Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

秋の新宿御苑(1)

2009年11月15日 | 
 菊花壇展  皇室ゆかりの伝統を受け継ぐ
 (1)

 秋晴れの穏やかな日となった今日(11/15)は新宿御苑へ行って来ました。
 前日の天気予報でお日様マークが全開となっていましたし、気になる被写体がありますから・・・
 そして、この「菊花壇展」が今日でお仕舞いとのことで、一度は見ておかねばという気持ちもありました。

 今までの私だったら、こういった展示モノにはあまり興味を示さなかったところです。
 でも、「喰わず嫌いはいけないな」と素直に反省をしたんですね。
 その途端に写欲が出てきたのですから、実に単純なものです(笑)

 朝9時過ぎに新宿御苑に着いて、気になっていた被写体をカメラに収めてから菊花壇展に向かいました。
 一通り見てから撮影したのがこのカットです。
 真正面から撮ったり、近くで広角レンズを使って撮るのも今ひとつピンときませんでした。

 撮影地:東京都新宿区「新宿御苑・菊花壇展会場」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f11.0AE(SS1/100秒) -0.3EV 138㎜(221㎜相当・C-PLフィルター使用)
 撮影年月日:2009年11月15日(日)



 (2)

 ↑の画像よりも少し手前右寄りから狙ったカットで、周囲の環境も取り込んでみました。
 横位置では散漫な印象になってしまうため、緊張感がある縦位置を迷うことなく選択しました。
 椛が紅葉していれば文句なしですが、都心の公園ではまだもう少し時間が必要です。

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f11.0AE(SS1/60秒) -0.3EV 106㎜(170㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (3)

 少し歩くと芝生の中に菊が綺麗に咲いている場所がありました。
 何しろ人が多く通る場所ですから、人物が入らないカットは都合2枚のみ・・・
 「まぁ、そうなるだろうな」と予測していましので、予め絞りは開放にして準備しておきました(笑)

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f4.0AE(SS1/800秒) 0.0EV 200㎜(320㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (4)

 これも3枚目と似たような撮影環境でしたが、何とか撮影することができました。
 近寄ったら結構菊花が傷んでいたため、引きの構図を選択しています。
 絞りの選択が中途半端だったかな?

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f5.6AE(SS1/320秒) -0.3EV 70㎜(112㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (5)

 「あぁ、無精しないで超広角ズームを持って来るべきだったな」とちょっぴり後悔・・・
 まぁ、全部入れればいいってものでもありませんが、全部入らないのもちょっと悔しいものです。
 それはともかく、一鉢(?)で700輪をも超える数の菊花には圧倒されました。

 撮影機材:キャノンEOS7D シグマ18-50mm F2.8 EX DC MACRO
 撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/40秒 f6.3) -0.7EV 18㎜(29㎜相当)



 

 日本に園芸品種の菊が渡来したのは、奈良時代末から平安時代はじめといわれています。
 その後、室町、江戸時代と発達をとげ、明治元年(1868)に菊が皇室の紋章に定められました。

 明治11年(1878)、宮内省は皇室を中心として菊を鑑賞する初めての『菊花拝観』を赤坂の仮皇居で催しました。
 展示用の菊は、当初は赤坂離宮内で栽培されていましたが、明治37年(1904)より新宿御苑でも菊の栽培が始まりました。
 そして昭和7年(1929)からは、鑑菊会も御苑で行われるようになりました。

 大正から昭和にかけては、鑑菊会の展示の規模、技術、デザインなどがもっとも充実した時期で、これによって新宿御苑はパレスガーデンとして、広く海外に知られるようになりました。

 「新宿御苑 菊花壇展」のパンフレットより引用

 とりあえず、一週間の限定でブログの更新を開始しました。
 一通りのアップが終わったら、また「冬眠」を始めてしまうと思います。 
 完全復活にはもう少し時間が必要となりそうですので、今しばらくお待ち下さい。