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中国の「臓器狩り」に日本人と厚労省も加担している!?リバティーweb

2019-03-26 08:06:01 | 中韓問題

中国の「臓器狩り」に日本人と厚労省も加担している!?

 

中国の「臓器狩り」に日本人と厚労省も加担している!?

 

 

《本記事のポイント》

  •  中国、移植臓器の大半は"囚人"から
  • 「臓器狩り」に対して日本ができるアクションプラン
  •  日本人の「移植渡航」で"囚人"が殺されている?

 

中国では、法輪功学習者やウイグル人、キリスト教徒からの臓器狩りが行われている。

 

臓器移植の件数は、年間6万件から10万件とされ、アメリカの約3倍。目を見張るのは数だけではない。待ち時間も非常に短い。アメリカでは通常、数カ月から数年かかるが、中国では数日から数週間で手に入れることができる。

 

 

中国、移植臓器の大半は"囚人"から

こうした大量かつ迅速な臓器入手について、中国政府は当初、「ドナーからの提供だ」と主張してきた。しかし現在は、「移植臓器の大半は囚人から来るものである」と認めている。

 

だが、殺人などの犯罪を犯した囚人だけではないだろう。法輪功学習者やウイグル人などの強制収容所における"囚人"も含めなければ、これだけ多くの臓器移植を行うのは不可能だ。つまり思想・信条の"罪"で自由を奪われた「良心の囚人」から、臓器は摘出されている可能性が極めて高い。

 

10年以上にわたるある調査では、臓器移植希望者と条件が合致する法輪功学習者やウイグル人をコンピューターで割り出した結果、中国がオンデマンドで(需要に応じて)殺し、臓器を摘出していることが判明してきている。

 

 

「臓器狩り」問題に取り組む人権弁護士が来日

国際人権弁護士

デービッド・マタス

プロフィール

カナダ生まれ。国連総会カナダ代表のメンバー、国際人権と民主発展センター長、カナダ憲法・国際法律条例主席などを歴任。2010年ノーベル平和賞候補、2017年ガンジー平和賞候補。

この問題について長年取り組んできた国際人権弁護士のデービッド・マタス氏がカナダから来日し23日、都内で講演を行った。

 

2006年、マタス氏のもとに「法輪功学習者が臓器摘出後、殺害され、遺体が焼却されたケースについて、信ぴょう性を調査してほしい」という依頼が舞い込んだことからすべてが始まった。

 

マタス氏はユダヤ人で、祖父をホロコーストで亡くしている。ユダヤ人として人権侵害と戦わなければならないと考えた。

 

マタス氏は、世界各国でこの問題を提起し、国際世論を形成しつづけている。

 

その一つが、昨年12月にイギリスで行った「民衆法廷」である。「民衆法廷」とは、NGOや市民などが、自主的に有識者を集めて構成する模擬法廷である。この法廷に、マタス氏も証言者として立った。

 

判事団は、アメリカの国際刑事法の専門家や、マレーシアやイランの人権弁護士などによって構成される。大量の証拠資料を読み、証言を聞いた上で、今年の春に裁定を下す予定だ。

 

だが今回は、異例の「中間裁定」が発表された。「判事は全会一致で、中国では『良心の囚人』からの臓器移植が長期にわたって行われ、相当数の被害者が存在すると、疑いの余地なく考えている」と発表している。これも国際世論づくりには大きな一歩となるだろう。

 

民衆法廷については以下のサイトで見ることができる。

https://chinatribunal.com

 

 

「臓器狩り」に対して日本ができるアクションプラン

では、中国で行われている「臓器狩り」に対して、日本は何をすべきか。

 

マタス氏は講演のなかで、行動計画(アクション・プラン)を提案。それはすでに他の国でも行われているもので、日本も国会議員がその気になれば、実現可能なものが多い。

 

ここではマタス氏の提案の一部を紹介する。

 

  • イスラエルや台湾では、臓器移植を受けるために海外に行く「移植渡航」を禁じる法律が制定されている。「良心の囚人」が殺害されるケースを防ぐためだ。日本には臓器売買やブローカーを罰する法律は存在するが、国内でしか適用されない。日本人が国外に渡って、知らないうちに"犯罪に加担する"ことがないよう、日本も同様の法律を制定するべきである。

 

  • アメリカや欧州議会、チェコの議会などでは「臓器狩り」についての決議が採択されている。アメリカの決議では、良心の囚人からの臓器摘出について懸念を表明するとともに、法輪功学習者やその他の良心の囚人を、すべて釈放することを要求している。このような決議を日本でも採択すべきである。

 

  • オーストラリアの議会では、臓器狩りについての詳しいレポートを下院外交委員会が作成し対策を提言している。日本も同様のレポートを作成、提言することが必要だ。

 

  • 人権弾圧をしている中国政府高官の資産凍結を行う「マグニツキー法」のような法律を日本でも制定をすべきである。

 

  • 移植渡航が行われた場合は、医療従事者が厚生労働省に対して報告の義務を設けることが必要である。それによって移植者の数を把握し、対策を打つことができるようになる。

 

 

日本人の「移植渡航」で"囚人"が殺される?

上記の中で特に重要なのは「移植渡航」だ。

 

生きている「良心の囚人」から肝臓、腎臓、心臓などが摘出されるという殺害が行われているにもかかわらず、そのような事態が日本人には知らされていないため、臓器移植を求める患者が中国に渡航している。患者は意図せず"殺人行為"に加担してしまっているのだ。

 

問題なのは厚生労働省が移植渡航に保険適用を認めていることだ。中国の国家ぐるみの犯罪行為に目を瞑り、国民の税金を使って移植渡航を推奨するのは、倫理違反であろう。

 

講演に登壇したSGMネットワーク代表の加瀬英明氏も、「国会に働きかけ、日本国民がどれだけ渡航しているのか調査させる。その上で渡航を禁ずる措置をとることを目標としている」と述べている。その上で、法輪功、ウイグルの人々への弾圧は、人種平等のために戦った日本人の誇りにかけて、許せない行為であると訴えた。

 

「臓器狩り」は、人間を「物」とみなす唯物論国家中国の本質を象徴するものだ。これに対し、信仰心のある国家の同盟を強化しようと、米国務省の信教の自由担当のサム・ブラウンバック大使が世界で講演。3月初旬の香港における講演でも、法輪功の人々が殺され臓器狩りの被害者になっているとして中国政府を非難している。

 

日本も、同胞たちが中国で人権侵害を受けているならば、決して沈黙してはならない。ましてや、移植渡航を保険適用によって加担すべきではない。渡航を禁ずる法律を早急に成立させるとともに、中国に良心の囚人を解放するよう要求すべきである。

(長華子)

 

【関連記事】

2018年1月27日本欄 中国で急増する臓器移植 その臓器は"無実の囚人"から摘出されている

https://the-liberty.com/article.php?item_id=14077

 

2018年4月号 世界の人権活動家たち Interview - 中国の臓器移植は「大量虐殺」で成り立つ

https://the-liberty.com/article.php?item_id=14142


硫黄島の戦いから74年 国民は、死でもって日本を守った英雄を忘れてしまったのかリバティーweb

2019-03-26 08:04:00 | 日本を守る

硫黄島の戦いから74年 国民は、死でもって日本を守った英雄を忘れてしまったのか

 

硫黄島の戦いから74年 国民は、死でもって日本を守った英雄を忘れてしまったのか

 
硫黄島の空撮。画像はWikipediaより。

 

《本記事のポイント》

  • 2万人余の日本兵が命を賭して戦った「硫黄島の戦い」から74年
  • 日本人が、日本を守ってくれた先人の存在を忘れてしまっている
  • 健全な愛国心に目覚め、世界の平和に責任を持つ誇り高き日本人となるべき

 

硫黄島(いおうとう)の戦いから、26日で74年が経ちます。

 

1945年の2月19日から3月26日に至るまで、1カ月以上にわたって続き、日米双方で約2万9千人の死者が出たとされる激戦です。今月23日には、20回目となる日米合同の戦没者慰霊追悼顕彰式が行われ、遺族や日本政府関係者、米海兵隊のロバート・ネラー総司令官、米国退役軍人らが出席しました。

 

硫黄島の戦いと言えば、クリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」を思い出す方もおられるでしょう。アメリカ側の視点を描いた「父親たちの星条旗」と対をなす形で、2006年に公開された映画です。「父親たちの星条旗」のメガホンをとったイーストウッド監督が、資料を調べる中で、どうしても日本側の視点で映画をつくりたくなったといいます。

 

硫黄島の戦いは、アメリカにとって「栄光」の象徴です。硫黄島で戦った米兵は「英雄」として扱われ、退役した海兵隊員同士の会話で「イオージマに行った」と答えると、その場の海兵隊員は飛び上がるように起立し、最敬礼するほどだと聞きます。

 

アメリカの栄光を示すためなら、アメリカ側から見た映画だけでよかったはず。しかし、日本の陸海軍の将兵もまた「英雄」であることに気がついたイーストウッド監督により、「硫黄島からの手紙」が誕生したのです。

 

 

日本人が忘れてしまった英霊

イーストウッド監督の「公平さ」には敬意の念を抱きます。ただ、本来であれば、日本人がすでに撮っておくべき作品だったはずです。「硫黄島からの手紙」がなければ、総指揮官を務めた栗林忠道(くりばやし・ただみち)中将や共に戦った将兵の存在は、多くの日本人から忘れられたままだったかもしれません。

 

硫黄島は、日米両軍にとって「要の島」でした。

 

当時、米軍は日本本土への空襲や上陸決戦を想定していました。硫黄島は、米軍の長距離爆撃機B29の基地があるマリアナ諸島と、日本本土のほぼ中間に位置し、長い滑走路を持つ飛行場が3つありました。アメリカ側としては、硫黄島を占領できれば、戦闘機の燃料補給や出撃のための重要な基地となります。

 

逆に硫黄島を奪われれば、日本の本土防衛は絶望的になりました。だからこそ、2万人余の日本兵が孤立無援でも、最後まで戦い抜いたのです。

 

戦略的に重要な島であるにもかかわらず、硫黄島は攻めやすく守りにくい地形でした。米軍は、圧倒的な戦力差もあり、「上陸作戦は5日で終わる」と高をくくっていました。ところが、日本軍は坑道を地下に張り巡らせ、36日間にわたって持久戦を繰り広げたのです。

 

日本軍の徹底抗戦ぶりは、作戦開始から3日目にして、米軍側に「史上最大の作戦」と呼ばれるノルマンディー作戦の死傷者を超える被害を出させるほどでした。そして、3月26日の未明、栗林中将は生き残った将兵約300人の先頭に立って最後の総攻撃を仕掛け、戦死を遂げました。

 

 

散っていった「無名の英雄」たち

先人が命を賭して戦ったのは、硫黄島だけではありません。

 

ビルマでの勇戦敢闘、神風特攻隊の雄雄しい戦いぶり、米軍に大きなダメージを与えて散華した義烈空挺隊(ぎれつくうていたい)。サイパン、フィリピン、沖縄などでも、陸海軍の将兵は激戦に身を捧げました。どのように戦い、全滅したか記録もない部隊が多く、私たちはそうした「無名の英雄たち」の犠牲の上に、今を生きているのです。

 

日本人が、日本を守ってくれた先人の存在を忘れ、むしろ外国人がその英雄ぶりを評価する現状を、悲しく思います。

 

戦場で命を散らした将兵を「犬死にだ」と評する人もいます。無駄な抵抗などせず、手を挙げて降伏すればよかったという理屈です。しかし、激戦の果てに降伏しても、「捕虜を取らない」という理由により、皆殺しにされる例などいくらでもありました。生き残った日本兵が少ないのは、そうした理由もあります。

 

 

健全な愛国心に目覚める

「民主主義的で自由なアメリカ軍と、ナチスと同類の残虐な日本軍」というイメージは、戦後につくられ、事実ではありません。

 

私たち日本人は、健全な愛国心に目覚めるべきでしょう。それは、他国を排撃して満足するような狭量な愛国主義ではありません。

 

冷静に過去の事実に向き合い、連合軍の占領下で押し付けられた「洗脳」を解き、真実を知ることが必要です。そうしてこそ、自国だけでなく、世界の平和にも責任を持つ、誇り高き日本人になれるはずです。

 

筆者プロフィール

飯田たけし

1959年、東京都品川区生まれ。東京都立大学経済学部卒。有限会社飯田商会・代表取締役。沖縄浦添市fm21「へんまもレイディオ」、ネット番組「名もなきサムライたち」などのコメンテーターとして出演。著作に『海軍特別救助隊』(元就出版社)など。

 

【関連記事】

2019年3月9日付本欄 東京大空襲から74年 なぜ日本人は、「原爆も空襲も当然の報い」と思うのか

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15504

 

2019年1月29日付本欄 辺野古反対、逆に戦争招く 今知りたい「日英同盟」の反省

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15365


参院選・東京選挙区 幸福実現党・七海ひろこ氏が出馬表明リバティーweb

2019-03-24 13:21:36 | 幸福実現党

参院選・東京選挙区 幸福実現党・七海ひろこ氏が出馬表明

 

 

一都市だけで、一国レベルのGDPを稼ぎ出す世界有数の大都市・東京。広大な平野に人口が集中しており、治安もよく、大企業の本社も集まっており、日本と世界の経済を牽引する潜在力が眠っている。

 

その大都市・東京、そして日本の活力を取り戻すべく、七海ひろこ・幸福実現党広報本部長が、今夏に行われる参院選に、幸福実現党の公認候補として東京選挙区から立候補することを表明した。

 

22日、東京都庁で記者会見を開いた七海氏は、以下の七つの政策を掲げている。

 

1.消費増税に反対し、5%に減税

消費税は年金生活者にもシングルマザーにも日々重くのしかかる。消費税の減税は最大の福祉であり、まずは消費税を5%に戻す。

 

2.軽減税率は導入しない

ライフスタイルやサービスを縛る軽減税率には反対する。

 

3.空を活用した未来型の街づくりを行う

容積率などの規制を緩和し、空中を利用できるようにして民間の活力を引き出す。広くて安い家に住める東京を目指す。

 

4.多様な立場の人が住みやすい環境をつくる

介護が必要な人や障害のある人、小さな子供を育てる女性など、多様な立場の人たちにとって住みやすい環境をつくる。

 

5.世界平和を守るネットワークをつくる

台湾との関係を強め、アメリカやロシア等と協力して、自由、民主、信仰を大切にする国家と手を結び、世界の平和を守る。

 

6.自分のお金は自分で守る

現在の年金制度は時代に合っていない。勤倹貯蓄、自助努力の精神、家族の絆によって豊かに生きていけるよう、金融教育や道徳教育を推進する。

 

7.憲法は時代に合わせる

「自分の国を自分で守る」ための9条の改正、「予算の無駄遣い」を防ぐ予算の単年度制の見直しなど、憲法改正を目指す。

 

七海氏は仕事や旅行で30カ国以上を訪れ、開発途上国の現状を知り、逆に日本の優れたところも多く見てきた。その中で、日本の使命は大きいと感じて、政治家を志したという。

 

日本を発展させることで、世界の紛争も解決したいという大きな志を持つ七海氏の情熱が、政界に革命を起こす力になることを期待したい。

 

【関連記事】

2018年11月30日付本欄 幸福実現党が内閣府に「消費税10%への増税中止を求める要望書」を提出

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15163

 

2019年3月20日付本欄 幸福実現党が内閣府に「台湾と国交回復を求める」要望書を提出

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15531

CPACで2時間演説!マスコミが報じないアメリカ経済絶好調の秘密~パシフィック・アライアンス総研所長・渡瀬裕哉×釈量子(未来対談vol.4)


イチローの過去世 - 新・過去世物語 人は生まれ変わるリバティーweb

2019-03-23 09:25:20 | エンタメ

イチローの過去世 - 新・過去世物語 人は生まれ変わる

 

イチローの過去世 - 新・過去世物語 人は生まれ変わる

 

 

米メジャーリーグのマリナーズに所属するイチロー選手が、21日、現役引退を表明した。

 

日米通算4256安打をはじめ、日米両国で前人未到の記録を次々と打ち立ててきたイチロー選手の姿は、多くのファンに感動を与えた。

 

イチロー選手のストイックなプレースタイルは、その魂の歴史からも来ているようだ。 

 

イチロー選手の過去世を明かした「新・過去世物語」を紹介する(2016年9月号記事再掲。年齢やチームは当時のもの)。

 

◆            ◆            ◆

 

「僕は野球の研究者でいたいというか。自分が今44歳で、アスリートとしてこの先どうなっていくのか、というのを見てみたい」――。

 

米メジャーリーグのシアトル・マリナーズで活躍するイチロー選手が現地時間3日(日本時間4日)、ベンチ入りメンバーを外れ、会長付特別補佐に就任することが発表された。引退ではないが、今後、チームに帯同しながら首脳陣や同僚のサポートを中心に行っていくという。

 

日米通算安打4000本超の大記録のみならず、求道者のような真摯なプレースタイルは世界中の野球ファンの心をつかんで離さない。

 

本欄では、本紙連載中の「新・過去世物語」より、記念すべき連載復活第一弾となったイチロー選手の過去世に迫った記事を紹介する。

 

◆            ◆            ◆

 

新・過去世物語 人は生まれ変わる

イチローの過去世

 

  • 日米通算8年連続首位打者
  • メジャーシーズン最多安打262本
  • メジャー10年連続200本安打
  • 日米通算4000本安打

 

 これらはすべて、一人の天才バッターが打ち立てた金字塔の数々だ。その名は、米メジャーリーグのマイアミ・マーリンズに所属する、イチロー(42歳)。

 バブル崩壊後の1992年、愛知工業大学名電高校を卒業したイチローは、当時、神戸を拠点にしていたオリックス・ブルーウェーブに入団。「振り子打法」という独特のフォームでヒットを量産し、日本のプロ野球界の歴史を次々と塗り替えた。

 2001年、日本人野手として初めて、野球の本場・メジャーリーグに挑戦。ホームランという"大技"が好まれるアメリカ文化に、シングルヒットという"小技"で挑み、アメリカ人を魅了した。今シーズンは、メジャー通算3000安打の大記録達成に迫っており、注目を集めている(7月19日時点)。

 そんなイチローの「求道心」の強さは、常人には理解が及ばないが、過去世にそのルーツを求めることができる。

 2013年夏に行われた大川隆法・幸福の科学総裁の霊査では、イチローの過去世は、戦国時代の剣豪・塚原卜伝(1489~1571年)であるとされている(注)。

 卜伝は、生涯戦歴212戦212勝の「無敗の剣豪」と言われ、多くの弟子を育てた「剣聖」とも呼ばれる(戦歴は諸説ある)。卜伝が生まれた茨城県鹿嶋市では、NHK大河ドラマの主人公に推す動きもある。

 卜伝の人生を振り返り、イチローの神髄に迫りたい。

(注)大川隆法著『天才打者イチロー4000本ヒットの秘密』幸福の科学出版。

 

 

バットは剣そのもの

 イチローをイチローたらしめているのは、あらゆることに対してこだわり抜くことだ。そのこだわりが最もよく表れているのが、バットである。

 イチローは、職人にオーダーした選りすぐりのバットを、ジュラルミンでできた金属ケースに入れて持ち運ぶ。湿気が多い時には、その中に除湿剤を入れて保管し、木製バットを湿気から守る。

 極めつけは、フォアボールで出塁する際、バットを地面に優しく置くこだわりぶり。まるで「自分の魂の一部」であるかのように大切に扱うのだ。

 こうした姿に、布製のバットケースが当たり前のメジャー選手は度肝を抜かれた。イチローが道具を大切にする姿勢は、他の選手たちに"野球人としての作法"を伝道しているかのようだ。

 バットに特別なこだわりを見せる理由を、塚原卜伝の「刀」に求めれば納得がいく。

 卜伝の刀は、当時の一般的なものよりも長く、1メートル近くあったと言われている。

 剣豪にとって、「刀は武士の魂」。もし錆びてしまえば、それは武士の恥となる。刀に新しい油を塗り直す手入れを怠ってはならないのだ。

 イチローが打席に立つ時、バットを真っすぐに立て、ピッチャーを見据える。イチローの代名詞であるこのフォームは、集中力を極限にまで高める"自己流の礼法"だ。

 それは卜伝のような剣豪が、対峙する相手を一瞬で捉えるかのように、刀を構える姿と重なる。イチローにとって、バットは「真剣そのもの」なのだ。

 

 

究極を追い求める貪欲さ

鹿嶋市にある塚原卜伝の墓。きれいに清掃されており、地元から愛されていることが分かる。

 イチローと言えば、「練習の虫」として知られる。

 小学3年生の時から、1年365日のうち、360日を練習に費やした。中学では、朝7時から早朝練習をし、寮生活だった高校の時には、自由時間を素振りやランニングに当てた。プロになるための練習を積み重ねた。

 その後、ドラフト4位ながらも、プロ入りしたイチローは、日本の野球界で大活躍を見せ、アメリカに渡った。

 異国生活は、今年で16年目を迎え、42歳という年齢は選手の中で高齢に位置する。野球選手の平均引退年齢は29歳だが、本人は、50歳まで現役を続けると強気だ。

 それだけではない。専門家が驚くのは、高齢であるのに、イチローの筋肉が、餅のように柔らかいことだという。

 この肉体を作り上げているのは、徹底した自己管理。食べる時間や試合に向かう時間もすべて決め、誰よりも早く球場入りすると、入念なストレッチを行う。計算された体の管理が、選手寿命を伸ばしている。これらは、すべてベストパフォーマンスを発揮するためだ。

 こうした姿に、多くの人は「なぜそこまで野球を究めようとするのか」と不思議に思うかもしれない。

 実はこうした姿も、剣の道を貪欲に求めた卜伝とオーバーラップ(二重写し)する。

 卜伝は幼少期より、剣術の名人から奥義をみっちりと教え込まれた。毎日が鍛錬の日々だった。16歳になると、恩師から実力を認められ、武者修行として諸国を巡る廻国修行に出る。

 だが、卜伝は一度の修行では満足せず、周囲の反対を押し切って、生涯三度の旅に出る。この異国生活は約30年もの長きにわたり、3回目の旅はなんと68歳の時だった。平均寿命が40歳にも満たなかった戦国時代を考えれば、異例の長寿。しかも高齢でありながら、体の衰えを感じさせなかったという。これほど剣の道を究めようとした人物は他にいただろうか。

 その修行の間、卜伝は、室町幕府の将軍・足利義輝や、武田家に仕えた軍師・山本勘助などに剣術を指南した。当時、卜伝の流派は、「無手勝流」と呼ばれ、現在、「鹿島新当流」という名で継承されている。

 卜伝とイチローの人生は、究極の世界を追い求める「求道者」そのもの。

 実際にイチローは、8年連続200本安打という107年ぶりの大記録を達成したことについて、こう語っている。

「僕の中では、それは旅に近い。(100年に1人の)旅行って言いたくなる」

 卜伝の魂にある貪欲に道を求める傾向性が、イチローのメジャー挑戦を後押ししたのだろう。

 

 

「神が降りてきましたね」

天才打者イチロー4000本ヒットの秘密

天才打者イチロー4000本ヒットの秘密

大川隆法著

幸福の科学出版

 イチローの真骨頂とされているのが、「メンタルの強さ」だ。数々の記録を築いてきたイチローだが、その分、逆境にぶち当たり、苦しむ時もある。その時、一つの信念に立ち返るという。

「マイナスの空気っていうのは、どうしても、皮膚から入ってくる。悪い方に流れることだけは、絶対にしない、という信念を持ってやっている」

 チームが不振にあえいでも、その空気にのまれない。心は常に平常心であることを心掛け、重圧にもあえて立ち向かい、むしろ、それを楽しんだ。

 先述した霊言で、イチローの潜在意識である守護霊は、プレッシャーについてこう語っている。

「プロでやってて『恐怖』を感じない人はいないと思う。(中略)打てない恐怖。クビになる恐怖。現役でなくなる恐怖。事故の恐怖。それから死球を当てられたり、ファンの人気が去っていく恐怖。もう、いろんなものはある」

 恐怖と戦う定めを負うイチローはよく、「覚悟」という言葉を口にする。覚悟とは何か。尊敬する王貞治氏の名前を挙げながら、次のように語る。

「王監督にも僕にも、野球のために命を削る覚悟があるということです」

 イチローにとって、ピッチャーとの対戦は「決闘」。血は流さないものの、命を懸けるに値する"戦場"なのだ。

 自らの心を追い込み、命を懸けて戦場に出る姿は、卜伝とて同じこと。

 卜伝は、37回も戦に出たにもかかわらず、6カ所の矢傷しか負わなかった。その勇名が全国に広まると、数多くの名だたる剣豪が勝負を挑んできた。真剣での立ち合いとなれば、明日の命はないかもしれない。命を懸ける戦いの連続に、卜伝は全人生を捧げた。

 しかし卜伝は、勝てば勝つほど、心に苦しみをつくった。これまで倒してきた剣豪の亡霊が、彼の前に現れ、心に「死の恐怖」が渦巻いたのだ。そして、自分の心が神からどんどん遠ざかる感覚にさいなまれた。

 魂を新生させるために、卜伝は、鹿島神宮で3年間、人との交わりを一切絶ち、自分と徹底的に向き合う「千日参籠」に入った。

 その修行の最終日に、神の啓示を受け、一撃で相手を仕留める奥義「一の太刀」という悟りを得る。この時、卜伝はついに神と一体になったのだ。

 最悪の状態から神の臨在を感じたのは、イチローにも当てはまる。

 それは、2009年の野球世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でのこと。日本中の期待を一身に背負ったイチローだったが、極度の不振に陥った。そのストレスにより、胃潰瘍をわずらい、立つのもやっとの状況に追い込まれた。

 だが、極限状態だったイチローは、決勝の韓国戦、同点で迎えた10回表にヒットを放ち、チームを世界一へと導いた。このヒットに、日本国民は歓喜の声を上げ、テレビの平均視聴率は36%を叩き出した。

 イチローは、試合後のインタビューでこう絞り出した。

「神が降りてきましたね」

 武道で重んじる「心技体」が一つとなったことで、出るべくして出たヒットと言えるだろう。

 イチローの守護霊は、神と一体になることについて次のように述べている。

「鹿島の神の霊流を引くには、やっぱり、『剣禅一如』じゃないけども、『剣』と『無我の心』でもって、神とつながっているところに、一直線に雷を引いてくるようなつもりだ」

 アメリカ発のベースボールに武士の魂を吹き込んだイチロー。彼の神髄は、過去世という霊的真実を知らなければ、十分に理解できまい。(編集部 山本慧)

 

※過去世については、複数の霊人に話を聞きながら、多角的に霊界探究を進めており、更新されることもある。

 

鹿嶋市に立つ塚原卜伝の銅像。卜伝は鹿島神宮の神官の家に生まれ、信仰心も篤かった。

 

 

イチローと塚原卜伝に共通する心技体

恐怖心を練習で乗り越え、命を懸けて戦う

道具に精神を宿す

生涯現役で道を究める

 

茨城県・鹿島神宮 武士道の神宮が「神なき日本」を叱る に続く  

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『天才打者イチロー4000本ヒットの秘密 プロフェッショナルの守護霊は語る』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1024

 

幸福の科学出版『サッカー日本代表エース 本田圭佑 守護霊インタビュー』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1182

 

【関連記事】

Web限定記事 大川隆法総裁 公開霊言抜粋レポート 独占インタビュー!! ビジネスパーソン必見

4000本安打のイチロー守護霊が語る「プロフェッショナル」の条件

https://the-liberty.com/article.php?item_id=6570

 

とりあえず、イチロー選手には、お疲れ様と言いたい。

印象にのこったのは、野球のWBCだったか、韓国戦でのイチローの雄姿が、忘れられない。

 


米中ともに大減税なのに、日本だけは増税?HRPニュースファイル

2019-03-22 08:15:18 | 幸福実現党

米中ともに大減税なのに、日本だけは増税?

2019.03.21

http://hrp-newsfile.jp/2019/3484/

HS政経塾スタッフ 遠藤明成

◆米中英仏が「減税」を決定

安倍政権は消費税増税を目指していますが、世界の主要国は減税に向けて動いています。

米国で成立した「トランプ減税」をはじめとして、英仏の法人税減税や、中国での減税などが進んでいるのです。

3月の全人代で中国の減税プランが固まったので、四カ国の減税を紹介し、日本の増税路線の是非を考えてみます。

◆トランプ減税 10年間で1.5兆ドルの衝撃

 

まず、トランプ政権下で17年12月に成立した共和党の減税法案を振り返ってみます。

10年間で約167兆円(1.5兆ドル)となる減税の中身は以下の通りです。

―――

〇所得税

・最高税率引下げ:39.6%⇒37%

・二種の控除を統合:12000ドルに拡大

・児童控除を倍増(1000ドル⇒2000ドル)

・家族控除を新設(500ドル)

〇遺産税(日本でいう相続税)

・控除枠を倍増(550万ドル⇒1100万ドル)

〇法人税

・連邦法人税率を引下げ:35%⇒21%

・小規模ビジネスの事業所得への20%控除を創設

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特に注目を集めた法人税減税では、21%の税率の上に州法人税がかかります。

(州法人税の税率は0~12%の範囲。50州のうち23州が3~6%台。6州が0%)

日本の法人税は約30%(実効税率)なので、米国との税率差が広がりました。

◆英国、フランスの法人税減税

英国の法人税は19%ですが、これが2020年4月以降は17%になります。

EU離脱の衝撃を考えれば、これは、必要な措置です。

また、フランスでは、現行33.33%の法人税(実効税率)が2020年には25%にまで下がります。

中小企業に15%の軽減税率が適用されることも決まりました(「売上高が763万ユーロ未満」等の条件がある)。

これは、成長鈍化への対策として打ち出された大幅減税です。

◆何と、中国で「大減税」が進行中

そして、興味深いのは、景気減速を恐れた中国の「大減税」です。

すでに18年には21兆円相当(1.3兆元)の減税が実施されています。

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〇18年減税

・消費税に相当する「増値税」を1%減税(16%/10%/6%の三段階)

・法人税減税(研究開発控除の拡大、赤字を翌年損金に計上、小規模企業への優遇税制など)

・個人所得税の課税最低限引上げ:3500元⇒5000元

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18年の所得税減税で、年収200万円の会社員の負担は年5万円ほど減ると見られています。

19年3月の全人代では、33兆円(2兆元)もの追加減税が決まりました。

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〇19年減税

・製造業の増値税:16%⇒13%

・交通、運輸、建築業の増値税:10%⇒9%

・企業の税負担と社会保険料の軽減

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トランプ政権の減税は1年あたり16兆円程度でしたが、19年の中国の減税額は、その二倍の規模です。

◆日本だけは、なんで「増税」?

 

このように、日本よりも経済成長率の高い国々が、未来に備えて減税を進めています。

2018年の実質GDPの伸び率は、米国は2.9%、英国は1.4%、フランスは1.5%。

中国は6.6%とされますが、日本は0.8%でした。

にもかかわらず、安倍政権は「景気がよいから大丈夫」と楽観し、消費税10%を目指しています。

残念ながら、成長率の低い日本のほうが、増税を選んでいるわけです。

しかし、本来、増税ができるのは景気がよい国であり、減税が必要なのは、景気の悪い国のほうです。

経済の常道から見れば、自公政権がいう消費税増税は撤回しなければなりません。

幸福実現党のいう、消費税5%への減税が必要なのです。

(参考)
※財務省主税局調査課 『「トランプ税制改革」について』(日向寺裕芽子/塩田真弓)
※TAX FOUNDATION “State Corporate Income Tax Rates and Brackets for 2018″(Morgan Scarboro)
※日経電子版「中国、年5兆円規模の所得減税 貿易戦争に備え」(2018/9/27)
※JETRO「李克強首相、4月1日から増値税率引き下げを発表」(2019/3/18)
※JETRO「全人代で2019年も増値税率引き下げの方針を発表」(2019/3/15)