yuuの夢物語

夢の数々をここに語り綴りたい

2006/02/28 議員の資格・・・。

2006-02-28 18:52:38 | Yuuの日記




晴れ今日も晴れたが少し寒いぞ明日は雨が降るというが・・・。

今日は買い物・・・。レタス30円、蜜柑10k780円、ほうれん草38円、トマト2個入り68円、長ネギ58円、キュウリ20本298円、シメジ38円、茄子3個128円・・・野菜は安かった・・・。饂飩蕎麦一玉18円、牛乳155円、低脂肪97円、牛肉、ベーコン、夜食の茹で上げるそばと中華麺5個いり各255円、お菓子に・・・。買ってきました・・・。


九太郎は朝家人の布団に入って寝ていたが・・・今も私の足元で爆睡か・・・。
こやつはなんと暢気なのか・・・。気分気まぐれで愛想をしてくる、腹が減ったと催促を、トイレがすんだから片付けろと言って来る・・・。なんと・・・。

荒川のDVDはこちらから・・・。買ってしまいました・・・。荒川番組を録画してDVDを作ったのにそれに足らずに買いました・・・。これはお宝になるか・・・。■送料無料+10%OFF■ フィギアスケート 荒川静香 DVD【Moment~Beautiful skating~】■'06/1/27■送料無料+10%OFF■ フィギアスケート 荒川静香 DVD【Moment~Beautiful skating~】■'06/1/27


ホリエモンの偽メール事件・・・永田は傲慢さ隠して腰を深々と折り謝罪・・・。誤れば済むというのか・・・それでは警察は要らないというものだ・・・。予算委員会を紛糾させ、国民の何十億という税金の無駄使いをしておいて・・・。今更議員の席に執着とは・・・。これで民主党への非難がまして、参議院の選挙は国民から見放された・・・国民も怒らなくてはならない・・・。民主党の曖昧さに投票してはならない・・・。永田を二度と議会へ送ってはならない・・・。懲罰は何回受けたのか・・・懲りない犯罪者である・・・。鈴木宗男、辻元清美よりましか・・・。同罪に等しい・・・。税金泥棒である・・・辞めて呉れ・・・。誤ればいいというこんな前例を作れば次から次へと議会が紛糾するのは明らかである・・・。野田国対が辞任することで解決をした民主党はこれから凋落の一途を辿るのである・・・。前原も党首をやめなくてはならなかったが・・・。横路、菅の狡賢い二人は何をしていいのか判断がなかったのか・・・。小沢はどうか・・・。民主党は曖昧党と名を帰るべきではないか・・・。自民党はこれを許すのか・・・。この問題を追及しなければ自民党も国民の信頼をなくするだろう・・・。同じ穴の狢として・・・。

西行西行 平安文学五十年平安文学五十年 これで古典がよくわかるこれで古典がよくわかる

 きのうより今日は寒さが厳しいか
              体調不良風邪注意を

 2006/02/28明日からは3月弥生です梅咲き桃咲き桜咲き・・・。


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2006/02/27 春の日差しは・・・。

2006-02-27 18:06:29 | Yuuの日記




晴れ今日もいい天気だ春の陽気が訪れたのか2月も後2日・・・・




荒川静香嬢は閉会式に出で余韻を楽しんだ・・・。これから人生が一変するだろうが奢らずひたむきに生きて欲しい・・・。これで一生食べることには不自由しないだろうが・・・いい人に出会い子をなして第二の荒川を生み育てて欲しい・・・。あの笑顔を忘れないで・・・明日につなげて欲しい・・・。
帰って来たらゆっくりと・・・でも日本の寵児はこれからが大変だ・・・。今度はCMでお会いしましょう・・・。お元気で・・・。ありがとう・・・。

九太郎は今日も一日寝ていたが・・・。起きて外ばかり見つめている・・・。
朝早くから家人を起こし布団の中へ入って来ていたが・・・。元気で暮らせよ九太郎・・・。


和歌、歌は心の趣くままに・・・。三十一文字を使ってあらわす歌・・・。
西行は歌を作るということは仏を作ることと言ったが・・・。平安の末期、保元、平治の乱のさなかなぜに月と花の歌を作っていたのか・・・。平家と源氏の戦いの中を平和を求めて奔走していたが・・・。崇徳帝と西行は歌の世界でも親しかったが・・・。その崇徳帝の島流しで直島まで赴いてなにを・・・。大仏建立で平泉まで・・・。
平安末期を走り抜けた西行・・・。ほんとうに何を望み見たのか・・・。歌の世界からうかがい知ることは出来ないが・・・。
新編和歌の解釈と鑑賞事典新編和歌の解釈と鑑賞事典和歌文学大系(21)和歌文学大系 和歌のふるさと和歌のふるさと

 今日の風薫風に似たり暖かく
            二月過ぎれば明日は春来る

 2006/02/27爽やかに春の気配のいい天気雨が連れてく春の日差しは・・・。

3月3日はひなまつり♪♪ひなまつり特別限定セット★自分へのご褒美に。奥様へのプレゼントに。... 3月3日はひなまつり♪♪ひなまつり特別限定セット★自分へのご褒美に。奥様へのプレゼントに

2006/02/26 ラーメン考・・・。

2006-02-26 21:41:27 | Yuuの日記



晴れ昨日は雨や風は嘘のよういい天気だ春一番か少し寒いか・・・。


荒川の感激の波は今日も去らずこの二日間の疲れが出たのか・・・頭が痛く一日中眠った・・・。少しはよくなったが・・・。荒川はさぞ睡眠不足が続いているだろうが・・・。日本中は荒川効果で睡眠不足が広がっているのか・・・。選手として続けるのかやめてプロになるのか・・・。三月の世界選手権と来年の日本の世界選手権は出てもらいたいが・・・。あの柔らかい演技は捨てがたいが・・・。


九太郎は今日は喧しく鳴いているが・・・。家人を起こし私の顔を撫でたか・・・。寝ているときは静かだが起きているときはうろうろと動き回っているが・・・。

今日の夕餉はラーメン・・・インスタントラーメンで・・・簡単に・・・。本格的に作るとなると時間がかかるし・・・スープを作り焼き豚を作るのは一日の時間が・・・。スープは鶏のガラに大蒜に長ネギに生姜に玉葱に人参にキャベツに林檎を入れぐつぐつととろ火で炊き上げる・・・卵の殻を入れるとあくを取ってくれる・・・。焼き豚は豚の塊をタコ糸で1センチ間隔で縛り上げ醤油の中へ入れ大蒜生姜玉葱長ネギ人参をいる1時間30分くらい煮る・・・。美味しい焼き豚が出来る・・・煮汁はタレとして醤油代わりに使うと美々である・・・。このタレをチョコ一杯をらーめん鉢にいれスープで薄めてラーメン汁の出来上がり、その中に麺を茹でて入れ、もやし、焼き豚、ほうれん草、卵、海苔、渦潮を入れ、刻みねぎを置き、すりつぶしたゴマを散らせば出来上がり・・・。ご家庭でラーメン屋さん以上のラーメンを安く美味しく頂けます・・・。
焼き豚を少し多めに作っていれば酒の肴として最適です・・・。時間があればやってみてください・・・。鶏がらだけでなく豚骨、煮干など入れれば独自の味が作られるでしょう・・・。
愛情を込めればもっと美味しいラーメンが出来るでしょう・・・。ラーメン屋さんには負けません・・・。今ラーメンの値段は高すぎます・・・。300円で売っても150円は純利益が出る筈ですが・・・。ラーメン屋さんの乗るベンツ代が高くなっているのでしょうか・・・。
中華「幸楽」レシピ中華「幸楽」レシピ熱々を召し上がれ熱々を召し上がれ ラーメンの秘密ラーメンの秘密秘伝ラーメンの作り方秘伝ラーメンの作り方


 強い風昨夜は吹いたが春風か
            こころまちする春一番か

 2006/02/26荒川効果で疲れピークがでも心地いい疲れか・・・。



2006/02/25 トリノの春・・・。

2006-02-25 18:35:27 | Yuuの日記


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晴れました今日はいい一日心爽やか元気良い・・・荒川静香の影響か・・・。


トリノフィギュアエキシビジョン華麗で優雅・・・エンターティメンと達の競演・・・。
荒川静香嬢の演技に酔った朝・・・寒かったが・・・。心は温かだった・・・。
感動をありがとう・・・





パソコンに録画したものをキャプチャーしました・・・。DVDに焼き付けました。保存完了・・・。


晴れ少し寒いが・・・5時30分まで見ていてそれから3時030まで寝ていました・・・。なんと10時間・・・見るほうも疲れました・・・トリノ疲れか・・・。
トリノは最後に金・・・日本国民は晴々と至福のときを・・・。
荒川静香嬢・・・ありがとう・・・。
九太郎は朝は元気だが・・・一日中寝ている・・・。幸せか・・・。
夕餉は焼き飯と味噌汁で・・・簡単に・・・。
今日から寒くなるというが・・・今月もあと3日・・・はやい時のたつのは・・・。
トリノ時間を早く普通の時間戻さなくては・・・。

 銀盤に舞う荒川の華麗さは
           天使のように軽やかに舞う

 2006/02/25国公立の受験が始まったが・・・春への道のり頑張って・・・。

【花キューピット2月の誕生花】チューリップのアレンジメント(送料525円は、「花キューピット取... 【花キューピット2月の誕生花】チューリップのアレンジメント(送料525円は、「花キューピット取.

2006/02/24 荒川金おめでとう

2006-02-24 17:13:41 | Yuuの日記


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晴れ晴天気持ちいい春の一日です桃の木は小さな蕾が出ています・・・。

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今朝、5時に起きようと早く寝たが・・・。目が覚めたのは6時15分・・・。
急いでテレビを・・・丁度荒川が滑る前だった・・・。落ち着いたすべり・・・手足が大きく滑らかな動き・・・。華麗だ・・・大きく見える・・・集中してみているとミスをしようにない・・・。安心してみておられた・・・。柔軟な体が弓なりに・・・得意の演技・・・。笑顔が素晴らしい・・・。早く起きた甲斐があった・・・。ありがとう、荒川・・・。金、おめでとう・・・。

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九太郎は一日中寝ている・・・春の陽気に誘われてか・・・。起こして外へ出す・・・。日に当てる目的・・・。座って川の流れをじっと見詰めているが・・・。
春眠暁を覚えずか・・・。車の音を恐れて散歩をしたいといわなくなった・・・。

民社の永田議員は眠られず食べられずだというが・・・。ルームサービスで食べたりコーヒーを飲んだりしているのが判明・・・。仮病か・・・。証人喚問に出ろといいたい・・・。がぜネタを掴まされるのが悪いのだ・・・。民主はホリエモンの指示で外の誰かが打ったというが・・・。それは信じられない・・・。会社内部でそれを信じる人はいたのか・・・。堂々と国民に対して謝罪すべきなのだ・・・。野田も前原もそれが出来ないのか・・・。執行部の退陣か・・・。

通じる文章の技術通じる文章の技術 うまい!と言われる文章の技術うまい!と言われる文章の技術僕たちは編集しながら生きている僕たちは編集しながら生きている 効果的に伝える文章技術効果的に伝える文章技術 美味い!エッセイはこんなふうにして書く美味い!エッセイはこんなふうにして書く やさしい文章術やさしい文章術人の心を動かす文章術人の心を動かす文章術
色々な参考書がある・・・昔はなかったが・・・。文章は自分持ちか・・・。

 世界一静香の上に春が来た
           笑顔が咲いて幸せの朝

 2006/02/24今日は目出度い荒川に櫻吹雪が舞ったよう・・・。



2006/02/23 辞意とは・・・。

2006-02-23 20:26:10 | Yuuの日記


晴れ今日も晴れました週末には雨が降るというがこんな天気が春を連れてくるか・・・。

今日は明日の朝の女子フィギュアのために昼寝をして待機した・・・。三人娘に日本中は固唾を呑むのか・・・。荒川はフリーに弱いというが・・・体の柔らかさで乗り切って・・・。130点は出してくれるだろう・・・。村主はノーミスで・・・。安藤は四回転を・・・。それぞれ持ち味を出して・・・。がんばって欲しいものだ・・・。

九太郎は終日眠っていた・・・。フィギュアーを共に見るつもりか・・・。パソコンをしているとキーボードの傍に座って顔を見上げている・・・。まだ1年6ヶ月の猫である・・・。貰われてきて1年1ヶ月・・・。すこしずつ大人になって食欲も性欲も自分でコントロールをすることを覚えたか・・・。こやつの急所は首の辺りか背骨か・・・背中が特に弱いようである・・・つまんでやるとゴロゴロと鳴いて喜ぶが・・・。耳掃除が大変・・・待つ黒である・・・。
民主党凋落・・・。ホリエモンの亡霊に躍らせられたか・・・。偽物ではないというが事の発端の永田議員が辞意とは・・・結局偽物であることを認めたか・・・フリーライターに穴を掘られたか・・・落とされたか・・・逃げるのか・・・辞めれば済むのか・・・。予算委員会でなんたる茶番か・・・。
大切な審議をほったらかして・・・。この党も出来もしない口だけの議員が多すぎるのか・・・。足を引っ張るだけの議員が・・・。この何日か出す出さないのやり取りで何億の金を使ったか・・・。国民感情なんか無視して意地の突っ張りあいで・・・。
もっと真面目に・・・やって欲しいものだ・・・。
明日は荒川の演技を見て至福のときを・・・。

〈不良〉のための文章術〈不良〉のための文章術
美しく正しい日本語は良い子のもの。不良は自己表現という考えを捨て、読者を楽しませることに徹します。難しい思想書をアホでもわかるように紹介する方法、B級グルメ記事のコツ、人の悪口を面白く書く手法…800字程度のコラムの書き方を伝授します。読めば誰でもプロになれます。なれなかったとしたら、それはあなたが「良い子」だからです。

美しく正しい日本語は良い子のもの。不良は自己表現という考えを捨て、読者を楽しませることに徹します。むずかしい思想書を若者向け雑誌でわかりやすく紹介する方法、B級グルメ記事のコツ、人の悪口をおもしろく書く手法…売れっ子ライターが、苦節二十年の経験をふまえ、四百~千二百字程度の、切れ味のいい文章の書き方を伝授します。

【目次】
1 「不良」になるための心がまえ(「不良の文章」ができるまで/投稿上手とプロはここが違う ほか)/2 本の紹介文を書こう(『窓ぎわのトットちゃん』を例に(切り口を考える/地図的感覚と年表的感覚/文章をどう読みやすくするか)/『帝国』を例に(「むずかしい本」を紹介するには/補助線を導入する/読者層と文章の関係/若者向け雑誌の原則) ほか)/3 取材して書く(グルメ記事を書くための鉄則/B級グルメ篇「とんかつ屋」を書く―味覚をどう表現するか ほか)/4 コラム・エッセイを書く(「モノ」コラム―自由作文型への取りくみ方/辛口人物評―課題作文型への取りくみ方)

語りの背景語りの背景「大切な人」の心を離さない本「大切な人」の心を離さない本

 風の色緑にすこし変わってる
            春を呼ぶ風何時吹く明日か

 2006/02/23風が吹いていました春を連れてくる風が・・・。




2006/02/22 有名人よどうにかしろ・・・。

2006-02-22 16:44:17 | Yuuの日記


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曇り空が続いています何時雨になっても可笑しくないそんな日です・・・。


昼間ではいい天気だったのに、今はびっしりと雲が覆っています・・・。夕方は雨が落ちてくるでしょう・・・。日が閉ざしたので少し寒くなったか・・・。
虫歯の治療が今日終わった・・・金歯を被せた・・・。15日間かかった・・・。

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九太郎は朝起こしに来た・・・。元気な証拠か・・・。外に出て遊んだらしい・・・玄関と裏に出て・・・。今はくうくうと眠っているが・・・。昨日風呂へ入れてやった・・・おとなしく入ってご機嫌・・・いい湯だなと歌わんばかり・・・。石鹸の匂いをぷんぷんさせているが・・・。ドライャーで乾かしてやった・・・。
今日の夕餉は鯵の塩焼き、おでん・・・簡単に・・・。
女子フィギュアでは3人頑張ったが・・・予想どうり荒川20060222_092_450.jpgがよかった・・・。スポーツは体力、技術だけでなく頭がよくなくてはならない・・・。日本の選手団の頭の悪そうな顔はどうか・・・頭のよさを判別するには目を見れば分る・・・きらきらと輝き深海のごとく澄んでいる邪心のないものだ・・・そんな目を持った選手は減ったのか・・・。日本の価値観の曖昧さと社会事情か・・・。緊張感、集中力を維持するのは努力だけでは出来ない、頭の良さなのだ・・・。頭の良さは学歴ではない・・・。活躍した活躍しているスポーツの選手を思い出して頂ければ納得していただけるだろう・・・。スポーツ選手は幼い頃から練習に練習を積み重ね、勉強どころではなく過ごしてきている・・・大学を出ていても殆ど勉強はしていない・・・。運動場が教室であったのだ・・・。高校で有名になれば無試験で、授業料免除で入学出来るのだ・・・。4年間スポーツに専念すればいいのだ・・・。有名スポーツ選手は頭がいいのだ・・・。時に頭のよさが邪魔をすることがあるが・・・。努力であるところまでは行けるが・・・。運動の出来る人を誹謗しているのではない・・・頭の良さは天性ではない・・・。文武を両立させないといけないといいたいのだが・・・。集中力はその中から生まれてくるのだ・・・もう少ししたら転ぶだろうと予測がつくことがある・・・集中してみていれば分かることなのだ・・・それは見ているほうの集中力が勝っていることなのだと思うが・・・。
また、最近、性を子孫繁栄と快楽に分けで話す人が多くなった・・・。今は雑誌やアダルトビデオで性を学ぶという・・・本来はそんなことは自然に本能として生まれることなのだが・・・。アメリカのように手取りではどうか・・・。それだけ性が開放されたと言うべきか・・・。性の解放に手を焼いた施策ではないのか・・・。愛のない営みが快楽のために・・・。人間は愛のためだけでなく自分の遺伝子を残す為に営みを続けてきたのだが・・・快楽を同居させて・・・。メスは強いオスの遺伝子を欲しがるものだが・・・。人間にはそのルールがなくなったのか・・・。愛と言う名の下に・・・。理性をなくした人間、この性の氾濫は続くのか・・・。
せめて有名人たちよ・・・出きちゃった婚約、結婚会見はやめて欲しい・・・。それも堂々と頬を崩しての・・・。見本として波のような広がりを見せるだろうから・・・。
日本はもう婚姻制度いらなくなったのか・・・。

男と女の戦争男と女の戦争 夜這いの民俗学・夜這いの性愛論夜這いの民俗学・夜這いの性愛論 お母さんの「育児力」が強くなる12のルールお母さんの「育児力」が強くなる12のルール性教育が深まる本性教育が深まる本 性教育Q&A100性教育Q&A100

 曇り空昨日の晴天嘘のよう
           春こうる歌そっと仕舞いて

 2006/02/22雲って来た何時雨になっても明日は冷えるか・・・。



小説 冬の空 3 連載中

2006-02-21 23:08:00 | 小説 春の空  来春開始準備中
この小説は 海の華の続編である 冬の華の続編である 春の華の続編である 夏の華の続編である
秋の華
の続編である 冬の路の続編である 春の路の続編である 夏の路の続編である 秋の路の続編である冬の空1の続編である
「冬の空2」は彷徨する省三の人生譚である。
この作品は省三40歳からの軌道です・・・。ご興味が御座いましたら華シリーズもお読み頂けましたらうれしゅう御座います・・・お幸せに・・・。

  冬の空  どんよりと覆う空は 心を閉ざすのか・・・。

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冬の空 3

3

殺陣の練習が始まった。刀を腰に差して歩く稽古が始まった。省三の子供時代はチャンバラごっこという遊びがあったが、今はないのでそれを教えた。あの頃子供たちはみんな東映の時代劇をこぞって見に行っていた。見様見真似で刀の扱いは馴れていたのだった。が、今の子は時代劇を見ないから握り方もわからなかった。練習に走ることを取り入れている所為か顎を上げることはなく付いて来る事が出来た。脱力が役にたった。脱力を練習しているといざと言う時に怪我をしなくてすむのだった。活舌、鼻濁が出来て台詞が力強いものになっていた。
「芸文館の舞台は広いぞ・・・。大きく動け」
 省三は叫んでいた。
 一度ここでするのだと舞台を見せなくてはならないと思った。
 通しの稽古が練習日には行われた。
「演出の指示を待つな・・・考えてやれ」
「演出の人形になるな、台本を読んで考えろ」
「声が小さいぞ・・・バックには音楽が流れているぞ」
 稽古の成果は明らかに出ていたが、良く出来たとは言わなかった。

上手源内の書斎。
       小町と静と三太郎、五右衛門、茶子兵衛、お市、ドラゴン、お千がてんでんばらばらの姿勢でいる。
       何か置く事と明かりの処理。
ドラゴン  ゴロゴニヤーン、弱虫泣き虫三太郎、鼠に 負ける三太郎、キァャツフードを食べ過ぎて、腎臓結 石医者が通い、情けないぞい三太郎、二食付きの昼寝 付き、野性と 本能忘れた猫に、喧嘩も出来ず逃げ回 る、泣き虫弱虫三太郎・・・ニヤニヤニヤーン。
三太郎  野良猫くそ猫やくざ猫、弱いもの苛めの困り 猫・・・ニャーオンニヤン。
静  三太郎、たとえどんなに辱めを受けても相手にしてはいけません。我が家の飼猫ははしたない事をいたしてはなりませぬ。
五右衛門  ほっとけばいいのさ構わん事さワワワン。                               
小町  可哀相という同情は蔑みであり、傲慢です。
茶子兵衛  五衛チャンが言う通りほっとけばいいのよニヤーン。
お市  愛が欲しいのょ。一人ぼっちってとても淋しいもの・・・キャキンャ。
お千  ドラゴン君、お相手してあげようか。同じ世間に背を向けて生きている同士なのだからキャキャワン。
静  それにしてもあの人はどこへ行ってしまったのかしら・・・。三太郎も五右衛門も引き連れなくて・・・。
小町  お竜さんと・・・。
       源内とお竜が帰ってくる。
       源内へ近づく、三太郎、五右衛門、茶子兵衛。
静  どちらへ・・・。
小町  お父さま、新聞社から原稿が出来たかと・・・                                
源内  お竜さんと海を見てきたぞい。桂が浜で太平洋を遠望する竜馬の眺める海とこの瀬戸の海は続いておるからして、いや、海を渡った立石孫一郎が何を考えておったのか、いや、竜馬が何を見たのかが知りたくて、打ち寄せる波に尋ねておったぞい。
お竜  竜馬には太平洋に朝が来て、キラキラと跳ね返す黄金の波が、小判に見えたのでしょう。金金金に見えたことでしょう。それだけ金に執着をしていたお人であったとお祖母が申しておられました。
       みんなが歌う「竜馬金の亡者か偉人かなソング」
       土佐の高知の播磨やー橋で 坊さん簪買いいましたあーヨサコーイヨサコーイ。
        土佐のー偉人はー数数おれどーなぁーかーで光るはー竜馬かなーヨサコーイヨサコイー。
       土佐のーいごっそー数々おれえどー世間を騒がすー竜馬かーな ヨサコイヨサコイ。
       土佐ーのー泣き虫数々おれどー飲んでー泣くうのはー竜馬かなーヨサコイヨサコイ。
       竜馬・・・色々言うけれど・・・金好きー女好きー昼寝好き・・・ヨサコイヨサコイ。
       この唄は続く今度書く。この唄はもっと研究して書く。
       作者の勉強不足、研究の余地あり。
          6
       瓦板売りが中央トップ。
瓦板売り  孫一郎は通生院に三日いやした。三輪の案内で小舟を雇い下津井へ。大坂、京への船便の為に長門屋で四日間過ごしやした。飲めもしねえ酒を女に袖にされた後、自棄になったように胃蔵に流し込んでいやした。長門屋吉兵衛が色々と世話を妬いていやしたが、真っ赤な顔をして暮れ泥む穏やかな瀬戸の流れを見ていやした。大坂ヘ着いたのは、年が明けて慶応元年でやした。町々には痩せ衰えて胃臓だけが以上に膨れた子供の姿が哀れを誘いやした。
 物の流れは低いところから高いところへと・・・。幕府は何の策もなく商人の言いなり、正統な政など出来ぬ適わぬ、半身不随の症状を見たように思いやした。孫一郎は商人髷を落として後で束ね、大坂を見て歩きやした。大手を振って歩いているのは新撰組の隊士達と剛毛の薩摩武士・・・。
 蛤御門の変で会津若松藩と薩摩の連合軍と戦って破れた長州は、幕府に楯突くとして、幕府軍は長州征伐を、かたや長州は征伐軍の西下軍を迎え撃つか、撃って出るか議論百出、真っふたつに意見ごうごう、業を煮やした久坂玄瑞は京へ撃って出て散々の体の敗北その責任を取って自決。それでも懲りずにその後長州は京へ攻め込み敗れる禁門の変。それによりて朝敵としての汚名確かなり。それの先年には、イギリス、フランス、オランダ、アメリカの四ヶ國による下関戦争で敗れており、踏んだり蹴ったり困ったりでやした。
 大橋敬之助が、大坂の地を見て回っていた頃のことでやす。新撰組の輩と会ったのは・・・。さあさ、此れからが面白くなるよ・・・。買った買った・・・。その前に・・・。
       お竜と現内の、
お竜  へぇ。竜馬が薩摩の手に掛かって憤死しはってから、京の・・・。
源内  たしか、横須賀の大商人と再婚されて・・・。                                 
お竜  それは嘘で御座いますぇ。
源内  嘘ですかいなや。
お竜  お祖母さまが可哀相、二夫にまみえず、そんな女子ではおへん・・・。それから縁を頼りにこの倉敷に移り慎ましやかに生きてまいりましたぇ。
源内  歴史とはいい加減なものとは言え・・・。して、その頼りの方とは・・・。
       お竜が登場。
お竜  ほんに何と言う星の下に生れてきたのやろ。わては、前世でどんな罪を侵したんやろ。男はんにてんごして泣かしたんやろか。ふらりと、わての前に現われはったお人を忘れられへんようになるやなんて。姿形は大物やったけど、お金儲けしか考えん小さなお人。お金になることやつたら何でも・・・。東に、西にと、世渡り上手・・・。
    もっと大きな夢をよう結ばへんかつたのやろか・・・。
       大坂難波新地。
       新撰組の一団が闊歩している。
       近藤勇、沖田総司等である。
       万太郎。
       そこへ通りかかる孫一郎。
       万太郎と孫一郎の目が逢う。
       万太郎が刀を抜き横にはらった。
       孫一郎が辛うじて避ける。

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近藤勇  万太郎、何を手間取っておる。もう良い。そのようなこわっぱを斬っても刀の錆になるだけだぞ。刀を引け。
沖田  組長の命令ぞ。
万太郎  此奴なかなかの手だれ・・・。
沖田  どうします。
近藤  ほっておけ、傷をおうてもつまらん。
孫一郎  なにを!
       孫一郎が斬り込んだ。
       沖田が軽く躱し、
沖田  あなたもひかれい。今日の処は先を急ぐゆへに見逃してやる。だが、今度あった時には私があなたを斬る。(咳き込んだ)
       新撰組の一団が通り過ぎる。
孫一郎  おのれ・・・みておれ・・・。
       孫一郎が新撰組の一団の背に投げ掛けた声は虚しく響く。そこえ浪人が近寄り、
浪人  あなたも無鉄ぽうだぎゃ。あんな連中を相手に して。命が何ぼーうあってもかなわんぜょ。あんな連中と命のやり取りをするとはきぁー刀は役にたたんきに。
孫一郎  あなたは・・・。
浪人  なあに、新撰組が捜しとるんはこのわしじゃきに。
孫一郎  あなたは・・・。
浪人  名前か、土佐の浪人坂本竜馬と世間では言うとるきに。
孫一郎  土佐の坂本竜馬どの、してなぜに新撰組に・・・。
竜馬  わしには尊皇も佐幕もなかじゃ。今が・・・おっとっと、してあんさーは何者で・・・。
孫一郎  ああ失礼を、ご無礼をいたしました。備中は倉敷村の大橋敬之助と申します。
竜馬  倉敷と言やぁ、下津井屋事件・・・。
孫一郎  その事件のことは・・・。
竜馬  皆しっとるきに。あなたでしたか。
孫一郎  私ではありません。
竜馬  よかよか、そげん事はどちらでもよかとじゃ。                                
孫一郎  坂本さん、あなたは尊皇も佐幕もないといいましたが・・・。
竜馬  今のわしは、あなたと一緒で商人じゃきに、今を逃したら金を儲ける時がのうなるきに。これからは、金じゃ、船じゃ。金のあるもんの天下。例えば、これじゃ、(と言いながらピストルを取り出して)何か分かるかに。
孫一郎  鉄砲でしょう。
竜馬  いや、ピストル。もう、刀の時代ではなか、エゲレス、アメリカではもうとっくに刀は捨てとるきに。わしは、大きな船を買ってオランダ、ポルトガル、アメリカ、どこでもよかに、出掛けて大砲、連発銃、をこうて来て大儲けしょうと考えとるぜょ。東中島屋大橋敬之助、この話に乗らんかに。
孫一郎  なぜに私の名を・・・。
竜馬  あなたが大阪に着いたときから見とった。どのように動くかをな・・・。
孫一郎  私をその商売の仲間にと考えてですか、戦をさせて金儲けを・・・。
竜馬  そげんな目で見なさるな。時代じゃ、その方が戦が早ように終わり、平和な國になるのじゃきに・・・。
孫一郎  あなたはこれからこの國をどのように見られるのです。
竜馬  幕府も長州薩摩も戦に疲れきるじゃろうきに。その時、新しい政府が出来て日本國は変わると思うとるきに。して、フランス、エゲレス、と戦争になるじゃろうき。そのためにもアメリカの武器が欲しい、その武器をわしは貯えときていんぜょ。
孫一郎  そこまで考えておられますか・・・。わたしは・・・。
竜馬  わしが高杉に手紙を書くきにそれを持って・・・。此処や京より安全じゃきに。命あっての物種じゃきに。
    (ピストルを出して)これを持って・・・。なあに、商売の仲間の手付けじゃきに。
       中央トップ落ちる。
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          お竜がトップに入り。
お竜  祖母が申すには、竜馬は大橋敬之助を仲間に入れ資金を出させて、アメリカより武器弾薬を買い込んで、今で言う武器商人、幕府にも売る、長州にも買わす、手っ取り早い金儲け、株仲間を増やし資金を集め、亀山社中を創りしこたま儲けましたが、それだけで満足をするような人ではありませんでした。幕府の軍艦奉行勝海舟に取り入り後海援隊を造り、また、薩摩に船を買わせて・・・。なんと、その饒舌の土佐弁は留まるとことを知ら何だと言う事で御座います。
       勝海舟が現われて、
       岡田以蔵がシルエットの中・・・
海舟  親父は御家人、ちいせい頃から喧嘩の仕方は、修め方は嫌というほどたたき込まれやしたょ。大きい喧嘩の手打ちから、夫婦喧嘩の仲裁に入り仲直をさせて、食い扶持を稼ぐまったくの自由人、勝小吉を親父さんに持ち、御家人の気分気紛で生きていやしたょ。親父は剣が立ったものでやしたから、ちいせい頃からやっ刀は仕込まれやしたょ。暇があれば朝から晩まで・・・。
 時世と言うのでやしょうかね、御家人と言やあ、旗本の下、幕府の要職はとてもとても雲の上、何も食わずにこつこつと金を蓄め、同心株を買い同心になれれば出世という世の中。中には御家人株を売って商人に職人にへと・・・。
 なんでもやっておくもんだねぇー。親父について修羅場を掻い繰ぐつていたもんで、糞度胸だけは人の百倍は付いていやしたょ。それに親父に勧められて学問だけは怠らなかったことが、どこでどう間違ったのかとんとん拍子の出世、御家人が軍艦奉行、昔じゃあ考えられねえ事よ。
 なに、どうして坂本竜馬と会ったかと、あっしの存在が鬱と惜しい輩が刺客を送って来のょ。土佐の岡田以蔵があっしの後を付け回り、隙あらばと狙っていやしたょ。以蔵が我が家に斬り込んできたとき、偶然か必然か竜馬が以蔵を押さえ付けたのょ。それから弟子にしろ、子分にしろと喧しいの騒がしいの、こちとら江戸っ子面倒臭い事はとんと苦手、あっしの後に付いてきて軍艦に乗って喜んでいやしたょ。
 「竜馬よ、おめいは何が欲しい」と聞くと「金だ」「どうして金なんだ」と尋ねると
 「大きな船が欲しい」、とぬかす。「どうして船なんだ」と聞くと「貿易をしてえと」「どうして貿易なんだ」と聞くと「金が儲かる。この國を救うのは金だ」と抜け抜けとぬかしよったぜ。
 何となく気に入って、神戸の海軍操練所へ・・・。
 このあっしだって幕府に凝りはねえ、火事と喧嘩は江戸の華と言われていた時代が懐かしい、勝麟太郎として咸臨丸でアメリカへ、そこで見たものは日本は百年遅れているという現実でやしたょ。いま、尊皇だ攘夷だと騒いでいる時ではねえ、そんなていたらくだとこの國は外國の植民地になる。そこに平和や気侭があるのけえーと考えていやしたよ。それくれえなら、自分で出来ることはやらにやーなるめえーと・・・。
       孫一郎が登場して。
孫一郎  新撰組の扱いには腹が立った。それよりなにより京大坂の荒廃により心痛めた。この國を変えなくてはならん。坂本さんに金を・・・。この私は長州へ行って倒幕の為に命を捨てよう。坂本さんの手紙を持ち、作州の立石家へ走りました。立石家は毛利輝元から高五百石の感状と賞与の短刀を貰い受けていたのを行き掛けの駄賃と貰い受け、長州へと走りました。だけど、高杉さんはなにやかやと忙しいお人、周防の石城山にある第二騎兵隊へ。そこには神主の倅、御家人崩れ百姓町人のせがれ、全國の食い詰め浪人、何とも奇妙な連中が「幕府を倒せ!」と叫んでいた。私はここで始めて先祖の名前、立石孫一郎と名乗りました。中には十二三の子供までが、参加していました。幼いそれらの顔を見て、正吉、千之輔のことやお鶴のことが頭の隅を過りました。そして、おけいの・・・。桜井を倒すことはすなわち幕府を倒すこと、そうでのうては倉敷に帰られないのだ、と言聞かせました。そして、この年端も行かぬ騎兵隊士の未来に夢と自由がなければならないと願いました。この戦、長州のものでもなく、國民のものとして、國民の将来が係っているものにしくてはならぬとおもいました。
       倉敷大橋家。
       孫一郎とおけいがいる。
おけい  旦那さま、どうしてやりもしないことをやったと。
孫一郎  言うな、此れも私のいたらなさから出たことだ。真実を白日の元にしなくては倉敷には帰れぬ。正義の為に腐り切った幕府を・・・。
おけい  これから・・・。
孫一郎  身の潔白を・・・。そのために長州へ・・・。
おけい  長州へ・・・ですか。
孫一郎  正吉にはこの東中島屋を、千之輔は立石家へやってくれ、お鶴は良いところへ・・・。後の事は頼んだよ。
おけい  はい。
孫一郎  家の者を哀しませて何が正義の戦いか・・・。これも私の定めやも知れぬ。許してくれよ、おけい。
おけい  旦那さま!・・・その優しさが・・・。
孫一郎  倉敷で過ごした日々が・・・。
おけい  後のことは・・・。十分にお体をご安じなされて・・・。
       おけい泣き崩れる。
       瓦板売りが登場する。
瓦板売り  孫一郎が芸州周防にいた頃、将軍家茂は光明天皇の仲介によりやして、皇女和の宮との婚儀会い調い、一応表面上は平穏を装っていやしたょ。その時は長州だけが悪者、長州は孤立していやしたなぁー。高杉はその間、大砲、連発銃、ケペール銃、金蔵の金がなくなるまで買い付けたとかなかったとか・・・。それを仲介するのが坂本竜馬でやしたよ。
 「なんとでもほざけ、こん世は金じゃきに!」と竜馬の雄叫び。
 薩摩に何門大砲を買わした、長州もそれに対抗するには何門の大砲がいるぜよ。と、また、勝海舟を通うして幕府へと言う風に、商いの仁義などありゃしねえ。オット、大橋敬之助、いや、立石孫一郎のことを・・・。
 周防の石城山で立石孫一郎は洋式訓練を身に付けさせられやした。本営宿舎は式部岩城神社の社坊神護寺にありやしたょ。半年を経て、立石孫一郎は三十四歳、書記兼銃隊長になっていやした。竜馬の手紙が効いたのか、感状、賞与の短刀がものを言ったのか・・・。まあ、年令、学識、剣の腕からすると当たり前ということでやすか・・・。

 青年の上がりは子供たちに比べて遅かった。 

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2006/02/21 携帯は・・・。

2006-02-21 17:04:45 | Yuuの日記


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晴れ今日春の陽気ですヤンキーズのジャンバーを脱ぎました明日は何を・・・。

ぽかぽか陽射しが春のようです・・・。車に乗っていると熱い・・・。空を眺めてペンキ仕事を済ます・・・。雨は降らないだろう・・・。
家人と買い物・・・。キャベツ126円、ほうれん草99円、ブロッコリー99円、人参3本99円、レタス99円、鯖二尾268円、鯵二尾198円、油げ30円、豆腐20円、ケチァプ600g126円、ごま油180ml128円・・・豚の塊、鰤の切り身は忘れないで買った・・・。
灯油18l1330円・・・高い・・・昨年は680円だったのに・・・。倍になった・・・。

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九太郎は今日春の陽気に誘われて転寝を決め込んでいたが、起こして外で日向ぼっこをさせる・・・。大きな欠伸をして背伸びを・・・。こやつは元気になって幸せを満喫しているのか・・・。

携帯電話をどのように・・・。
今は携帯電話を所持していない・・・。小さい割にはたくさんの機能があり、それが信じられないというのが・・・驚きが最初に来て使えないのだ・・・。小さいパソコンか・・・。テレビが見え、音楽が聴け、電話、メール、カメラ、ビデオ、買い物の支払い、とにかく小さいのに信じられないのだ・・・。かつて携帯を持っていたときメールを打つがまともに変換したためしがなかった・・・。パソコンも携帯も変換ミスがすこぶる多いいのだ・・・。親指が言うことを利かないのだ・・・。利便性に付いて行けないのだ・・・。電話だけならもってもいいと思うが・・・。
携帯を持っていますか・・・
どのように時に使われますか・・・。
電話のほかの用途は・・・。
携帯電話の失敗は・・・。
持っていて良かったことは・・・。
お子さんに持たせていますか・・・。
夫、妻、の携帯を見ますか・・・。
皆さんのご意見をお伺いしてみたい・・・。
パソコンも携帯のように、光とか、電話線とかがなくなればいいのですが・・・。その様に考えませんか・・・。携帯電話でできるのに・・・。パソコンも出来るはずです・・・誰かが邪魔をしているのでしょうか・・・。携帯を繋いで電波を取り入れてのものはありますから・・・。プロバイダーを必要としないパソコンが早くできることを・・・。パソコンより携帯が進んでいるのか・・・。
井上ひさしコレクション(人間の巻)井上ひさしコレクション(人間の巻)
直接に、または書物を通じて出会い、創作の源となってきた古今東西の人々を語る「ひと」、井上戯曲の重要な柱である、風刺もこめた「ウソ」、そして「愛」についての巻。笑いを追求する、ことばをめぐっての試行錯誤、天才的な役者・渥美清氏の思い出、70~80年代の短篇・戯曲などを収録。

 春が来た山に丘にも心にも
           雨降りが春を連れてきたのか

 2006/02/21二寒二温で春が来る明日も今日より春なのか・・・。

北国の幸を食卓に・・・。

2006/02/20 随筆は・・・。

2006-02-20 16:52:08 | Yuuの日記


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朝から雨昼から上がるといったが小さな雨が降り続いているこんな日は・・・。

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昨日折角ペンキ仕事をしたのに流れている・・・滲んでしまっている・・・台なしか・・・。また天気のいい日にやり直しか・・・。雨が落ちそうだと空を眺めてどうしょうかと思ったのに・・・せっかちはこまりものです・・・。
九太郎は食欲も取り戻し昼寝てばかり・・・。元気になったら私の胸によじ登りそこで寝たがる・・・。朝方まで付き合ってくれて今日も朝起こしに来た・・・。元気になった証拠か・・・。家人が繋いで外に出していたが・・・。
夕餉は豚のしょうが焼きを息子に・・・私たちは秋刀魚の塩焼き・・・それに残り物・・・春雨のスープ・・・。今日は雨が降るので簡単に・・・。

物を書いているとふと空虚になることがある・・・。そんなときは何も書かなくてぼんやりと過ごす・・・。考える力がないときには幾ら考えようとしてもいいものは出来ない・・・。ぼんやりと昔を思い出すことに心を砕く・・・。乗っているときは登場人物が人格を持って動き出すことが多い・・・それに振り回されては駄目だと作者と登場人物の戦いが始まる・・・その戦いがまた面白いのだが・・・。私など「てにおは」の使い方がへたなので常に起こるのである・・・。詰まり正確な言葉を覚えていないし使っていないということなのだ・・・。文章の中に曖昧な言葉、方言が混じりこみ正しい文章になっていないのだ・・・。プロとしては失格である・・・。そんなことばかり考えていると作品が小さくなって言いたい、書きたいことが出来なくなる・・・が・・・それは約束事なのでやらなくてはならないことなのだが・・・。台本を書いているとやたら方言を酷使し人格分けを試みるのだが・・・。そんな影響が小説に出てくるのだが・・・言い訳はやめよう・・・。そして、まだワードになれていないというのも・・・ワープロの転換は意外と正確であったので・・・書いていると書き手の癖をマスターしてくれ正確に転換してくれていたのがワープロであった・・・。かぜさんのお勧めの一太郎のソフトを入れることも考えているが・・・。私のようにおっちょこちょいは・・・誤字脱字、変換ミスをよくやるので・・・。詰まり慌て者なのであるが・・・。物書きには向いてないのかも・・・。話上手の人は文章もうまいというが・・・。だが、作家は話し下手な人が多いいのだが・・・。天は二物を与えないか・・・。現在の作家はそれを与えられている人が多いい様に思うが・・・。
小夜子姉貴さん・・・言葉を操る達人か・・・よどみなく豊饒に書き進められている・・・。
marin kazeさん・・・
読むものをあきさせない筆致・・・行間で遊ばせてくれる・・・。
龍さん・・・
テンポ良く転がすストーリーティラか・・・江戸の町に嵐を呼んでいる・・・。
恵さん・・・
始まった「天使の梯子」・・・現実を切り裂くペンの鋭さ・・・。
ご一読を・・・強かな作者の言葉紡ぎを・・・。
随筆とは何か
第1部 随筆の読み方(随筆とは何か/エッセイ/茶話/写生文/アフォリズム/日記/書簡/王朝の随筆/中世の随筆/近世の随筆/明治の随筆/大正の随筆/昭和の随筆)/第2部 随筆の書き方(書き出しについて/内容について/構成について/主題について/結び方について/随筆の名作)/第3部 近代の書簡文学(明治時代の書簡/明治・大正時代の書簡/大正時代の書簡/大正・昭和時代の書簡/昭和時代の書簡)
大人のための文章教室
この教室の方針…
ここで私の言う大人とは、世間一般の普通の大人である。サラリーマンや、事業主や、職人や、公務員や、OLや、主婦や、とにかくそういう、いろんな大人全般である。そういう人たちは、文筆業をなりわいとしているわけではないのだが、でも、文章を書くことと無縁ではない。普通に大人をやっていれば、様々の局面で、ひとに読まれる文章を書くことになるものである。(中略) 私がここに始める文章教室は、そういう文章を、どうすればうまく書けるようになるんだろう、という考察の場である。私なりに、様々の心がけや、技巧や、裏技を考察していこうと思っている。――<本書より>

 雨の日は机に向かい物思う
           昔のこととこれからのこと

 2006/02/20雨で寒さが戻ったか明日は天気がいいというが・・・。

新入学準備に お孫さんに・・・


2006/02/19 曇り空の日・・・。

2006-02-19 19:08:17 | Yuuの日記


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晴れのち曇り3時ごろから鬱陶しい日和になった灰色の雲がどんより垂れ下がっている・・・。

5時は今にも雨がという曇り空・・・ペンキ仕事をしたので降らないでほしい・・・。
駐車場に白いラインを引いたのです・・・。わやくちゃに止めるので・・・。年を取ると真っ直ぐ止められなくなるのか・・・。ラインがいるのか・・・。

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九太郎は快適な生活に戻った・・・。家人が起きないので私の顔を手で掻いて起きろと催促をしにきた・・・。外にでると車の音を怖がって激しい力で逃げようとする・・・。散歩はこのところ休憩か・・・。
今日は次男が奢ってくれるというので夕餉は回転寿司・・・。あら汁がまことに美味であるのだ・・・。おわんの中におかしらがドンと入っていて味噌のころあいも丁度いい・・・。安くてそんな至福の時を・・・。
最近はトリノも見なくなった・・・。女子のフィギュアスケートだけでいいと思っているが・・・。どうなるか・・・荒川サイズ変更KPhotoNormal20051226051_l.jpgはメダルが取れるのか・・・。

童話の書き方を少し・・・。
童話とは爾来残酷なものである・・・。日本に紹介されているグリム童話は日本的に脚色されているのだ・・・。現実はえてして残酷なものである・・・それをよけて通っては子供たちへ真実を伝えることは難しいのではないか・・・。日本の童話は綺麗な物語、優しい物語が多すぎはしまいか・・・。何回も書くが、私の友人に児童文学者がいるが・・・埋めたてられていく川の魚を親子で別の川へ移すと言う物語で賞を取ったが、子供たちに埋め立てられていく魚の姿を見せることが必要なのだ・・・。不条理を読み取らせる為にも・・・。そんなものが賞を取る日本の童話の世界はレベルが低いというより外にないのではないか・・・。気取った後姿を見せるのではなく、自然の姿を見せることが、児童文学者にも親にも言えそうである・・・。日本版のグリム童話と原本のグリム童話を読み比べればその残酷さが分るのだが・・・。「赤頭巾」「シンデレラ」は思いのほかの展開を見せてくれるであろう・・・。

童話ってホントは残酷童話ってホントは残酷グリム童話魔法の法則グリム童話魔法の法則想像力の冒険想像力の冒険読書と試験の達人

 黄昏る寒さの中に灯火が
          父の帰りを母の帰りを

 2006/02/19動いたからか暑かった仕事に運動しなくては駄目か・・・。

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小説 冬の空 2 

2006-02-19 04:28:17 | 小説 冬の空 
春の路の続編である 夏の路の続編である 秋の路の続編である冬の空1の続編である
「冬の空2」は彷徨する省三の人生譚である。
この作品は省三40歳からの軌道です・・・。ご興味が御座いましたら華シリーズもお読み頂けましたらうれしゅう御座います・・・お幸せに・・・。

  冬の空  どんよりと覆う空は 心を閉ざすのか・・・。

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冬の空 2

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 書こうと焦れば焦るほど前に進まなかった。
 省三は倉敷の町波に身をおくことが多くなっていた。夜の人家の明かりが川面で揺れる中にしだれ柳が影を落とす様に江戸時代の幕末を見ていた。黎明が夜のしじまを拓き石畳のうえに広がる様を見て行き来した人々の心に迫ろうとした。代官所あとのアイビスクエアーを訪れ元奇兵隊が襲撃する様を頭に浮かべた。中橋の上に横たわり何度も朝焼けを見たのだった。
 なぜに倉敷代官所が襲撃されたのか・・・。省三は色々な想定を巡らせた。その結論がでない限り書けないと思ったからだった。省三の中に一人の男が現れ語ったのだった。その男は付いて来い言いすたすたと進んだ。そして、大橋家の中へ入っていった。門構えの広い屋敷だったが、一つ一つの部屋は狭かった。
「人としての道で・・・止む無くやった・・・人が何かをする発端は拉致もないことが多い・・・国民の困窮を見捨てる勇気がなかったのだ・・・それが正義かどうかは分らんが・・・動いていた・・・時代が・・・己が・・・妻や子の思いを考える余裕すらなかった・・・私は流れに乗っていた・・・世間がなんと言おうが・・・行動を非難しょうが・・・走るしかなかった・・・」
 男はそう言って頬杖をついた。
 省三はそれだけで何もかも理解できた。かかっていた雲がさっと晴れるようだった。
 気がついたときには辺りは朝焼けの中で日々の営みが始まろうとしていた。
 省三は頭を振り目をしばつかせた。確かに石畳を歩く足音を聞いたと思ったがそれは泡沫の夢の中だったのかと思った。だが、疑問は掻き消えていのだった。
 これで書けると省三は思った。

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 書けただけスタジオに持って行きコピーさせた。それを全員に配った。
「分からない漢字は両親に聞くのではなく辞書を引くように・・・その時前後の漢字を見、意味も知ること・・・意外と浴煮た言葉があるものだ・・・言ってみれば親戚のようなものが・・・次の練習日までには読めるようにしておくこと」
 初めての台本に、漢字の多い事に吃驚していた。まだ一場が終わったところだった。子供たちを犬や猫に使い、元奇兵隊にするつもりだった。その頃の奇兵隊には年端の行かない子供たちがたくさんいたのだった。

舞台中央にトップ。
       その中に、瓦板売りが現われる。
       着物の裾を絡げ頭に手ぬぐいで、手には瓦板を持ち、竹の棒で
       叩きながらの口上。
瓦板売り  たえへんだぁー、たえへんだぁー、さあさ買った買った。備中は倉敷村の汐入り川に架かる前神橋の西袂にある下津井屋に数人の賊が押し入り、主人・・・。おっと、全部言っちゃあ売れやあしなねえ。サアーサ買った買った。買う、買う金もねえと言うのけえ。貧しい國民よ。貧しさで、心まで干涸びさせてはいけねえょ。腹が減っても才長けて・・・。時は文久の三年続きの大飢饉の頃に遡る。雨が降らずに火が降って、土地はカラカラ埃だけ。何を植えても咲かぬは実を付けぬ、百姓は草の葉は無論根まで食べ木の根を齧り、國民はじっと我慢の腹の虫、何時の世も政策を変えずは世の習い、全國の港を閉鎖し荷物の出入りの禁止、それを津留め令と言うなりや、その政策は悪徳商人に利が叶い、國民は骨が邪魔してそれ以上は痩せられねえ、目だけが爛々腹だけが以上に膨れて、その道行きは野垂れ死に、そこかしこ累々の屍の山数多・・・。
 俗に言う下津井屋事件が起こったのは元治元年十二月十八日早暁気のはええ一番鶏の啼く前でやしたょ。
       子供たち幽霊のごとくして舞台に出てきて引っ繰り返る。
       上手にトップ。その中に高杉晋作が現われる。
       以下のセリフの後高杉晋作を晋作と書く。
高杉晋作  この、腐敗した世の中を救うには、尊皇攘夷しかありゃーせん。この二百七十年の徳川の腐り堆積した土壌からは何を植えても芽は出んし、ペンペン草もはえん。國民は苦しみかつ死を待つのみの生業。このへんで朝廷に政権を、新しい政を行なって頂きみんな平等の世の中に・・・。
       國民の声「徳川の世はとっくの昔に川に流れた」の歌子供たち
        が全員で歌う。
       川の流れと人の世は 動きが止まれば腐ります
       家康は小心臆病後家が大好き大嘘つきよ  
       秀忠はせっせせっせと外様を整理に身をやつす
       家光はマザコンで乳母の言うなり春日の局
       家綱は家光の後始末由井正雪の乱で疲労困憊
       綱吉は政治は得意で何の因果か小男で犬公方
       家宣は一番短命僅か三年の影の薄い将軍さま
       家継は新井白石正徳の治貨幣改鋳操られ人形
       吉宗は亨保の改革ペンペン草も生えない大飢饉
       家重は種馬だけの将軍か吉宗の後の始末で影薄し
       家治は印旛沼の干拓天明飢饉の賄賂の田沼バブルの時代
       家斎はバブルが弾けて財政建直しけちけち政治で寛政の改革
       家慶は飢饉が続き天保の改革世乱れ大塩平八郎の乱
       家定は黒船来たりて腰抜かし日米和親条約赤毛に平伏す
       家茂は桜田門外の変公武合体文久の改革大坂城で頓死
       慶喜は大政奉還さっさと逃げて隠居の暮らし
       歌い踊りながら舞台に華を添える。
晋作  てなわけで、淀んで腐った水は國民にとって体を弱体化させる下痢の素。士農工商とは名ばかりで、商人に頭が上がらず、武士はくわねど高楊子とは真っ赤な嘘十年先の録高を質に入れて食い繋ぎ、武士の魂の刀をば竹光に変えながら、粥糊(かゆと糊)で凌ぎ生きている。百姓は文久の大飢饉で絞っても出ない菜種油の糟と化し、職人も一日の日当で一月の家賃が払える時代とはいえ仕事もなくて腹も鳴って道具も持てず。明日に希望のない事が、夢も見られぬ時の世が、なんで幸せ育めようか。この高杉が、時代を引っ繰り返し・・・。奇兵隊を組織して・・・。
 ~~三千世界のカラスを殺し主と添い寝がして見たい~~
       高杉が歌いなかせら、トツプが消えると、坂本竜馬が入れ代わ
       り、坂本は瓦板売りの男である。坂本竜馬をこのセリフの後竜
       馬と書く。

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坂本竜馬  ほんにまったきなっとらんぜょ。飯を食う術を知らずにつんと澄まして肩で風切る、恰好はほんにきまっとったぜよ。じゃあけんど、強い風に扇られてよたよた歩く姿はみつともなかことぜょ。白旗の・・・。
 人間に上も下もなかけん脱藩して浪人になったきに。剣はお玉が池の千葉道場に通い北辰一刀流をばものにしたとが、斬った張ったの世のなかではなかことが見えとった。鉄砲で天下を取った織田信長、わしゃーピストルと大砲で天下取りじゃきに。腹減って刀も腰に差せんもんに天下國家を論じる資格はなかぜょ。これからは金じゃきに。大きな船じゃきに。七つの海に打出ての諸外國との貿易ぜょ。そんためにまずは鎖國を解くしかなかぜょ。鎖国を開國に変え・・・。わしゃー、尊皇攘夷も佐幕も倒幕も関係なかぜょ。銭のなか人間になにが出来よっとぜょ。
                     暗転

2

 省三は先を急いでいた。
 十一月の公演を決めていた。初めての子供たちや青年たちには十分な稽古の時間が必要だと思ったからだった。登場人物は百人、衣装や小道具、大道具に時間がかかりそうだった。衣装は要らなくなったものを貰いに行った。奇兵隊は学生服のお古を頂いてきた。雑兵傘と木刀を各30個高松稲荷の土産物屋で贖った。笠は黒のペンキで塗り、刀は鞘を赤で塗り、刃の部分を銀色で塗った。模造刀も大小十振り買った。省三は書きながらその準備に忙殺される羽目になった。なるべく衣装を着せて腰に刀を差しての稽古を望んだからだった。動きに制限があることを考えてのことだった。足らずは作らなくてはならないのだった。背中にたてる幟は竹で作りさらしに文字を書いた。藩幕は白地の布をミシンで縫って模様を描いた。草鞋は県北の道端で売っているものを調達した。一品たりとも借りることはしなかった。
 悠一も豊太も物珍しいのか嬉々としてみんなの中に入って練習していた。
 省三は練習が終わって台本の続きを書く毎日が続いていた。
 上手にトップと言うことは、源内の書斎である。

       小町出て来て、辺りを見渡したが、
小町  お父さま・・・、三太郎・・・、五右衛門、茶子兵衛。もう何処え行ったのかしら、毎日新聞から随筆の「大風呂敷のなかの小石」の原稿は未だかという電話が入っているのに・・・。「三太郎の記紀」「良寛・乾いて候可?」「さざんがく」「現代水軍伝」と頭の中に台本を書いて家族のみんなを出演させ、舞台に乗せて・・・。何だか今回もややこしく、なりそう。よ、な、よ・か・ん・・・。

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       小町が歌う「物書き恥書き音頭」
       物書き恥書き頭書き無い物ねだりの大風呂敷
       物書き落書き義理を欠き奇人変人横着者
       嫁にきたのは良かったけれど頭が変になりそうよ
       物書き嘘書き情け欠きどこに真心落としたか
       史実を曲げて歴史変え書き捨て後免の無責任
       あることないこと書き連ね人を騙して原稿料
       物書き筋書き道理欠き詐欺と道連れ二人連れ
       ここに嫁したが身の哀れ、定めと諦め・・・。お父サマー
       お市が出てきて、
       お市はお竜である。
お市  ああ懐かしいこの香り、私をここに引き寄せる、愛の篭もったフェロモンが、心と体を狂わせた。いとしい人よ、いいえ、愛しい五右衛門さま。雨が降ろうが、槍が降ろうが、この道程はいとやせぬ。愛の広さ深さ大きさは、私の心を浮き立たせ強い思いを呉れましたワン。
人間の、犬畜生にと言う言葉、いっそそっくりそのままに人間畜生と返しましょう。政治家、官僚、銀行証券、ゼネコン、損保、教育者、そっくりあげましょこの言葉。人間も少しは私たちを見習ったらいいのだわニャーンあららワンだったワワワン。
       お千が出てきて、
お千  何時見ても色っぽいねワン。あたいもお市さんを見習わなくては・・・。お調子者の三太郎、胡麻すり穴掘り大好き五右衛門は今頃どこでどうしているかしらワワワン。
お市  私の五右衛門さまを悪く言う奴は堪えませぬ事よワワキヤンキヤン。
お千  一途な思いが理性を狂わせるときがあるのよワンキヤン、注意あそばせワワワンワン。人間のように色と金に狂ってはいかんワワン。
お市  なにを小癪な半端な野良犬がワワワンワンワン。
       お市、お千が睨み合って犬喧嘩。
小町  やめる。やめない。やめます、やめれば、やめるとき、やめよ。
    おやめ!(大きな声で叫んだ)
       お市、お千、口だけパクパク。
          4
          前出の瓦板売りが中央サスに。
瓦板売り  さあさぁ、さあさぁ、下津井屋の事の起こりは幕府が出した津留め令、倉敷村の商人がすわこの時とばかり買い占め藏の中に蓄め込んだ、米麦綿をば、水島灘に浮かぶ亀島から、汐入り川を下り児島湾の小串から、コッソリ荷船を出して兵庫、大坂へ禁を破って大儲け、それを妬んだ商人が時の代官大竹左馬太郎に訴えやしたが、のらりくらりと裁かず逃げていやした。その時、東中島屋大橋敬之助、積み荷の現場を押さえ船頭を引き連れて代官の前へ、そうなりゃあーウヤムヤに済まそうとしていた大竹代官はやけくそで津留め破りの商人たちを手錠村預け、入牢、謹慎と断を下しやした。ところが、幸か不幸か代官交替で桜井久之助が着任するや、倉敷村は港ではないので津留め破りなどあろう筈もないとの裁き、村人は怒り多勢を便りにの直訴、そんな事は屁のかつぱと聞き捨てたが、事の発端、村人のその恨みが下津井屋事件へと・・・。おっと、早まってはいけねえょ、犯人捜しに頭を働かしてはいけねえ。まあ、此処までしべりゃあ大方の見当が・・・。代官は三日三晩燃え盛る下津井屋を唯茫然と眺め、常夜灯のように汐入り川に影を落としていやした。そして、突然に「下手人は大橋敬之助唯 一人」と金切り声をあげやした。
       瓦板売りの明かりが消え、
       上手の源内の書斎にトツプが下りる。
       立石は源内である。立石とは敬之助の後の名前。
       立石とおけいが明かりの中に。
       林孚一と本城新太郎が出てきて、
       立石孫一郎を最初のセリフの後以下孫一 郎と書く。
       装置として何かを置く事。
立石孫一郎  おけい、困ったことになった。この私の短慮が・・・。
おけい  いいえ、あなたは唯いいと思ってなされたこと、何も後悔をなさることは御座いません。      
孫一郎  私はやっていない。やらせてはいない。私がやるなら代官桜井をやる。
おけい  これから・・・。
孫一郎  桜井に逢おう、そして身の潔白を晴らそう。                                
おけい  どうぞ此処は・・・。
林  敬之助さんここはおけいさんの言うとおり、一先ず身を隠した方がよを御座いましょうょ。なあ、本城さん・・・。
本城   林さまの言うとおり、桜井はあなたを下手人にして・・・。
孫一郎  逃げれば罪を認めたことになろう。
おけい  ・・・。あなた・・・。
林  通生の通生院八幡宮の三輪光郷の所に隠れてて少し様子を見てはどうかな。
本城  そうなさいませ。倉敷の出来事が手にとるように分かるかの地へ・・・。その方が・・・。
孫一郎  わたしの生き方が、誤解を招いたのか・・・。
       上手の明かりが中央へフェードアウトし中央トップに、
       大谷五左衛門と立石正介と大橋武右衛門(中島屋)が入る。
大谷  播州は上月村の大庄屋の大谷家の嫡子敬吉として産まれ、十六歳の時、庄屋見習いのおり、小 作を庇い役人と喧嘩をして・・・。
立石  敬吉の母の出所美作は二宮村の大庄屋立石家へ預けられ・・。
大谷  播州にはおれずに・・・。敬吉、優しさでは決して人は救えぬ、言葉で人は動かぬ。自らが先頭に立て、正しいと思ったことはだれのために正しいかを考えろ。身を捨てて浮かぶ瀬もある。
立石  この立石にきて、敬吉改め敬之助。剣は倉敷から出稽古に通って来られていた井汲唯一先生に習い、裏街道を行き来する長州の人達と逢い、世情のあれこれを・・・。それから、備中は倉敷村の、大谷家、立石家の親戚の大庄屋大橋家へ養子あい整い、大橋敬之助とせり、長女おけい殿と縁を結び分家、東中島屋として・・・。大橋武右衛門中島屋はええ養子をもろうたと大層に羨ましがられた。若い頃の短気さは影を潜め、商売熱心で村人からの信頼も熱く、よく相談に乗っておった。向学心は旺盛で、本町で間塾を開いておった森田節斎先生に漢詩を学び・・・。だが、育ちか、不正に目を瞑る勇気を持っておらなんだ。頼まれると嫌と言えない質、大谷、立石の血筋・・・。商人は御定法に従いながら利を稼ぐ、白を黒と言い儲けを考える、そこまではなかなか・・・。
       中央の明かりが上手へフェードして、
       孫一郎、おけい、林、本城、井汲へ。
孫一郎  みんなに迷惑を掛けて・・・。心配をしてもらって・・・。
     此処は一先ずみんなの言うとおり・・・。
林  その方が・・・。
本城   そうなさいませ。
孫一郎  井汲先生!
井汲   孫一郎、これからは、上も下もない、人はみな平等の世の中に。それ故にここは命を大切に・・・。人が何と言おうが、おんしのことは後の人が・・・。
       林と本城と井汲は消える。
孫一郎  おけい心配をかけるな。
おけい  家のこと、いいえ私たちのことはご案じなさいませぬ様に・・・。
孫一郎  正吉、千之輔、お鶴のことは・・・。
おけい  嫌疑が晴れれば・・・。
孫一郎  そうあって欲しいが・・・。おけい、世話になった。
おけい  くれぐれも・・・(泣き伏した)
       トップが落ち、瓦板売りの明かり。
       瓦板売りが入る。
瓦板売り  大橋敬之助、此処は逃げるにしかずと、やってもいねえ嫌疑を掛けられてはたまったもんじゃあ御座いやせんやぁー。夜半にこっそりと四十瀬から高梁川を高瀬舟をしたて江長、古新田、呼松、塩生、通生と下り身の置場を代えやした。敬之助は水島灘に突き出た宮の鼻でぼんやりと夕日を見て過ごしやした。「所詮人間とは定めに従うしかないのか」と、溜息混じりに落とした声が波の音に直ぐ消えやした。敬之助に届く便りは・・・。
       トップに孫一郎と三輪光郷神主が入り、

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三輪  大橋さま、届く便りは引き潮ばかり、桜井代官に尊皇の有志が呼び付けられて酷い取り調べあなたを隠しているのではとの詮議、それがだんだん酷くなっているようで御座いますょ。林さま、本城さま、島田方軒先生、それに・・・。
孫一郎  この私が名乗り出て身の潔白を・・・。
三輪  今名乗り出れば桜井代官にとっては物怪の幸い、猫に鰹節・・・。
孫一郎  私が、私一人が犠牲になれば・・・。
三輪  なりません。あの事件であなたを下手人にしたて、倉敷村の尊皇の志を持つ者のあぶり出しをと言うのが桜井代官の考えです・・・。
孫一郎  もう、幕府もなりふり構わずに・・・。足掻きが凋落の兆し・・・。
三輪  逃げられませ、そんなに幕府も長く持ちますまい。
孫一郎  この私に尊皇の仕事をせよと・・・。天の啓示か・・・。その道しかないのか、私は・・     ・。
三輪  それに、井汲先生も追われておられます。
孫一郎  なに、先生が・・・。なぜ!
三輪  井汲先生と大橋敬之助が、津留めの罪を無罪にしたその恨みから下津井屋を襲ったと・・・。    
孫一郎  不本意だが、先生を、大望前の先生をこの小事に巻き込むわけには行かぬ。三輪さん、倉敷に人をやって下津井屋は先の裁きに物申して正義の為にこの敬之助一人が起こしたとの流言を広めては呉れないだろうか?
三輪  それでは・・・、
孫一郎  此処は大橋敬之助が・・・これも定めとするならば甘んじて受けよう。
三輪  してこれから・・・。
孫一郎  大坂、京へ、下津井から・・・。
                     暗転

 殺陣の練習が始まった。刀を腰に差して歩く稽古が始まった。省三の子供時代はチャンバラごっこという遊びがあったが、今はないのでそれを教えた。あの頃子供たちはみんな東映の時代劇をこぞって見に行っていた。見様見真似で刀の扱いは馴れていたのだった。が、今の子は時代劇を見ないから握り方もわからなかった。練習に走ることを取り入れている所為か顎を上げることはなく付いて来る事が出来た。脱力が役にたった。脱力を練習しているといざと言う時に怪我をしなくてすむのだった。活舌、鼻濁が出来て台詞が力強いものになっていた。
「芸文館の舞台は広いぞ・・・。大きく動け」
 省三は叫んでいた。
 一度ここでするのだと舞台を見せなくてはならないと思った。
 通しの稽古が練習日には行われた。
「演出の指示を待つな・・・考えてやれ」
「演出の人形になるな、台本を読んで考えろ」
「声が小さいぞ・・・バックには音楽が流れているぞ」
 稽古の成果は明らかに出ていたが、良く出来たとは言わなかった。