Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

般若の滝

2008年07月21日 | 滝・渓流
優しく流れ落ちる

(1)


その滝は訪れる人もいない渓流の奥で優しく流れ落ちていました。
落差は15mほどで水量もさほどではありませんが、その佇まいが気に入ってしまいました。
撮影する上では変化をつけにくい滝ですが、そんなことはどうでもいいことだと思います。
一人静かに対峙できる滝というのは、そうそうは存在しませんから。

撮影地:群馬県みどり市「般若の滝」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D タムロンAF28-300㎜ f/3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACRO
撮影データ:ISO200 SS1秒AE(f/18.0) -0.7EV 28㎜(45㎜相当)
撮影年月日:2008年7月19日(土)



(2)


この滝は深い木立に覆われており、直射日光が差すようなことはないようです。
木漏れ日がまだら模様を描いて落ちる様を眺めるのもまた良いものです。
逆に、太陽光が届かないとメリハリに欠けますので、ちょうど良い感じで捉えることが出来たと思っています。

撮影機材:キャノンEOS40D EF-S10~22mm F/3.5~4.5 USM
撮影データ:ISO200 SS1秒AE(f/18.0) -0.7EV 21㎜(34㎜相当)



(3)


このように、滝の周辺は樹木が覆いかぶさるようにしています。
よく見れば楓を中心とした落葉広葉樹ですから、秋の紅葉シーズンも楽しみですね。
いくら紅葉シーズンでも、ここまで入ってくる人は皆無に近いことでしょう。

撮影機材:キャノンEOS40D EF-S10~22mm F/3.5~4.5 USM
撮影データ:ISO200 SS1秒AE(f/11.0) -0.3EV 10㎜(16㎜相当)



(4)


これが滝を正面から眺めたところで、気が遠くなるような歳月を経て岩盤が侵食された様子がわかります。
都合の良い岩が足元にないため、流れの中に三脚を立てて撮影したものです。
流れは激しくはないため、三脚に直接当たる水は優しくてぶれる心配はありませんでした。

撮影機材:キャノンEOS40D EF-S10~22mm F/3.5~4.5 USM
撮影データ:ISO200 SS1秒AE(f/18.0) 0.0EV 18㎜(29㎜相当)



(5)


結局は正面か、やや右側からしかポジション取りは出来ませんでした。
深い長靴があれば左側から狙うのも可能だと思います。
再訪する場合は、深い長靴は必需品ですね。

それと、この滝に近づくには流れを渡る必要があります。
勿論、機材をぬらしたりしないように、最新の注意を払って渡河しなくてはなりません。
苔がぬるぬると足元を滑らせるため、余計にそう思えてなりませんでした。

撮影機材:キャノンEOS40D EF-S10~22mm F/3.5~4.5 USM
撮影データ:ISO200 SS1秒AE(f/16.0) -0.3EV 22㎜(35㎜相当)