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今日は晴れたり曇ったりの変な日だった・・・晴れるなら晴れる降るなら降るとはっきりして欲しい・・・。
今国会では年金の問題が・・・国民年金だけの人、厚生年金だけの人は問題はないが・・・仕事をしたり遊んだりしていた人が国民年金と厚生年金を同一番号にするときにもれたということか・・・。5000千万人もの人がうろうろとしたことになるのか・・・その中の半分は正確に統合されているらしいが・・・。950億円の支払いもれ・・・特別会計の250兆円の中からどうにでもなる・・・。国家予算の3倍の250兆の使い道はどうなっているのか・・・その方を国民は知りたがっているのだが・・・何が小さい政府美しい国作りだ・・・曖昧すぎるのでその言葉は国民の耳に届かないが・・・。つまり政府は250兆円の裏金を自由に使って国民には税金や介護費の増額、消費税のアップをちらつかせ、年金の削減、交付金による福祉の切り捨てをやっているのであるが・・・。こんな國の議員や官僚を信じられるのか・・・。
年金の問題がなぜ今頃・・・議員年金は議員の都合のいいようにしておいて・・・厚生と共済年金の一元化はうやむや・・・その方を国民は怒っているのがバカな議員は分かっていないらしい・・・。950億円の支払いもれ・・・。そんな金は議員年金、公務員共済、厚生年金の改革でどうにでもなるというもの・・・。与野党の参議院選挙目当てのパァホーマンスが見え見え・・・。金になる議員になりたい輩のあがきなのだが・・・。
こいつだけは議員になって欲しくないと言うマイナス票の投票制度の法案を作ってくれれば投票率は上がろうというものを・・・。今の制度では投票する気がしないが・・・。私一人かこんな考えは・・・。
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天使の赤褌
6
大木田の家より少し上がったところにある、本家普請の大きな幾重もの本瓦葺の屋根と遠州を思わせる庭園の美事さが、代々の受け継がれた土地を売って勝ち取ったものである。その家が、山の持ち主の森山元作の家であった。今、元作は繁った山肌に鍬を入れ、鎌を入れているところであった。その話がまとまってから、大木田は植物図鑑と首っぴきの日が続いているのだった。薬草を植える時機、栽培、効能、の研究であった。
大木田は縁側の陽溜りに腰を掛けてぼんやりと庭の隅に咲く矢車草に見入っていた。けなげと見る人間は傲慢なのだろうか。今の人間はそんな草花の存在にすら心を動かさなくなっているのが現状である。それは、慈しみの欠如か、感性の低さなのか、心に余裕が無くなっているのか、その事が幸不幸なのか分からないが、心の扉を開かせないと言うことは本当のようであった。それは、人間の身体の成長が著しく良くなったのに比べ、心の発育が遅れ、バランスの崩れを感じるのもその一つだ。身長を例に取って見ても、牛乳の摂取量より砂糖の消費量が大きく係わっていることは統計に表れている。蛋白質より葡萄糖が人間の成長に不可欠であると言うのが定説になりつつあると言うのが現状である。生態系のバランスは極端に突然にある一部分を攻撃するのだ。幾ら人間が自然に似た自然をどんなに巧く作っても自然の前には叶わないのと言うものだ。快適な自然環境が人間の桃源郷とするならば、自然を共とした生活が必要なのではあるまいか。
「先生!」
若々しいピンク色の声が聞こえてきた。なだらかな坂道から庭が見え、縁側で考え事をしている大木田の姿が映ったらしく、由美が声を投げて寄越したのであった。大木田がその方を見ると白いホットパンツに真っ赤なトレーナを着けた由美がにっこり笑って手を振りながら近づいていた。肩まで垂れている髪を靡かせ、頭に純白のベレー帽がちょこんとのっかっていて十六歳の由美のあどけなさと茶目気を表しているものであった。
大木田は立って、竹で作った簡単な木戸へと歩んだ。
「本当に来たんだね」
大木田は愛想を崩して言った。
「はい。先生の言い付け通りに鮭を、それも一番大きい物を買ってきました」
大木田は木戸を開けてゆっくりと縁へ向かう。足元にちらばる雑草をひょいひょいと避けながら歩く。それは一つの風景画のようだ。渋い濃紺の一重をラフに着こなしていた。「先生って、意外とユーモアが判るのですね」
「ええ!」
「私が言った言葉に合わせてくださいましたもの。薄い茶で紺の兵子帯ではなく・・・」「君だって・・・」
二人の頬は緩んでいた。言葉の遊びがただ一回の出会いなのに打ち解けた雰囲気を作った。
「良い所ですね、気に入りました。それにしても、こんな広いお家にお一人で住んでらっして寂しくありませんか?」
縁側にスーパーの包みを置いて、物珍しそうに視線を投げていた由美が言った。
「東京とあまり変わりはしないよ、あそこは砂漠って良く言うだろう。働く町で住む町ではないんだよ。あそこは化学薬品でこちらは漢方て言えばいいのかな・・・」
くぐもった大木田の顔があった。
「ところで、先生に是非聞き入れて欲しいんです・・・」
由美がころりと言葉を変えて、真剣に大木田を見詰めた。丸い目が更に丸くなった。
「なんだろうか・・・」
「私先生の弟子にして欲しいんです」
「弟子」
「はい・・・」
「純愛ごっこではなかったのかね」
「いいえ、弟子にしてくださるならなんでもします」
「何がしたいのかね。知りたいのかな」
「来年の春までに、台本を書かなくてはならないのです。私、今演劇部の部長なんですけれど、今年も予選落ちをして・・・。だから、せめて、来年は・・・」
「卒業だろう」
「はい。だから、いい台本を残して・・・。演劇はやはり本が一番なんです。演技ではなかったんです」
「それはそうさ。だから、私にその書き方を教えてくれと言うのだね」
「はい。・・・駄目でしょうか?」
「さあ、私もこれからの生活について色々と考えていることがあってね」
「読んでくださるだけでいいんです」
「読むくらいなら簡単だよ。だけど、私の要求に耐えられるかな」
「はい、弟子にしてくださるのなら絶対に耐えてみせます」
![サイズ変更DSC02099.JPG](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/61/0000109761/88/img0d3aa8fbzikdzj.jpeg)
皆様御元気で・・・ご自愛を・・・ありがとうございました・・・。
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あいつは加奈子を抱いた。この日から加奈子は自分で作った水槽の中で孤独な魚と化した。
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1982年、まだ美しかった横浜―風変わりなおんぼろ塾で、あたしたちは出会った。ロケット花火で不良どもに戦いを挑み、路地裏を全力疾走で駆け抜ける!それぞれが悩みや秘密を抱えながらも、あの頃、世界は輝いていた。大人へと押しあげられてしまったすべての人へ捧げる、あなたも知っている“あの頃”の物語。
作者のブログです・・・出版したあとも精力的に書き進めています・・・一度覗いてみてはと・・・。
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