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Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

東武鉄道東向島駅にて

2008年04月03日 | 鉄道
『特急スペーシア通過!』
(1)


向島百花園の帰りに浅草行きの電車を東向島駅で待っていると、東武鉄道が誇る「スペーシア」がやって来ました。
駅の先には急カーブが待ち構えていますので、かなりスピードを落として通過していきます。
「しずしずと」といった表現がピッタリですね。

撮影地:東京都墨田区東向島四丁目「東武伊勢崎線東向島駅」(共通)
撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200(共通)
撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/320秒 f/4.0) -0.3EV 200㎜相当
撮影年月日:2008年3月22日(土)



(2)


駅を通過して右への急カーブに進入していくところです。
辛うじて全編成を入れることが出来ました。
一眼レフと違って、A200はシャッターのタイムラグが大きいので冷や冷やしました。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/400秒 f/4.5) -0.3EV 200㎜相当


(3)


さらに進んで、北千住行き下り普通電車とすれ違います。
う~ん、ピッタリと揃わなかったかぁ・・・orz

東向島駅は白鬚駅や玉ノ井駅と名乗っていましたが、1987年に現在の駅名に改称されました。
現在でも、駅名標の下に「旧玉ノ井」と表示されているのは興味深いですね。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/320秒 f/5.0) -0.3EV 200㎜相当


(4)


その普通電車はメタリックな感じの車体が印象的でした。
ワイド側で撮影しましたので全編成が収まりました。
こうやって鉄道写真を撮影すると心躍るものがあります。
何しろ私の写真の原点は鉄道写真ですから・・・

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/160秒 f/5.0) 0.0EV 28㎜相当

くりはら田園鉄道

2008年02月16日 | 鉄道
『在りし日の雄姿』
(1)


くりはら田園鉄道は好きな鉄道でした。
訪れたのは僅か二回にすぎませんが、単行運転で走る臙脂色の気動車がスタイリシュでした。

いずれも過去形を使っていますが、実は2007年3月31日をもって廃止されてしまったんです。
減少する利用者数に歯止めをかけることはできなかったことが大きな理由でしたが・・・
いずれも地方鉄道では直面している問題ですが、こればかりはどうしようもないのでしょうか?


(2)


この日のお天気は良かったものの、風が強くて地吹雪の様相を呈していました。
一度、この中に巻き込まれると、本当に呼吸をするのが苦しく感じられます。
車で行ったからいいようなものですが、そうでなかったら大変なことになりかねません。


(3)


終点の細倉マインパーク前駅を発車した気動車が、石越駅へ向けて走っている姿です。
架線柱がありますが、これは紛れもなく気動車(ディーゼルカー)です。
くりはら田園鉄道は、元々は栗原電鉄といった名前でした。
1995年4月1日にくりはら田園鉄道として再出発するに当たって、経費削減のために電化を廃止しました。
架線は撤去されましたが、架線柱は残されたままだったため、電車時代の面影がで残っています。


(4)



これがくりはら田園鉄道を走る列車を見た最後の瞬間でした。
この翌年の春には再訪するつもりでいましたが、私の勤務先が経営悪化に陥ってしまいました。
それが全ての計画を狂わせることになりましたが、転職先を見つけることに奔走している間に廃線となってしまいました。
残念なことですが仕方がありません。


(5)


それはさておき、この日の昼食は豪華版でいきました。
宮城県登米町(現、登米市)にある東海亭のうなぎです。
北上川の天然物ですから、味は絶品ですよ~♪

撮影機材:キャノンEOS20D EF70-200㎜F2.8L USMほか
撮影年月日:2005年12月26日

大井川鐵道(PART.6)

2008年01月23日 | 鉄道
『ノスタルジックな世界』
(1)


蒸気機関車が牽引する旧型客車の室内です。
何ともレトロな雰囲気が好きで、思わずこのまま金谷まで乗って行きたくなります。
しかし、紅葉シーズンは満席となっていて、滑り込む余地さえありません。
いつの日か乗り込んで、本当の意味でノスタルジックな世界に浸りたいものです。

撮影地:静岡県「大井川鐵道」千頭駅構内
撮影機材:キャノンEOS40D タムロンSP AF17-50mm F/2.8 XR Di Ⅱ(共通)
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/25秒 f/2.8) -0.3EV 17㎜(28㎜相当)
撮影年月日:2007年11月23日(金)



(2)


大井川鐵道には普通は入線しえない蒸気機関車の9600型です。
北海道や九州で数多くの仲間が活躍しました。
ボイラーが大きくて動輪が小さいといった、妙なアンバランスさが気に入っています。
北海道の夕張にある私鉄や炭鉱の専用線で熱中して撮影したことを思い出しました。

撮影データ:ISO400 プログラムAE(SS1/400秒 f/10.0) -1.0EV 17㎜(28㎜相当)


(3)


近鉄の旧特急ビスタカーの車両と並んだところです。
この大井川鐵道は、電車もレアなものが数多くあって、本当に動く鉄道博物館です。
この千頭駅はさしづめ鉄道博物館本館といったところでしょうか。

撮影データ:ISO400 プログラムAE(SS1/250秒 f/6.3) -1.7EV 40㎜(64㎜相当)

※今回は勝手ながらコメント欄を閉じさせていただきますね。

箱根登山鉄道Ⅱ

2008年01月17日 | 鉄道
『満員の客を乗せて』
(1)


箱根駅伝の選手が通過して暫くは、この登山電車は満員状態となってしまいます。
特に強羅行きの電車は長打の列となってしまいますが、箱根湯本行きの電車も相当の混雑振りです。
ならば、もう少し撮影してから帰るかという気になりました。

応援していた場所からひたすら階段を登って辿り着いた場所がここです。
踏み切りの傍にいいカーブがあり、さらにサイドからいい光が当たっていました。
選手が通過したときはどんよりとしていたのにね。

撮影地:神奈川県:箱根登山鉄道「小涌谷駅」付近(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200㎜ F/2.8L USM(共通)
撮影データ:ISO400 プログラムAE(SS1/200秒 f/4.0) 0.0EV 95㎜(152㎜相当)
撮影年月日:2008年1月2日(水)



(2)


目の前を通過していった電車は踏み切りを越えて小涌谷駅へと進入していきます。
ご覧のようにかなりきついカーブとなっています。
登山電車はゆっくりと走りますので、コンデジでも十分に追いかけることが出来ますよ。

撮影データ:ISO400 プログラムAE(SS1/160秒 f/4.5) 0.0EV 70㎜(112㎜相当)


(3)


やがて小涌谷駅に到着し、さらに数多くの乗客を乗せて強羅方面へと向かいます。
ここで箱根湯本駅行きの電車と交換となります。
どうやら最初に到着した箱根湯元駅行きの電車が先に出発するようです。

撮影データ:ISO400 プログラムAE(SS1/400秒 f/4.5) 0.0EV 165㎜(264㎜相当)


(4)


小涌谷駅を出発した電車はぐんぐんと近づいて来ます。
「あっ、ポイントが切り替わっていない!!」と気づいた方がいらっしゃいますでしょうか?

実はこのポイントはスプリング式となっていて、常にこのような状態となっています。
車輪の進む力で切り替わるわけで、電車が通過したら元の状態に戻るようになっています。
JRでもローカル線では時々見かけるポイントの様式となっています。

撮影データ:ISO400 プログラムAE(SS1/200秒 f/4.0) -0.3EV 200㎜(320㎜相当)


(5)


やはり旧型電車は絵になりますね。
でも、どうしてこの一両だけこのような塗色になっているんでしょう?
どなたかご存知の方がいらっしゃったらご教示いただけないでしょうか。

撮影データ:ISO400 プログラムAE(SS1/250秒 f/5.6) -0.3EV 70㎜(112㎜相当)

大井川鐵道(PART.5)

2008年01月12日 | 鉄道
『C10型蒸気機関車・・・千頭駅にて』
(1)


C10型蒸気機関車は私の憧れでした。
同じタンク式のC11やC12は、現役で運行されているのはこの目でしっかりと見ました。
このC10は製造台数も少なく、運行されていた路線も限られていました。
それが、今ではこの大井川鐵道で見ることが出来るのですから、本当に嬉しい限りです。

撮影地:静岡県「大井川鐵道」千頭駅構内
撮影機材:キャノンEOS40D タムロンSP AF17-50mm F/2.8 XR Di Ⅱ(共通)
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/200秒 f/7.1) -1.3EV 20㎜(32㎜相当)
撮影年月日:2007年11月23日(金)



(2)


C10型蒸気機関車は1930年に23両に製造されました。
1号機から5号機までが川崎車輛(現、川崎重工業)製で、6号機から23号機までが汽車製造製です。
これは8号機ですから汽車製造製ですね。

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/200秒 f/6.3) -1.0EV 50㎜(80㎜相当)


(3)


C10型のキャブ(運転席)を撮影したカットです。
大型の蒸気機関車では覗き込んで撮影することは困難ですが、小型機ですとそれが可能ですね。
いろいろな計器やレバー、ハンドルがあって、何が何やら私にはさっぱりです。
運転するにはそれなりの高い技量が要求されますね。

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/50秒 f/3.5) -1.0EV 17㎜(28㎜相当)


(4)


大井川鐵道ではこの8号機が1997年より運行されています。
もうかれこれ10年以上に亘っているわけですが、いつまでも動態保存していて欲しいものです。
この8号機以外のC10型蒸気機関車は、全て解体されて現存していないからです。
個人的には貴重な文化財だと思います。

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/125秒 f/5.6) -1.0EV 34㎜(54㎜相当)


(5)


真横から見たC10型はとても美しい形をしていますね。
C10型は都市近郊の旅客列車用として製造されましたが、軸重がやや大きいことが難点でした。
地方線区での使用に制限があったため、以後は軽量化されたC11型が製造されることになりました。
C11型は381両も製造され、それこそ日本各地を走り回るほど活躍した蒸気機関車でした。

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/100秒 f/5.0) -1.7EV 21㎜(34㎜相当)


(6)


金谷駅へ向けて出発する時間が迫ってきました。
とにかく大井川鐵道では旧型客車を牽引しているところに価値があります。
これが新型客車では興味が削がれてしまいます。

大井川鐵道・・・再訪するのは春になってからかな?

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/125秒 f/5.6) -2.0EV 22㎜(35㎜相当)

「お断り」
正しくはC10形と表記すべきかもしれませんが、私はC10型と認識していました。
文献を見てもC10形と表記されていましたが、確か以前は「型」となっていたと思うのですが・・・
ということで、ここでは「形」ではなく、「型」と表記しています。

箱根登山鉄道Ⅰ

2008年01月07日 | 鉄道
『スイッチバックがある駅~大平台駅』
(1)


今月2日に箱根駅伝の応援のために、箱根登山鉄道の大平台駅に降り立ちました。
選手が走って来るまでにはまだ2時間近くもあります。
そこで、このスイッチバックの駅で鉄道写真撮影を楽しんじゃいました。
折角、箱根登山鉄道に乗ったのですからね。

撮影地:神奈川県:箱根登山鉄道大平台駅(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200㎜ F/2.8L USM
撮影データ:ISO400 スポーツモードAE(SS1/1250秒 f/3.5) 0.0EV 165㎜(264㎜相当)
撮影年月日:2008年1月2日(水)



(2)


これが大平台駅構内です。
途中駅なのに線路はそれぞれが終着駅のように行き止まりとなっています。
スイッチバックの駅だからそうなっているわけです。

スイッチバックとは、鉄道では急勾配を登るためなどの目的で設けられる設備です。
つまり、その急勾配を緩和するために、本線上で列車の進行方向を逆転させる構造をとっています。
また、急勾配の途中に駅を設置する目的で、本線から平坦な場所へ線路を分岐させたものもあります。
このようにして列車の進行方向を逆転させた駅の代表格が大平台駅と言えるでしょう。

撮影機材:RICOH Caplio R4
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/97秒 f/4.6) -0.7EV 56㎜相当



(3)


トップ画像でも分かりますが、向かって左側の線路の奥から箱根湯本を出発した列車が真っ直ぐ入線してきます。
そして、運転士と車掌が前後入れ替わって、今度はポイントを右側に渡って強羅方面へ向かう右側の線路の奥へと進行していきます。
この箱根登山鉄道では、この大平台駅や駅間にある信号場を含めて3箇所もスイッチバックがあります。

撮影機材:RICOH Caplio R4
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/290秒 f/4.7) -0.3EV 67㎜相当



(4)


そのスイッチバックの要となるのがポイントです。
ポイントは普通の鉄道でも見かけますが、箱根登山鉄道では曲率が高いのが特徴です。
狭い敷地でも通過できるような設計になっており、列車の通過速度はかなり抑えられてしまいます。

撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200㎜ F/2.8L USM
撮影データ:ISO400 プログラムAE(SS1/640秒 f/5.6) -0.7EV 170㎜(272㎜相当)



(5)


箱根登山鉄道は新型車両が多くなりましたが、やはりこの旧型車両に魅力を感じます。
なぜか一両だけ塗色が違いますね。
この電車は箱根湯本駅から登ってきて、ここ大平台駅で向きを変えて強羅駅へと向かいます。

撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200㎜ F/2.8L USM
撮影データ:ISO400 プログラムAE(SS1/500秒 f/8.0) 0.0EV 70㎜(112㎜相当)



(6)


運転士と車掌が前後入れ替わった電車は、ポイントを渡って強羅方面へと出発します。
箱根登山鉄道は速度も決して速くはないので、ゆっくりと景色を楽しむことができます。
但し、お正月やアジサイが咲く頃、そして紅葉時期はかなりの混雑ぶりとなってしまいます。
狙い目はオフシーズンか・・・

撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200㎜ F/2.8L USM
撮影データ:ISO400 プログラムAE(SS1/500秒 f/7.1) 0.0EV 80㎜(128㎜相当)

タイムスリップ

2007年12月22日 | 鉄道
『ふと気がつくと・・・』
(1)


突然「ガタン」と電車が揺れて停車した。
どうやら私は仕事疲れでいつしか眠っていたらしい。
目を開けると様子がどうも変だ。

東京メトロ有楽町線に乗って帰宅途中であった筈だが・・・
車両は古いし、乗客はおろか人影すら見あたらない。
一体どうなっているんだ?


(2)


運転席に駆け寄ると、運転士の姿もなかった。
圧力計は0を指したまま微動だにしない。
これは一体・・・


(3)


電車から降りてみると「浅草-西新井」といった古い行き先表示板があった。
デハ5とはまた恐ろしく古い車両だ。
どうやら私はタイムスリップをしてしまったようである。


(4)


落ち着きを取り戻した私は、車両の前に回ってみることにした。
間違いなく「西新井」という駅の名を読み取ることが出来た。
しかし、一体いつの時代にタイムスリップをしてしまったのだろう?


(5)


ということで、もうお分かりですね?
ここは東向島駅に併設されている東武鉄道博物館なんですよ。
交通博物館なき後は、ここと地下鉄博物館くらいしか都内には存在しません。

実は、「向島百花園」へ翁草を撮影しに行っての帰りのことでした。
今年の春ですから、ずーっと掲載しないまま徒に時間だけが過ぎ去っていました。
早めにアップしようね?と思っていましたが・・・随分と遅くなってしまいました。

撮影地:東京都墨田区東向島「東武鉄道博物館」(共通)
撮影機材:キャノンEOS30D シグマAF50㎜ F/2.8DGマクロ(共通)
撮影データ:ISO500 f/2.8AE(SS1/6秒~1/50秒) 0.0EV~-1.3EV 50㎜(80㎜相当)
 ※個々の撮影データはお手数ですがExif情報をご覧下さい。
撮影年月日:2007年3月8日(共通)


『お知らせ』
 相変わらずアダルト系の大馬鹿野郎(下衆な輩ともいう)が関係ないコメを入れてきます。
 来て下さっている方も不愉快だと思いますので、コメントはトラックバック同様承認してからの
表示になります。
 下らない低俗なコメを入れる輩には、IPアドレスを突き止めた上で法的手段を講じます!

大井川鐵道(PART.4)

2007年12月08日 | 鉄道
『夕映えの列車』
(1)


大井川鐵道は蒸気機関車ばかりが注目を浴びがちです。
でも、旧型客車の後補機(後押し機関車のこと)を務める電気機関車もまた貴重な存在です。
これはE10型ですが、昭和24年12月に唯一大井川鐵道が新製した電気機関車です。
現在では主にSL急行の補機や回送、臨時列車、工事列車等に使用されています。

撮影地:静岡県「大井川鐵道」田野口駅~下泉駅
撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM
撮影データ:ISO400 f/7.1AE(SS1/320秒) -1.3EV 200㎜(320㎜相当)
撮影年月日:2007年11月23日(金)



(2)


これもE10型で、ちょっと見には客車を引っ張って左方向へ進んでいるようですね。
でも、一枚目で書きましたように後押し機関車なんです。
大井川鐵道は旧型客車がSL列車に使われていますので、一回で二度美味しい写真撮影が出来ます。
えっ、二兎を追うものは一兎をも得ず、だってかぁ?(笑)

撮影地:静岡県「大井川鐵道崎平駅~千頭駅
撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM
撮影データ:ISO320 SS1/200秒 f/7.1 200㎜(320㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2007年11月23日(金)



(3)


千頭駅構内で身体を休めているE10型です。
この後、30分ほどでC10型蒸気機関車が牽引するれSL列車の後補機を務めることになっています。
束の間の休息ですね。

撮影地:静岡県「大井川鐵道」千頭駅構内
撮影機材:キャノンEOS40D タムロンSP AF17-50mm F/2.8 XR Di Ⅱ
撮影データ:ISO200 f/5.6AE(SS1/125秒) -1.0EV 32㎜(52㎜相当)
撮影年月日:2007年11月23日(金)


(4)


これもE10型ですが、前面の乗務員扉に大きな社紋板が取付けられているのが見えます。
側面にもあるようですが、撮影時には全く気づきませんでした。
これはC11型蒸気機関車が牽引するSL列車の後補機を務めているところです。

撮影地:静岡県「大井川鐵道」田野口駅
撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM(共通)
撮影データ:ISO200 SS1/320秒 f/8.0 115㎜(184㎜相当)
撮影年月日:2007年11月24日(土)


(5)


いぶき500形電気機関車で、1956年(昭和31年)に日立製作所で大阪セメント伊吹工場専用線の貨車牽引用に製造されました。
名前の『いぶき』は同専用線の名の由来である伊吹山から取られたものです。

2000年(平成12年)2月22日に大井川鐵道でデビューし、形式はED501となしました。
その年の5月に中部国際空港埋立土砂輸送のため三岐鉄道に貸し出されました。
三岐鉄道時代にはヘッドライトの2灯式シールドビームへの変更され、工事完了後は大井川鐵道に復帰しました。

撮影地:静岡県「大井川鐵道」地名駅付近
撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM(共通)
撮影データ:ISO200 SS1/250秒 f/8.0 200㎜(320㎜相当)
撮影年月日:2007年11月24日(土)

大井川鐵道(PART.3)

2007年11月29日 | 鉄道
『川根路に汽笛が響く(Ⅱ)』
(1)


11月25日に公開しました「大井川鐵道(PART.1)」では、専ら引きの構図ばかりでした。
あそこまでやると鉄道写真と言うよりも、風景写真のカテゴリーに入ってしまいそうです。
そこで、今回は比較的アップ気味に撮影したものを公開することにします。

これは田野口駅のすぐ傍ですが、前日に登り勾配があることをしっかりと確認していました。
左側の白いガードレールが少々目障りですが、ここは煙もくもくシーンを優先します。
思った以上に迫力のあるシーンを撮影することが出来たと思っています♪

撮影地:静岡県「大井川鐵道」田野口駅付近
撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM(共通)
撮影データ:ISO200 SS1/320秒 f/8.0 200㎜(320㎜相当)
撮影年月日:2007年11月24日(土)


(2)


さらに蒸気機関車が近づいてきたシーンをぎりぎりまで我慢して撮影したものです。
ともすれば迫力に負けてしまい、かなり手前でシャッターを押してしまうことが多くなります。
はやる気持ちを抑えて、ここぞ!という場所でシャッターを押しています。

撮影地:静岡県「大井川鐵道」田野口駅付近
撮影データ:ISO200 SS1/320秒 f/8.0 70㎜(112㎜相当)
撮影年月日:2007年11月24日(土)


(3)


これは11月25日に公開しました「大井川鐵道(PART.1)」の2枚目の列車を望遠で捉えたものです。
比較すると同じ場所から写したとは思えない構図だと思います。
「二兎追うものは一兎をも得ず」ですが、ここは冷静に、かつ欲張った撮影をしています(笑)
だって、そうそう来ることが出来ない場所ですからね~。

撮影地:静岡県「大井川鐵道」抜里駅~川根温泉笹間渡駅
撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/320秒) 0.0EV 175㎜(280㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2007年11月24日(土)


(4)


これはタイから帰国したC56型蒸気機関車です。
デザインと色合いが日本の景色とマッチしませんが、まぁ、この程度の距離ならばさほど気になりません。
そのうちにオリジナルに戻してくれないかなぁ・・・

撮影地:静岡県「大井川鐵道」崎平駅~千頭駅
撮影データ:ISO200 SS1/320秒 f/7.1 108㎜(173㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2007年11月23日(金)


(5)


これが、この日の目玉のC10型蒸気機関車です。
一時間以上前に目をつけた場所に行きましたが、残念ながら先客がいました。
ベストポジションでススキと一緒に絡めたかったんですが、こればかりは仕方がないですね。
まぁ、セカンドベストということで・・・(涙)

因みに、地名駅は「ちめい」ではなく「じな」と読みます。
知らないとちょっと読めない字ですね。
それと、至る所で「やんばい」という看板を見ましたが、こちらは「ヤバイ」ではなく「按配」という意味だそうです。

撮影地:静岡県「大井川鐵道」地名駅付近
撮影データ:ISO200 SS1/250秒 f/8.0 100㎜(160㎜相当)
撮影年月日:2007年11月24日(土)

大井川鐵道(PART.2)

2007年11月27日 | 鉄道
『アプト式列車、紅葉の中を往く』
(1)


大井川鐵道を訪れたもう一つの目的が、このアプト式列車が走る井川線(南アルプスあぷとライン)でした。
本当は乗り込みたいところですが、何しろ一日五往復しか走っていません。
紅葉の見事な時期だけに、今回はぐっと堪えて撮影することに専念しました。

時系列的には順序は逆ですが、これがこの井川線でのラストカットになります。
山深い場所を走るだけに、午後2時近くで早くも日が翳りつつありました。
太陽に照らされた赤いアプト式の機関車と色づいた木々がとても印象的でした。

撮影地:静岡県「大井川鐵道井川線」長島ダム駅~アプトいちしろ駅(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM
撮影データ:ISO400 f/8.0AE(SS1/200秒) -0.7EV 200㎜(320㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2007年11月24日(土)


(2)


アプト式電気機関車を後部に連結した列車が、ようやく姿を現しました。
ここに着いた時はコンクリートアーチ全体に太陽の光が当たっていたんですけれどね~。
やはり初冬の太陽は角度が低く、すぐに山蔭に隠れようとしてしまいます。

撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM
撮影データ:ISO400 f/8.0AE(SS1/100秒) -0.3EV 70㎜(112㎜相当・C-PLフィルター使用)


(3)


2枚目は望遠ズームで狙っていますので、そのカットを撮影する前にコンデジでパチリ!
随分と山深いところを走っていることがお分かりいただけたことと思います。
あぁ、やっぱりこの列車に乗ってみたいなぁ・・・

撮影機材:RICOH Caplio R4
撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/270秒 f/4.8) -0.7EV 85㎜相当


(4)


かなり急な坂を登っていることがお分かりいただけることと思います。
最大勾配が90‰(パーミル)もあって、国内ではかつてアプト式が使われていた碓氷峠よりも遥かに急となっています。
この90‰(パーミル)という勾配ですが、1000mの距離に対して90mも登る割合の急坂となっています。

私が撮影した場所では、2枚目の場所からずーっと右側にある長島ダム駅までの大パノラマを楽しむことが出来ます。
山の木々もいいい色に染まり、一番いい時期に訪れることが出来て幸運でした。

撮影機材:キャノンEOS40D タムロンSP AF17-50mm F/2.8 XR Di Ⅱ
撮影データ:ISO320 f/8.0AE(SS1/80秒) -0.7EV 34㎜(56㎜相当・C-PLフィルター使用)


(5)


この井川線は基本的にはディーゼル機関車がトロッコのような客車を牽引しています。
ところが、先にも述べたようにこの区間はアプト式の路線となっています。
急坂ゆえに普通のレールと車両では車輪が空回りして進むことが出来ません。

そこで、レールとレールの間にもう一本「ラック」という歯形のレールが敷設されています。
ここを先頭のアプト式機関車(この区間だけ電化されています)についているピニオンギアが噛んで走行が出来るようになっています。
スイスの登山鉄道ではよく見られる方式ですが、日本国内ではこの井川線のアプトいちしろ駅と長島ダム駅の間の1.5kmしか存在はしていません。

撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200mm F/2.8L USM
撮影データ:ISO400 f/8.0AE(SS1/320秒) -0.7V 150㎜(240㎜相当・C-PLフィルター使用)


超多忙につき、コメントへのレスや巡回は滞りがちになると思います。
とりあえず更新だけで勘弁して下さいね