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暇人のストレス解消

溝切り

2009-07-06 21:20:30 | 水田
7月5日(曇り)
雨の合間をぬって溝切り作業です。今年はこの時期に雨の日が多く、大分前に水を抜いて準備しておりましたが乾いている暇がないので2度作業覚悟で溝きりを行いました。溝切りの効能につきましてはホームページで謳って降りますので具体作業のみの説明です。

ここの田んぼは排水口部分が高くなってしまった為、特に水の抜けが悪いです。来年の課題が又出来ました。
毎年課題が多すぎてその時期になるとつい忘れてしまい毎年の課題になる事が多い様な気がしますが・・。

切っていった溝をつなぎ排水溝に繋ぐと溜まった水が勢い良く出ます。これだけ水が多いとせkっかく切った溝が直ぐに戻ってしまいますが、とりあえず歩くと抜けきれないでいた水が抜けますので、次回切る時には地面が硬くなっていると思います。

 農地・水・環境保全対策事業の一環として国道脇に花が植えて有ります。住民総出で行います。

同じ国道の反対側の法(土手)です。此処は私の友人の耕作している田に面していますので友人が草を刈り取りました。片側は草を刈ってきれいになっています。前の写真は草花を植えて美化されています。どちらが綺麗でしょうか?。感覚の問題で色々な意見が有るとおもいます。この草花の植え付けは農地・水 ・環境保全対策事業のプログラムの一つで補助をもらって活動していますので、必ず入れなくてはならないそうです。花の咲いている苗を買ってきて植えますが2週間もすると草が生えて草と花の区別が着かなくなります。花の間の除草は手作業になるためかなり大変です。
コストは幾らかかっているのでしょうか?。上は税金を遣って・住民総出で・苗買って、下は個人の自前ですが1名の作業です。
そもそもこの活動はいい加減な農政により離農が進み農家人口が減った為にでっち上げられた政策です。米の減反政策、兼業農家の廃除(意識的では無いと思いますが辞めざるを得ない状況です。)、農家の大型化による集約化で昔10軒・20軒有った農家が1軒に集約されています。その為昔は10軒・20軒の農家の方が自分の田んぼ周りの草刈・水路の整備等をおこなっていましたので環境が整備されておりましたが集約化により(20軒・30軒が1軒になった)そこまで手が回らなくなり環境が荒れ始めた為、この事業を打ち上げ、補助金をやるから地域住民を巻き込んで環境を守りなさいと言う事になりました。労力が無いから始めた事業で、花植え等の工数のかかるプログラムを必ず入れる様にとの指導は本当に判っていて決めているのか疑問です。私は下の写真の様に綺麗に刈り上げてそれを維持するようにした方が、工数も掛からず維持しやすいので絶対に良いと思います。
又、この事業は農林・水産省管轄の事業で有る為、河川の整備を行う等には予算が降りません。揚水路は農林・水産省管轄ですがその大元になる河川は国土交通省管轄の為そこにお金を使ってはいけないそうです。(その割には国道の法面に花を植えておりますがこれはどう言うことなのでしょうか?。)
農林・水産省、又は国土交通省で予算を獲得したから自分のテリトリーの範囲でしか予算は使えないとか言いますが、そのお金は元々国民の税金ですので縄張り争いをしても仕方の無いことだと思うのですが・・。国道も河川も農地も地域にとっては同じです。