ホームセンターに行くと、それなりの大型なら、ほとんど言って良いほど、『パッキン』というヤツが売っています。
水道器具コーナーとか、衛生金具とか、蛇口売り場、水栓金具とか、コーナーの言い方はそれぞれでしょうが、おおむね、お風呂の栓や、目皿、配管継ぎ手なんかと一緒の棚に並んでいたりします。
このパッキン、蛇口屋に来るような方ならすっかりご存じだと思いますが、蛇口の一部で、ゴム製で、主に可動部の要所要所に配置されていて、老朽化すると硬化して漏水の原因になったり、ハンドルを強く閉めないと水が止まらなかったりと、様々な問題の原因となります。
「ああ、家のお風呂の蛇口の止まりが悪いなあ・・・」
とか、
「洗濯機の蛇口、最近水漏れがしているのよ・・・」
とお嘆きの方々が、『パッキン交換の仕方(HPでもありますし、大型ホームセンターならHOW TOのチラシ無料で配布してます)』なんて情報を得て、実際にホームセンターで各種パッキンの金額(おおむね100円から300円くらいです)を目の当たりにして、「あら、安いわね」なんて思って自分でやってしまう人って増えているそうです。
確かに、水工店(水道屋さん、修理屋さんの総称です)頼めば、パッキン交換は最低でも3000円から5000円はかかってしまいます。
だから、自分でパッキンを買って、自分で取り替えて、「ああ、なんか得した気分」って、本当にそうなんでしょうかね?
お客さん? 水を止める場所ご存じですか?
脅かす訳ではありませんが、家によっては水を止める事によって他の器具に弊害(特に、築20年前後の鉄管で配管されている住宅の場合)が出る恐れもあるんですよ。
特に、高い水栓(ワンレバーやサーモ式)は管内部に定着していた錆が圧力が抜ける事によって薄利して、再び水を張った時に管内部から水栓へ定着しようとします。
思わぬ所で水の出ない場所が出たりしますよ。
何より工具持ってますか?
パッキン交換に必要な工具は、モンキーレンチ(サイズ250ぐらい)プライヤー(ウオーターポンププライヤーだとベスト、ペンチやラジオペンチでも代用可)ドライバー(+-)、出来ればあればいいのがワセリン。
全て無ければ、水工店さんを呼んで工事してもらった方が遙かに安上がりです。
ちなみにわざわざ買ったモンキーレンチがその後活躍する機会は一般家庭に置いてそうは無いと、もしかしたら一生に一度の晴れ舞台かもしれません。ちなみにお値段は、一流品で3000円以上、それ以外だと2000円前後です。
それに結構難しいんです。
大抵の蛇口は錆が出ないで水に強い砲金という、とりわけ柔らかい金属で出来ています。
その為、コマパッキンを固定するビスや、グランド(三角とも言う)の部分を取り替え、元に戻す時に螺子が噛んだ(雌ねじに雄ねじがキチンと入って行かない状態で締まって行く事を言います)りします。 そうなるとポタポタ漏れが、噴水に早変わりです。
結構そう言う手遅れになった蛇口達を見ています。
呼ばれて、修理している間、失敗したご主人を、奥さんがずーっと責め立てています。
奥さん、責めないで下さい。自分でパッキン交換をしようとした、すばらしい勇気です、(無謀とも言いますが・・・)。
結局、パッキンどころか蛇口を取り替えるくらいの費用はかかってしまいましたが、その勇気(無謀とも言いますが・・・)を称えようではありませんか。
結構パッキンって奥が深いですよ。
蛇口の開け閉めのコマパッキンなんて、長ければ何十年にも及ぶその人生の大半を締め付けられたまま、漸く解放された時は棄てられる時と言う働きづめの哀愁漂うパッキンですし、グランドパッキン(三角パッキンとも言う)に至っては、「まあ、開いている時は水圧低いし、止めている時はコマパッキンが頑張ってくれるし、僕はそこそこでいいや」と言った他力本願さが素敵ですし、自在栓パッキンは水圧なきゃ返って水が漏れる、まさに敵の力を逆に利用した巧なパッキンであって、たった10センチそこそこの空間の中にひしめき、目には見えないドラマが毎日水浸しで展開しているのです。
だから、本職の職人でも苦労するパッキン交換を自分でやって上手く行った人ってたまたま、運が良かっただけだったのかもしれませんよ。
いいや、本当に簡単だったよ、と言われるあなた!
もしやあなたこそ選ばれし本当の『蛇口屋』なのでは・・・?
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水道器具コーナーとか、衛生金具とか、蛇口売り場、水栓金具とか、コーナーの言い方はそれぞれでしょうが、おおむね、お風呂の栓や、目皿、配管継ぎ手なんかと一緒の棚に並んでいたりします。
このパッキン、蛇口屋に来るような方ならすっかりご存じだと思いますが、蛇口の一部で、ゴム製で、主に可動部の要所要所に配置されていて、老朽化すると硬化して漏水の原因になったり、ハンドルを強く閉めないと水が止まらなかったりと、様々な問題の原因となります。
「ああ、家のお風呂の蛇口の止まりが悪いなあ・・・」
とか、
「洗濯機の蛇口、最近水漏れがしているのよ・・・」
とお嘆きの方々が、『パッキン交換の仕方(HPでもありますし、大型ホームセンターならHOW TOのチラシ無料で配布してます)』なんて情報を得て、実際にホームセンターで各種パッキンの金額(おおむね100円から300円くらいです)を目の当たりにして、「あら、安いわね」なんて思って自分でやってしまう人って増えているそうです。
確かに、水工店(水道屋さん、修理屋さんの総称です)頼めば、パッキン交換は最低でも3000円から5000円はかかってしまいます。
だから、自分でパッキンを買って、自分で取り替えて、「ああ、なんか得した気分」って、本当にそうなんでしょうかね?
お客さん? 水を止める場所ご存じですか?
脅かす訳ではありませんが、家によっては水を止める事によって他の器具に弊害(特に、築20年前後の鉄管で配管されている住宅の場合)が出る恐れもあるんですよ。
特に、高い水栓(ワンレバーやサーモ式)は管内部に定着していた錆が圧力が抜ける事によって薄利して、再び水を張った時に管内部から水栓へ定着しようとします。
思わぬ所で水の出ない場所が出たりしますよ。
何より工具持ってますか?
パッキン交換に必要な工具は、モンキーレンチ(サイズ250ぐらい)プライヤー(ウオーターポンププライヤーだとベスト、ペンチやラジオペンチでも代用可)ドライバー(+-)、出来ればあればいいのがワセリン。
全て無ければ、水工店さんを呼んで工事してもらった方が遙かに安上がりです。
ちなみにわざわざ買ったモンキーレンチがその後活躍する機会は一般家庭に置いてそうは無いと、もしかしたら一生に一度の晴れ舞台かもしれません。ちなみにお値段は、一流品で3000円以上、それ以外だと2000円前後です。
それに結構難しいんです。
大抵の蛇口は錆が出ないで水に強い砲金という、とりわけ柔らかい金属で出来ています。
その為、コマパッキンを固定するビスや、グランド(三角とも言う)の部分を取り替え、元に戻す時に螺子が噛んだ(雌ねじに雄ねじがキチンと入って行かない状態で締まって行く事を言います)りします。 そうなるとポタポタ漏れが、噴水に早変わりです。
結構そう言う手遅れになった蛇口達を見ています。
呼ばれて、修理している間、失敗したご主人を、奥さんがずーっと責め立てています。
奥さん、責めないで下さい。自分でパッキン交換をしようとした、すばらしい勇気です、(無謀とも言いますが・・・)。
結局、パッキンどころか蛇口を取り替えるくらいの費用はかかってしまいましたが、その勇気(無謀とも言いますが・・・)を称えようではありませんか。
結構パッキンって奥が深いですよ。
蛇口の開け閉めのコマパッキンなんて、長ければ何十年にも及ぶその人生の大半を締め付けられたまま、漸く解放された時は棄てられる時と言う働きづめの哀愁漂うパッキンですし、グランドパッキン(三角パッキンとも言う)に至っては、「まあ、開いている時は水圧低いし、止めている時はコマパッキンが頑張ってくれるし、僕はそこそこでいいや」と言った他力本願さが素敵ですし、自在栓パッキンは水圧なきゃ返って水が漏れる、まさに敵の力を逆に利用した巧なパッキンであって、たった10センチそこそこの空間の中にひしめき、目には見えないドラマが毎日水浸しで展開しているのです。
だから、本職の職人でも苦労するパッキン交換を自分でやって上手く行った人ってたまたま、運が良かっただけだったのかもしれませんよ。
いいや、本当に簡単だったよ、と言われるあなた!
もしやあなたこそ選ばれし本当の『蛇口屋』なのでは・・・?

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