限度額適用認定証も適応
     所得に応じて自己負担がかわるが
     おおよそ 31日~60日で 90,666円
   70歳以上 所得によって違うが
   70~74歳 2割負担 月額上限44,000円
   75歳以上  1割負担 月額上限44,000円

  ②食事 
    1食260円×3食×30日=23,400円
  ③その他 
    紙おむつ代、病衣、診断書等文書代 他
  ④室料差額の有る場合

面会は時間を問わず、いつでもOK
早朝・深夜でも、経鼻の方に話せば入れる

個室に室料のかからない所があるのは嬉しい
トイレ、洗面台、ミニ冷蔵庫、電話、カード挿入式のTV、ロッカー、二人掛け用ソファ

有料個室で
一日5,400円の一番広い個室は、とても眺めも良く、無料の個室にある設備の他に
お風呂、ミニキッチン、トイレ、ちょっとした畳敷きの小上がりがある

家族室あり(2室)
 宿泊の場合 3,240円(布団2組用意)
 日中のみ  1,620円
 キッチンが付いている
 冷蔵庫のついている部屋も有り
 個室には、付添い用のベットも入れられるが、本当に最後の時に家族が多く集まった時に利用している

付添い用簡易ベット  1日 216円


家族室を使わなくても、別に共用のキッチンと冷蔵庫があり、患者さんの好きな料理を作って一緒に食べたりしている

様々の特技を持ったボランティアさんがおり、私が見学に行った時は女性のボランティアの方が男性患者さんの将棋のお相手をしていました。
将棋の相手をしているのが女性のボランティア3なのにびっくりしました。

その他franzeさんのようにピアノやバイオリンの演奏を定期的にして下さる方もおられるようで、本当に至れり尽くせりだと思いました。

病院の目標
生命を脅かす患者と家族のQOL(生活の質・生命の質)を改善
身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな諸問題の早期かつ確実な診断早期治療によって、苦しみを予防し、苦しみから解放することを目標とする

スピリチュアル 
 → 心の奥底にある何故ガンになったのか?死んだらどうなるのか?はっきりとした答えのない問題

担当医師の
 生きる 楽しく生きる 自分らしく生きる

心に響きました