Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

秋の新宿御苑(3)

2009年11月17日 | 木のある風景
 セントラルパークのように
 (1)

 「セントラルパークのように」と書きましたが、実はセントラルパークなど私は行ったことはありません。
 ましてや、海外すら行ったことがない貧乏人のZEISSメにござりまする。
 写真で見た印象のままに撮ってみたら、「あれま!」という感じでした。 

 撮影地:東京都新宿区「新宿御苑」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS7D シグマ18-50mm F2.8 EX DC MACRO(共通)
 撮影データ:ISO100 f/8.0AE(SS1/50秒) -0.3EV 20㎜(32㎜相当・C-PLフィルター使用)
 撮影年月日:2009年11月15日(日)



 (2)

 ちょうどこのカットを撮影していたら、傍を通った親子が「セントラルパークに似ているね」と話していました。
 やっぱりそうか!と思った私ですが、それは多分、このナンチャッテ摩天楼・・・あ、いや、失礼!!
 NTTドコモ代々木ビルの恩恵にあずかるところが大きいのでしょう。

 撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/100秒) -1.3EV 38㎜(61㎜相当・C-PLフィルター使用)


 (3)

 今度は横位置にして「中の池」を多めに取り込んでみました。
 左右のバランスを考えると、これがベストの選択かな?と思いました。
 勿論、画面右半分が主役ですが、脇役の左端にある大木(欅かな?)も重要な役割を果たしていますね。

 撮影データ:ISO200 f/9.0AE(SS1/80秒) -1.0EV 24㎜(38㎜相当・C-PLフィルター使用)


 (4)

 フランス式整形庭園にあるプラタナスの並木道から眺めた光景です。
 遠くに見えるはNTTドコモ代々木ビルと西新宿の高層ビル群ですが、とても日本にある公園とは思えませんね。
 毎年のようにこの時期に訪れていますが、そのように思えてなりません。

 撮影データ:ISO100 f/10.0AE(SS1/50秒) -0.7EV 24㎜(38㎜相当・C-PLフィルター使用)


 (5)

 秋薔薇はほぼ終焉を告げていましたが、遠目に見ればまだまだ綺麗です。
 今年はまともに秋薔薇を撮影出来ませんでしたので、来年の初夏は是非とも撮影しておきたいですね。
 その前に、いろいろと撮りたいものがありますが、どうもまとまった休みとは私は縁がなさそうです(涙)

 撮影データ:ISO100 f/11.0AE(SS1/50秒) -1.0EV 33㎜(53㎜相当・C-PLフィルター使用)

秋の新宿御苑(2)

2009年11月16日 | 
 「十月桜」を愛でる
 (1)

 秋と春に開花する「十月桜」は「冬桜」の変種で、八重咲きの清楚な花に特徴があります。
 「冬桜」にも似てはいますが、「冬桜」の花弁は一重となっています。
 十月桜も含めて、秋から冬にかけて咲く桜のことを総称して「冬桜」と呼ぶこともあるようです。

 撮影地:東京都新宿区「新宿御苑・桜園地」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/320秒) -1.0EV 200㎜(320㎜相当)
 撮影年月日:2009年11月15日(日)



 (2)

 新宿御苑の千駄ヶ谷門近くにある桜園地に、この「十月桜」が咲いています。
 春に咲く花とは違って、花期が長いことがこの時期に咲く桜の特徴となっています。
 花数はさほど多くはなく、春に咲く桜とは趣が異なっていますね。

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM+エクステンダーEF1.4
 撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/640秒) -0.7EV 280㎜(448㎜相当)



 (3)

 望遠ズームを使って圧縮していますから、ちょっとごちゃごちゃとした印象は否めませんね。
 こんな時は、人間の目の素晴らしさを感じてしまいます。
 写真は隅から隅まで写し込みますが、人間の目は適度に省略して見ますからより綺麗に見えるのでしょう。

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 f7.1AE(SS1/60秒) -0.7EV 70㎜(112㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (4)

 縦位置にして手前の桜の木の葉っぱを画面上部に取り込んでみました。
 ただそれだけのことですが・・・

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/50秒) -0.7EV 89㎜(142㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (5)

 望遠ズームだけでは変化に乏しくなってしまうため、広角で撮影しました。
 露出は結構切り詰めていますが、こうでもしなければ花弁が飛んでしまいます。
 どうしても写真の許容度は狭いため、コントラストがつきすぎるのは仕方がないようで・・・

 撮影機材:キャノンEOS7D シグマ18-50mm F2.8 EX DC MACRO
 撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/100秒) -1.0EV 18㎜(29㎜相当・C-PLフィルター使用)

秋の新宿御苑(1)

2009年11月15日 | 
 菊花壇展  皇室ゆかりの伝統を受け継ぐ
 (1)

 秋晴れの穏やかな日となった今日(11/15)は新宿御苑へ行って来ました。
 前日の天気予報でお日様マークが全開となっていましたし、気になる被写体がありますから・・・
 そして、この「菊花壇展」が今日でお仕舞いとのことで、一度は見ておかねばという気持ちもありました。

 今までの私だったら、こういった展示モノにはあまり興味を示さなかったところです。
 でも、「喰わず嫌いはいけないな」と素直に反省をしたんですね。
 その途端に写欲が出てきたのですから、実に単純なものです(笑)

 朝9時過ぎに新宿御苑に着いて、気になっていた被写体をカメラに収めてから菊花壇展に向かいました。
 一通り見てから撮影したのがこのカットです。
 真正面から撮ったり、近くで広角レンズを使って撮るのも今ひとつピンときませんでした。

 撮影地:東京都新宿区「新宿御苑・菊花壇展会場」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f11.0AE(SS1/100秒) -0.3EV 138㎜(221㎜相当・C-PLフィルター使用)
 撮影年月日:2009年11月15日(日)



 (2)

 ↑の画像よりも少し手前右寄りから狙ったカットで、周囲の環境も取り込んでみました。
 横位置では散漫な印象になってしまうため、緊張感がある縦位置を迷うことなく選択しました。
 椛が紅葉していれば文句なしですが、都心の公園ではまだもう少し時間が必要です。

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f11.0AE(SS1/60秒) -0.3EV 106㎜(170㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (3)

 少し歩くと芝生の中に菊が綺麗に咲いている場所がありました。
 何しろ人が多く通る場所ですから、人物が入らないカットは都合2枚のみ・・・
 「まぁ、そうなるだろうな」と予測していましので、予め絞りは開放にして準備しておきました(笑)

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f4.0AE(SS1/800秒) 0.0EV 200㎜(320㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (4)

 これも3枚目と似たような撮影環境でしたが、何とか撮影することができました。
 近寄ったら結構菊花が傷んでいたため、引きの構図を選択しています。
 絞りの選択が中途半端だったかな?

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f5.6AE(SS1/320秒) -0.3EV 70㎜(112㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (5)

 「あぁ、無精しないで超広角ズームを持って来るべきだったな」とちょっぴり後悔・・・
 まぁ、全部入れればいいってものでもありませんが、全部入らないのもちょっと悔しいものです。
 それはともかく、一鉢(?)で700輪をも超える数の菊花には圧倒されました。

 撮影機材:キャノンEOS7D シグマ18-50mm F2.8 EX DC MACRO
 撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/40秒 f6.3) -0.7EV 18㎜(29㎜相当)



 

 日本に園芸品種の菊が渡来したのは、奈良時代末から平安時代はじめといわれています。
 その後、室町、江戸時代と発達をとげ、明治元年(1868)に菊が皇室の紋章に定められました。

 明治11年(1878)、宮内省は皇室を中心として菊を鑑賞する初めての『菊花拝観』を赤坂の仮皇居で催しました。
 展示用の菊は、当初は赤坂離宮内で栽培されていましたが、明治37年(1904)より新宿御苑でも菊の栽培が始まりました。
 そして昭和7年(1929)からは、鑑菊会も御苑で行われるようになりました。

 大正から昭和にかけては、鑑菊会の展示の規模、技術、デザインなどがもっとも充実した時期で、これによって新宿御苑はパレスガーデンとして、広く海外に知られるようになりました。

 「新宿御苑 菊花壇展」のパンフレットより引用

 とりあえず、一週間の限定でブログの更新を開始しました。
 一通りのアップが終わったら、また「冬眠」を始めてしまうと思います。 
 完全復活にはもう少し時間が必要となりそうですので、今しばらくお待ち下さい。