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暇人のストレス解消

種まき(播種)

2009-04-13 18:58:40 | 水田

今日は朝から天気が良く桜も咲き始めました。(実際はブログのストーリに合わせる為急遽夕方撮りましたが・・・。桜の木の真後ろに見えるピンクの部分が城山の桜です。長沼城址でNHK大河ドラマ”天地人”で有名になる予定らしいのですが、これも・・・・です)

 お馬鹿兄弟も手伝いに来てくれましたので種蒔きを始めます。

 芽だし籾重量で 110g/1箱当たり 蒔きですから乾籾重量で90g位でしょうか。

 蒔きむらが無いか必死で管理しております。この播種機は生後20年以上は経っている長生き機械です。私が会社を辞め百姓で暮らす事になった時、水稲を辞め花栽培農家に転業した友達がいて譲ってもらった物です。
コンマ製作所の播種機で SP―G32 コンマ整列播種コンベアと言う機械です。古いですが販売当初から播種精度に関しましては定評が有り、今でも他社新機種には負けないと思います。(お金が無いのと、新しい機種を見ると欲しくなるので見て比べた事は無いのですが・・)
しかしこの機種は新機種との共通パーツが多い為20年以上経った今でもスペアパーツが入手出来ます。初期設計の完成度が高い為、主要パツの設計変更する事無く今に至っているのだと思います。普通の機械は共通パーツが無く、「生産終了後何年たっておりますのでスペアパーツの在庫は有りませんので新しい機種をお買い求め下さい。」と言われるのが落ちですがこのメーカーは偉いと思います。
又々”しかし”と言う言葉を使ってしまいますが新製品が売れなくなりそうでメーカーとしましては大変と思います。

お馬鹿兄弟のお仕事風景です。二人で立ち枯れ病予防用薬剤 ダコニール1000 薬液タンクの攪拌作業です。
 高温多湿状態で発芽させますので薬剤散布は行っています。

機械を使うと体力的には楽が出来ますが、種籾・覆土共こぼれ落ち使用不可になります。
この様なロスは精度を上げるためなんともし様の無い事で、これをを考慮して種籾・用土を準備しますので、工数が節約出来る分コストはかかります。

育苗機に苗箱の入っている写真を撮るのを忘れていまいましたので、いつの間にか育苗機外観の写真になってしまいましたが無事終了しました。この育苗きは360箱入ります。この設備も別の友人が農業を辞めた時、譲っていただいたものです。
もう一個180箱入る育苗機が有りますので今年度の生産数513箱は処理できました。
 一時期”太陽シート”なるものを使用しました。1年目は天候に恵まれ3日で発芽(実際は催芽した種を蒔くので発芽はしておりまして、形としましては覆土の上に芽が伸びた状態を言っています)2年目は低温が続き10日たっても芽が出ませんでした。
 急遽友人・知人を当たり余った種籾を探し譲ってもらい何とか間に合わせたと言う経緯が有り、それからは育苗機を使用しております。自分では塩水選を行ったり、鳩胸状(芽が伸びすぎた状態にしてしまうと芽が引っかかり播種精度が上がらない)の催芽を行ったり、と自分が理想とする状態で播種したいと思いますが、ミスをしてしまいますと、あれが嫌・これが嫌といっておれず周りにも迷惑をかけてしまいますので確実な線を狙って育苗機を使用しております。
因みに”太陽シート”は今でも緑化用に使用しております。緑化用だけの使用ですと2m幅・50mで7500円もしますのでコスト高ですが管理が楽ですので使用しております。



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1 コメント

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長期に渡り、当社の播種機をお使いに成りまして誠に有難うございます。 (コンマ製作所)
2009-10-12 20:10:26
当社の播種機は20~25年お使いになられた方へは更新を進めております。
根強いお客さんがついており、まだまだ売れている商品です。
新商品は販売しましたので、是非お近くの農機具店へお問い合わせください。
今後もよろしくお願い申し上げます。


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