Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

秋の新宿御苑(2)

2009年11月16日 | 
 「十月桜」を愛でる
 (1)

 秋と春に開花する「十月桜」は「冬桜」の変種で、八重咲きの清楚な花に特徴があります。
 「冬桜」にも似てはいますが、「冬桜」の花弁は一重となっています。
 十月桜も含めて、秋から冬にかけて咲く桜のことを総称して「冬桜」と呼ぶこともあるようです。

 撮影地:東京都新宿区「新宿御苑・桜園地」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/320秒) -1.0EV 200㎜(320㎜相当)
 撮影年月日:2009年11月15日(日)



 (2)

 新宿御苑の千駄ヶ谷門近くにある桜園地に、この「十月桜」が咲いています。
 春に咲く花とは違って、花期が長いことがこの時期に咲く桜の特徴となっています。
 花数はさほど多くはなく、春に咲く桜とは趣が異なっていますね。

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM+エクステンダーEF1.4
 撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/640秒) -0.7EV 280㎜(448㎜相当)



 (3)

 望遠ズームを使って圧縮していますから、ちょっとごちゃごちゃとした印象は否めませんね。
 こんな時は、人間の目の素晴らしさを感じてしまいます。
 写真は隅から隅まで写し込みますが、人間の目は適度に省略して見ますからより綺麗に見えるのでしょう。

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 f7.1AE(SS1/60秒) -0.7EV 70㎜(112㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (4)

 縦位置にして手前の桜の木の葉っぱを画面上部に取り込んでみました。
 ただそれだけのことですが・・・

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/50秒) -0.7EV 89㎜(142㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (5)

 望遠ズームだけでは変化に乏しくなってしまうため、広角で撮影しました。
 露出は結構切り詰めていますが、こうでもしなければ花弁が飛んでしまいます。
 どうしても写真の許容度は狭いため、コントラストがつきすぎるのは仕方がないようで・・・

 撮影機材:キャノンEOS7D シグマ18-50mm F2.8 EX DC MACRO
 撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/100秒) -1.0EV 18㎜(29㎜相当・C-PLフィルター使用)

秋の新宿御苑(1)

2009年11月15日 | 
 菊花壇展  皇室ゆかりの伝統を受け継ぐ
 (1)

 秋晴れの穏やかな日となった今日(11/15)は新宿御苑へ行って来ました。
 前日の天気予報でお日様マークが全開となっていましたし、気になる被写体がありますから・・・
 そして、この「菊花壇展」が今日でお仕舞いとのことで、一度は見ておかねばという気持ちもありました。

 今までの私だったら、こういった展示モノにはあまり興味を示さなかったところです。
 でも、「喰わず嫌いはいけないな」と素直に反省をしたんですね。
 その途端に写欲が出てきたのですから、実に単純なものです(笑)

 朝9時過ぎに新宿御苑に着いて、気になっていた被写体をカメラに収めてから菊花壇展に向かいました。
 一通り見てから撮影したのがこのカットです。
 真正面から撮ったり、近くで広角レンズを使って撮るのも今ひとつピンときませんでした。

 撮影地:東京都新宿区「新宿御苑・菊花壇展会場」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f11.0AE(SS1/100秒) -0.3EV 138㎜(221㎜相当・C-PLフィルター使用)
 撮影年月日:2009年11月15日(日)



 (2)

 ↑の画像よりも少し手前右寄りから狙ったカットで、周囲の環境も取り込んでみました。
 横位置では散漫な印象になってしまうため、緊張感がある縦位置を迷うことなく選択しました。
 椛が紅葉していれば文句なしですが、都心の公園ではまだもう少し時間が必要です。

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f11.0AE(SS1/60秒) -0.3EV 106㎜(170㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (3)

 少し歩くと芝生の中に菊が綺麗に咲いている場所がありました。
 何しろ人が多く通る場所ですから、人物が入らないカットは都合2枚のみ・・・
 「まぁ、そうなるだろうな」と予測していましので、予め絞りは開放にして準備しておきました(笑)

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f4.0AE(SS1/800秒) 0.0EV 200㎜(320㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (4)

 これも3枚目と似たような撮影環境でしたが、何とか撮影することができました。
 近寄ったら結構菊花が傷んでいたため、引きの構図を選択しています。
 絞りの選択が中途半端だったかな?

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f5.6AE(SS1/320秒) -0.3EV 70㎜(112㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (5)

 「あぁ、無精しないで超広角ズームを持って来るべきだったな」とちょっぴり後悔・・・
 まぁ、全部入れればいいってものでもありませんが、全部入らないのもちょっと悔しいものです。
 それはともかく、一鉢(?)で700輪をも超える数の菊花には圧倒されました。

 撮影機材:キャノンEOS7D シグマ18-50mm F2.8 EX DC MACRO
 撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/40秒 f6.3) -0.7EV 18㎜(29㎜相当)



 

 日本に園芸品種の菊が渡来したのは、奈良時代末から平安時代はじめといわれています。
 その後、室町、江戸時代と発達をとげ、明治元年(1868)に菊が皇室の紋章に定められました。

 明治11年(1878)、宮内省は皇室を中心として菊を鑑賞する初めての『菊花拝観』を赤坂の仮皇居で催しました。
 展示用の菊は、当初は赤坂離宮内で栽培されていましたが、明治37年(1904)より新宿御苑でも菊の栽培が始まりました。
 そして昭和7年(1929)からは、鑑菊会も御苑で行われるようになりました。

 大正から昭和にかけては、鑑菊会の展示の規模、技術、デザインなどがもっとも充実した時期で、これによって新宿御苑はパレスガーデンとして、広く海外に知られるようになりました。

 「新宿御苑 菊花壇展」のパンフレットより引用

 とりあえず、一週間の限定でブログの更新を開始しました。
 一通りのアップが終わったら、また「冬眠」を始めてしまうと思います。 
 完全復活にはもう少し時間が必要となりそうですので、今しばらくお待ち下さい。
  

城峯公園の冬桜

2009年10月31日 | 
薄紅色の可憐な桜花(2008年11月)
 (1)

 明日から11月ですが、やはり気になるのはこの「冬桜」です。
 埼玉県ではここ城峯公園の「冬桜」が有名ですが、お隣の藤岡市(旧鬼石町)の「冬桜」も人気があります。
 今回お届けするのは、昨年11月に訪れました時に撮影した画像です。

 相変わらず忙しくしており、何とこの土日も仕事で潰されています。
 せっかくEOS7Dを買ったというのに、全くと言っていいほど撮影する時間がとれません。
 11月は気合いを入れて撮影したいと思っていますが、果たしてどうなるやら・・・

 撮影地:埼玉県児玉郡神川町「城峯公園」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS40D EF24~105mm f/4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/100秒) -0.3EV 40㎜(64㎜相当・C-PLフィルター使用)
 撮影年月日:2008年11月2日(日)



 (2)

 城峯公園は神山の中腹、標高約500mの高台にあります。
 公園には数百本もの「冬桜」が植えられており、10月中旬から12月上旬にかけて花が咲きます。
 この時期になると三部から五分咲きの状態で、薄紅色の可憐な八重の花を咲かせます。

 撮影機材:キャノンEOS40D EF24~105mm f/4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 プログラムAE(SS1/125秒 f/4.0) 0.0EV 105㎜(168㎜相当)



 (3)

 南東に向けて開けた場所があり、「冬桜」の若木が密生しています。
 この時はこの構図で撮りたいといった思いがあり、早朝に一番乗りを果たしました。
 ただ、あまり早く着いても駐車場のゲートが9時近くにならないと開かないんですよね(汗)

 右斜め奥から太陽の光が降り注ぎ、逆光とサイド光の中間となっています。
 この光は立体感と輝きを出すのにうってつけのものです。
 なお、C-PLフィルターを使用していますが、その輝きと立体感が失われないようにかなり抑え気味にしています。

 撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm f/2.8L USM
 撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/50秒) -0.3EV 73㎜(117㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (4)

 ↑の3枚目の中央やや右寄りの形のいい木を中心に縦位置で構成してみました。
 葉と「冬桜」の花の輝きに魅力を感じて撮影したカットです。
 一年経った今見ても、なかなか悪くはないなと思っています(嗚呼、自画自賛・・・笑)

 撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm f/2.8L USM
 撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/100秒) -0.3EV 200㎜(320㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (5)

 樹間を通して見る眺めもまたいいものです。
 地味ではありますが、結構気に入っているカットです。

 撮影機材:キャノンEOS40D EF24~105mm f/4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 f/8.0AE(SS1/50秒) -0.3EV 60㎜(96㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (6)

 このように桜と紅葉を絡めることが出来るのも今ならではのものですね。
 これが見たくて毎年通っているようなものです。
 勿論、冬桜の可憐な花を愛でることは言うまでもありませんが・・・

 撮影機材:キャノンEOS40D EF24~105mm f/4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 f/8.0AE(SS1/50秒) -0.3EV 60㎜(96㎜相当・C-PLフィルター使用)


 それにしても、昨年の記事を見返すと、何と今回と全く同じ画像が3枚も使われていました。
 1,000枚近く撮影したのに、何たる偶然なんでしょう。
 三脚に据え付けて何枚も何枚もシャッターを切ったのに・・・はて?

日曜日には薔薇を

2009年10月25日 | 
旧古河庭園にて('06年秋)
 (1)

 昨日の画像は今から5年前に撮影したもので、今回は3年前に撮影したものです。
 前回は比較的ストレートに撮ったものが多かったのですが、今回のは少しは考えて構図取りをしています。
 というのも、この日はかなり人が多くて、そうせざるを得なかったという事情もありましたが。

 これは「プリンセス オブ ウェールズ」で、1997年にイギリスで作出されたものです。
 比較的新しい品種ですから、これにかなり似通ったものがあるのでしょうね。
 上質のバニラアイスのような印象を感じながら撮影したものです。

 撮影地:東京都北区「旧古河庭園」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS30D キャノンEF70-200mm F2.8L USM+エクステンションチューブEF25
 撮影データ:ISO100 f2.8AE(SS1/3200秒) 0.0EV 120㎜(192㎜相当)
 撮影年月日:2006年10月28日



 (2)

 旧古河庭園は何度も訪れていますが、このような構図をとったのは初めてでした。
 肝心の薔薇園が人混みで自由にならなかったため、かなりのストレスが溜まっていたようです。
 そこで、洋館の辺りを歩いていて気がついた眺めがこれでした。
 「おっ、なかなかいーじゃん!」といったノリで撮ったような記憶があります。

 撮影機材:キャノンEOS30D キャノンEF70-200mm F2.8L USM
 撮影データ:ISO100 f2.8AE(SS1/1000秒) -0.3EV 200㎜(320㎜相当)



 (3)

 その近くにはこのような演出があって、結構この辺りの眺めが気に入ってしまいました。
 これを狙っていた人は皆無に等しかったですから、殆ど私が独占状態でした。
 まぁ、望遠で離れた場所から撮影していましたから、他の人の邪魔にはなっていなかったと思いますよ。

 撮影機材:キャノンEOS30D キャノンEF70-200mm F2.8L USM
 撮影データ:ISO100 f2.8AE(SS1/1600秒) 0.0EV 110㎜(176㎜相当)



 (4)

 次に閃いたのがこの構図です。
 「いいなぁ、いいなぁ」と心の中で呟きながら撮影していたと思います。
 欲を言えば、もう少し左から撮りたかったところですが、それは物理的に無理でした。

 撮影機材:キャノンEOS30D キャノンEF70-200mm F2.8L USM
 撮影データ:ISO100 f2.8AE(SS1/2000秒) -1.7EV 200㎜(320㎜相当)



 (5)

 これは「緑光」という品種で、1991年に京成バラ園芸が作出したものです。
 何とも上品な薔薇で、こういった花に恋をしてしまいそうですね。
 「緑光」に強い光が当たっていたため、前ボケを使って優しく表現してみました。

 撮影機材:キャノンEOS30D キャノンEF70-200mm F2.8L USM
 撮影データ:ISO100 f2.8AE(SS1/1250秒) 0.0EV 170㎜(272㎜相当)



 (6)

 これは「シャルル ドゥ ゴール」という品種で、1974年にフランスのメイアンで作出されたものです。
 サントリーが「青いバラ」を作出したと発表しましたが、本当の意味での青ではなかったと記憶しています。
 私の印象では、この薔薇の色にかなり近かったような・・・(記憶違いでしたらスンマソ!)

 撮影機材:キャノンEOS30D キャノンEF70-200mm F2.8L USM
 撮影データ:ISO100 f2.8AE(SS1/2500秒) 0.0EV 125㎜(200㎜相当)

秋薔薇の夢

2009年10月24日 | 
旧古河庭園にて('04年秋)
 (1)

 東京都北区にある旧古河庭園の洋風庭園は薔薇が綺麗に咲くことで有名です。
 これは「丹頂」という品種で、1986年に日本で作出されたものです。
 丹頂鶴の頭頂部の赤い色がその名のもとになったものだと思われますね。

 撮影地:東京都北区「旧古河庭園」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS20D キャノンSFEF135mm F2.8
 撮影データ:ISO100 f4.0AE(SS1/400秒) 0.0EV 135㎜(216㎜相当・ソフト目盛0)
 撮影年月日:2004年10月17日



 (2)

 洋館の南側にある洋風庭園は、イタリア式庭園とフランス式庭園の技法が併せて用いられています。
 また、秋薔薇が咲く頃(10月中旬~11月)は「バラフェスティバル」と題したイベントが開催されます。
 今日はこの旧古河庭園へ行く予定にしていましたが、朝からどんよりとした空模様のために取りやめにしました。

 撮影機材:キャノンEOS20D キャノンEF17-40mm F4.0L USM
 撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/320秒) 0.0EV 27㎜(43㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (3)

 ご覧のように洋館のあたりは人が途切れることはありません。
 通路が狭いのに我がもの顔で三脚を広げる輩が見受けられます。
 マナーの悪い輩のせいで、各地でいろいろと制限が加えられるようになったのは大変残念なことですね。

 撮影機材:キャノンEOS20D キャノンEF17-40mm F4.0L USM
 撮影データ:ISO200 f6.3AE(SS1/250秒) -0.3EV 17㎜(28㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (4)

 そんな浮世のこととは何の関係もないトンボ君はどんな夢を見ているのでしょうか。
 「いい世の中になって欲しい」と誰しもそう願っていることでしょう。
 住みやすく暖かみのある国が日本だった筈ですが・・・
 
 撮影機材:キャノンEOS20D キャノンSFEF135mm F2.8
 撮影データ:ISO200 f5.0AE(SS1/320秒) 0.0EV 135㎜(216㎜相当・ソフト目盛0)



 (5)

 これは有名な「ピース」で、1945年にフランスのメイアンで作出されたものです。
 薔薇はとにかく品種があまりにも多くて、名前が書かれた札でもない限りは識別が難しいですね。
 背景が暗く落ちている場所でしたので、ソフトフォーカスレンズで優しく描いてみました。

 撮影機材:キャノンEOS20D キャノンSFEF135mm F2.8
 撮影データ:ISO100 f2.8AE(SS1/5000秒) -0.7EV 135㎜(216㎜相当・ソフト目盛1)

秋の光が丘公園(1)

2009年10月10日 | 
秋はオレンジ色がよく似合う?
 (1)

 本当に久しぶりに光が丘公園を訪れました。
 我が家から自転車で10分ほどの距離なんですが、何だかんだで暫くご無沙汰となっていました。
 折角EOS7Dを手に入れたのですから、ここであれこれと撮影するのもいいかな?と・・・

 午前中はどんよりとした空模様でしたが、午後になって青空が広がってきました。
 まずは逆光に輝くキバナコスモスを撮影することにしました。
 群生しているものではなく、ちょこんと数輪咲いている風情がまた何とも・・・
 暗く落ちた背景と緑色のバランスを考えてこんな感じに仕上げてみました。

 撮影地:東京都練馬区「光が丘公園」(共通)
 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 f5.6AE(SS1/400秒) -1.0EV 200㎜(320㎜相当)
 撮影年月日:2009年10月10日(土)



 (2)

 今度は縦位置で花のバランスを見て構図を決めました。
 風が結構吹いていたので、茎が細くて長いコスモスを撮影するにはちと厳しい条件でした。
 あっちにフラフラ、こっちフラフラ・・・風が止んだ瞬間にレリーズしています。

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO100 f4.0AE(SS1/400秒) -1.0EV 200㎜(320㎜相当)



 (3)

 10月の花と言えば、この金木犀を外すことはできませんね。
 花が小さくて可愛らしいので、マクロレンズでぐぐっと寄ってみることにします。
 
 撮影機材:キャノンEOS7D シグマMACRO 50mm F2.8EX DG
 撮影データ:ISO200 f7.1AE(SS1/250秒) -1.0EV 50㎜(80㎜相当)



 (4)

 光が丘公園にある金木犀の木は半端じゃなく大きいんですよ。
 ここ以外にも見上げるばかりのものが何本もあって、この時期の楽しみの一つとなっています。
 ただ、前々日に通過した大型台風18号の影響で、かなり花が散ってしまったのが残念でした。

 撮影機材:キャノンEOS7D シグマ18-50mm F2.8 EX DC MACRO
 撮影データ:ISO200 f5.0AE(SS1/60秒) -1.7EV 18㎜(29㎜相当・C-PLフィルター使用)



 (5)

 やはり台風による強風のせいでしょうか、ハナミズキの赤い実がかなり落ちてしまっていたようです。
 葉の色づき具合は昨年よりも良くないように感じました。

 撮影機材:キャノンEOS7D キャノンEF70-200mm F4.0L IS USM
 撮影データ:ISO200 f5.6AE(SS1/250秒) -1.0EV 200㎜(320㎜相当)



 (6)

 で、このカットを撮る前にキャノンEF70-200mm F4.0L IS USMのAFに不具合があることに気付きました。
 普通に撮る分には問題がないようですが、上を向けると全く作動せず、MFでも合わせることはできません。
 多分、USMかなにかの異常だと思いますが、保証が切れないうちに修理に出さないと・・・

 これはシグマのズームで撮影したものですが、AFは正常に作動していたことからカメラに原因はありません。
 早く気付いてよかったと思います。
 もし、真上にある色づいた葉を狙わなかったら、ずーっと気付かなかったことでしょう。

 撮影機材:キャノンEOS7D シグマ18-50mm F2.8 EX DC MACRO
 撮影データ:ISO200 f5.6AE(SS1/125秒) -0.7EV 18㎜(29㎜相当・C-PLフィルター使用)

鹿沢高原に咲く秋の花

2009年09月23日 | 
鹿沢園地・野草園にて
(1)

二日目の宿に選んだ「休暇村・鹿沢高原(かざわこうげん)」は、全体が鹿沢園地となっています。
キャンプ地や林間の散策コース、そして今回ご紹介する野草園などがあって、バリエーションに富んでいます。

これはエゾリンドウですが、残念なことにまだ花が殆ど開いていませんでした。
北海道から本州近畿以北にかけて分布するリンドウ科リンドウ属の日本原産の多年草です。
山地の湿地帯に生え、ホソバエゾリンドウの変種と考えられています。


(2)

これは初めて見たシラヒゲソウ(白髭草)で、本州・四国・九州に分布するユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草です。
花びらの縁が糸状に裂けた独特の花を付け、その花びらを白い髭に見立てて名がつきました。
深い山の木陰や山地の沢沿いの湿った場所を好んで生育しますが、本当の湿地帯は苦手とのこと。


(3)

そのシラヒゲソウの花をアップで見てみましょう。
比較的朝の早い時間帯に撮影しましたから、夜露がまだ花にまとわりついています。
何だか「ミルククラウン」を連想してしまいました。


(4)

これもお初のアケボノソウで、北海道から九州、中国・ヒマラヤに分布するリンドウ科センブリ属の2年草です。
花の点を暁星にみたてて名がついたそうです。
アケボノソウは湿原の周辺草地や山間の小川のほとりなどの湿った場所に生育します。


(5)

まだ蕾が多かったのが残念でしたが、これが全て開くとさらに可憐に感じるのでしょうね。
撮影したのは9月13日と14日でしたが、きっと今は見ごろになっているのでしょう。


(6)

4枚目と全く同じ株を前日の13日に撮影したもので。
4枚目は早朝に撮影しましたから、夜露がついていて印象が全く異なりますね。
5枚目とこの6枚目は植物図鑑的な撮り方と言えるでしょうか?


(7)

気がつくとモンキチョウが止まっていました。
そういえば、今年は殆ど蝶の撮影をしていませんでした。
逃げられないようにそーっと近づいてパチリ!

※今回は撮影データの掲載は勘弁して下さいね。
 撮影年月日は2009年9月13日(日)&14日(月)です。
 カメラは今回お伴させたコニカミノルタ・ディマージュA200とRICOH Caplio GX100の2台です。

黒姫高原コスモス園のダリア

2009年09月21日 | 
世界のダリアが50品種咲く
(1)

「黒姫高原コスモス園」には色鮮やかなダリアも咲きます。
特に、入り口からすぐの場所で咲いていますので、真っ先に目に入ってきますね。
黒姫山を背景にこの色鮮やかな花たちをパチリ♪

撮影地:長野県上水内郡信濃町大字野尻「黒姫高原コスモス園」(共通)
撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO50 f8.0AE(SS1/60秒) -0.3EV 42㎜相当・C-PLフィルター使用
撮影年月日:2009年9月13日(日)



(2)

抜けるような青空と白い雲、そして白いダリアの花の対比が印象的でしたので・・・
こんな時はワイドでぐぐっと寄って、背景まで取り込むのがいいですね。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 f7.2AE(SS1/217秒) -0.3EV 24㎜相当・C-PLフィルター使用



(3)

空を印象的に取り込むには、やはり縦位置がいいようです。
どど~ん!といった感じでしょうか?

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 f7.2AE(SS1/189秒) -0.3EV 24㎜相当・C-PLフィルター使用



(4)

実は、ダリアはあまり撮らなかったんですよね~。
コスモス園ということもあって、やはりコスモスを外す訳にはきません。
前回はご紹介できなかった「レモンブライト」という品種を中心に撮影してみました。
残念だったのは花期が終わりに近づいていたせいでしょうか、密集しておらずに疎らに咲く感じでした。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 f9.1AE(SS1/64秒) -0.3EV 24㎜相当・C-PLフィルター使用



(5)

黒姫山を写したからには、やはりここは妙高山も外せませんね。
山容が独特なこの山は、北信五岳の中でも人気が高いようです。
コスモス園にはかなり人が入って来ましたので、姿勢を低くしてコスモスで隠してみました。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/100秒) -0.3EV 103㎜相当・C-PLフィルター使用

黒姫高原コスモス園

2009年09月15日 | 
ひとめ100万本のコスモスと・・・
(1)

12日(土)から2泊3日の旅程で家族旅行へ行ってきました。
行き先は信州でしたが、初日は雨降りでさんざんなお天気でした。
一夜明けたら、風は強かったものの抜けるような青空が広がって気持ちのいい一日となりました。

宿泊先のログハウスペンション・ホゥリーから向かった先は黒姫高原コスモス園です。
コスモスはちょうど満開で、北信五岳の一つである妙高山(標高2445.9m)を背景に選びました。
スキー場のゲレンデがコスモス畑となっているため、画面が傾いているように見えますが水平はとれています。

撮影地:長野県上水内郡信濃町大字野尻「黒姫高原コスモス園」(共通)
撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO50 f8.0AE(SS1/60秒) -0.3EV 31㎜相当・C-PLフィルター使用
撮影年月日:2009年9月13日(日)



(2)

黒姫高原コスモス園ですから、やはり黒姫山も背景に選んであげましょう。
黒姫山も北信五岳の一つに数えられ、標高は2053.4mあるコニーデ型の火山で台形状の秀麗な山です。
地元では信濃富士と呼ばれて親しまれています。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO80 f8.0AE(SS1/50秒) -0.3EV 31㎜相当・C-PLフィルター使用



(3)

コスモス畑となっているゲレンデを登っていって振り返ると、野尻湖が視界に入ってきます。
野尻湖は面積が4.56平方kmあり、長野県の湖としては諏訪湖に次いで2番目の大きさとなっています。
ナウマンゾウ化石が出土する湖としても知られており、湖畔にはナウマンゾウ博物館もあります。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/50秒) -0.3EV 200㎜相当・C-PLフィルター使用



(4)

ワイドでぐぐっと迫ってみましたが、何しろ風が強いためなかなか構図が決まりません。
望んだ位置に花がきても、コンデジのシャッターのタイムラグには泣かされます。
何枚か撮ってみて、「まぁ、こんなものかな?」というカットです。
やはりリアルタイムに撮影出来る一眼レフとはこんな場合に差が出ます。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 f9.1AE(SS1/270秒) -0.7EV 19㎜相当・ワイドコンバータDW-6使用



(5)

キバナコスモスが綺麗に咲いている一角に移動して撮影してみたものです。
一部に黄色いレモンブライトという品種が見えますが、こちらは花期が終わりを迎えつつあるようでした。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/50秒) -0.3EV 40㎜相当・C-PLフィルター使用



(6)

構図的にはトップ画像と被りますが、やはり妙高山と絡めるのが一番綺麗に思えました。
妙高山は複式火山であるためダイナミックな景観をしており、その姿は日本の山の中でも人気の高さを誇っています。
山麓の温泉も湯量が豊富で、また日本有数のスキー場があることでも有名です。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO100 f7.1AE(SS1/80秒) -0.3EV 50㎜相当・C-PLフィルター使用



(7)

まぁ、バランスとしては、やはり横位置に軍配が上がるでしょうか?
今回はコンデジでの撮影ですので、敢えて3:2ではなくて4:3のアスペクトレシオで撮影してみました。
一眼レフでは当たり前の3:2ではなく、4:3で撮るのも何だか新鮮な感じがしますね。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO100 f8.0AE(SS1/60秒) -0.3EV 50㎜相当・C-PLフィルター使用



(8)

雲の形が面白かったので、コスモスを手前にして右側に形のいい木を配してみました。
とにかく風が強かったせいか、雲がどんどんと形を変えていきます。
そんな雲の様子を眺めているのも楽しいものですね。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 f9.1AE(SS1/203秒) -0.3EV 19㎜相当・ワイドコンバータDW-6使用



(9)

黒姫高原コスモス園には50品種ものダリアが満開となっていました。
ダリアの周りは糸のようなものが張られており、ちょっと撮影には目ざわりかな?
でも、ロング(引き)の構図ではあまり気にならないため、こんな感じで撮影してみました。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 f7.2AE(SS1/203秒) -0.3EV 24㎜相当・C-PLフィルター使用

「月下美人」が咲いた夜

2009年09月10日 | 
花言葉は「儚い美、儚い恋、繊細、快楽、艶やかな美人」
(1)

月下美人が咲くのをこの目で見たのは初めてのことでした。
3年前の9月のある夜、咲くだろうと思って昼間に検討をつけておいた場所へと赴きました。
着いて一時間ほどで咲き始めましたが、その美しさに思わずシャッターを押す指を止めたほどでした。

撮影地:東京都練馬区「四季の香公園」(共通)
撮影機材:キャノンEOS30D EF70~200mm F2.8L USM(共通)
撮影データ:ISO250 f7.1AE(SS13.0秒) -1.3EV 200㎜(320㎜相当)
撮影年月日:2006年9月2日



(2)

着いて一時間ほどで蕾がこのように綻び始めました。
時間は午後8時頃で、これから満開になるのには暫く時間がかかりました。
既にこの時は相当藪蚊にあちこち喰われた後でした(涙)

撮影データ:ISO320 f5.0AE(SS5.0秒) -0.3EV 195㎜(312㎜相当)


(3)

繊細な花ですから、ストロボやビデオライト等は一切使用していません。
少し離れた場所に立っている水銀灯一灯によるライティングですが、意外なほど綺麗に光は回ってくれました。
花がこの状態になるまで、2枚目の時よりもさらに一時間も経過しています。

撮影データ:ISO250 f7.1AE(SS10.0秒) -1.0EV 150㎜(240㎜相当)


(4)

今度は縦位置で捉えてみました。
どうやらこの月下美人は横位置よりも縦位置でフレーミングした方が収まりがいいようです。

撮影データ:ISO250 f7.1AE(SS8.0秒) -1.3EV 200㎜(320㎜相当)


(5)

透過光で撮りたくて、月下美人の背後に回ってみました。
水銀灯は光源としてはあまり撮影には好まれませんが、私は意外な発見をした瞬間でした。

ホワイトバランスさえきちんと合わせることができれば、平均的に光が回ってくれて発色も悪くありません。
むしろ、透明感さえ感じられるではありませんか。
また、この日の夜は無風に近かったため、かなりの長秒時でも花が止まってくれていたのも幸いしました。

撮影データ:ISO250 f7.1AE(SS8.0秒) -1.3EV 200㎜(320㎜相当)

《お知らせ》
明日12日から3日間留守にします。
この間は更新、返レス、巡回が出来ませんので悪しからずご了解下さい。
出かける先?・・・それはヒ・ミ・ツ(笑)