yuuの夢物語

夢の数々をここに語り綴りたい

書く物によることがある・・・。

2011-02-03 23:59:21 | 独り言
アマゾン第一位作家大集合1/2

ワープロと心中

 ワープロが壊れメーカーに部品がなくなり直せなくなったのが還暦の六十歳の時だった。ワープロを四台叩き潰した時だった。手書きからワープロへ、原稿用紙に文字を書いていると指先が痛くなり痺れて困るしもともと悪筆の私にはワープロは神の手の様に文字を生み出してくれ文体を覚知して変換してくれた。
「そろそろパソコンに変えた方がいいのではありませんか」
 修理に出すと部品がないと断りながら家電の修理係が言った。パソコンは買ってあったがどのように扱えばいいか分からずに埃をかぶっていた。
ーこれを期に書くことは辞めろというのかも知れない、還暦の時にそうおもったー
 人並みにここらでリタイアをするかと書くことを辞めた。新しいパソコンを買ってチャットをしたりホームページを作ったりして遊んだ。むずかしいと思っていたパソコンも意外と簡単であった。遊び人の暇人、時間は幾らでもあったから独学でマスターした。ぶろばぁいだぁーへ真夜中に電話を入れて色々と教わった。いじりすぎてその都度パソコンは故障して修理に出した。買ったときの値段より高くかかった。それが良い勉強になりマスターするのに役立った。本なんか読まなかった。ワードを使って見るとたやすく文章が打てた。ワープロのキーボードと同じであったからだった。だがワードはワープロと違い癖を関知してくれなかった。ワープロ好きが沢山いることに納得した。
 チャットで「朝まで生チャット」との時間を作ったり、作品を朗読したりして楽しんだ。「朝まで生チャット」というのはテーマを決めてチャットのみんなと意見交換をする物だった。その部屋には二、三十人は訪ねてきてくれていた。真剣に発言してくれ良い部屋を運営出来た。アメリカ、オランダ、中国の人たちも参加してくれた。興奮しすぎて鼻血が出て止まらなり八日間入院したのをきっかけにチャットは卒業した。それからブログを立ち上げて今まで書いた小説を更新した。パソコンで書いた物と言ったら自分史を書き続けているだけである。だから作品は一作も書き上げていない。書いた物は途中で完結した物はひとつもない。書いている途中で、書くのを辞めたのだと気づき続きを書かないからなのだ。
 ところが孫が、それも二人も一緒に産まれたものだから何か記念にと思い系図を小説風に書いてしまったのだ。還暦で書かないと誓ったことを反古してしまったのだ。孫達の成長する姿を見ていると私もこれで良いのかと言う反省が産まれまだまだと感じ本を読んだり書くことを再開した。ワープロを自由に使いこなした手がワードを変幻自在に扱うすべてを習得した。それを使わない手はないと書き始めたのだ。パソコンから産まれた小説や戯曲はまだないが随筆は何十編は書いた。自分が随筆と思っているだけでそれは雑文なのだ。思いつきをただ綴っただけなのだ。自分史もまだ四十歳のところで止まっているのだ。これから書き進めなくてはならないとつくづく思っているがなかなか、爾来横着者故何時も途中までと言うことになっている。孫達のはしゃぐ声を聞いていると書かなくてはと思うのだがなかなか手に付かないのだ。駄目な奴なんです。
 ツィツターで少し過激なことを書いたら閉鎖された。本当の事を書くと消去すると言うことは何なんだろう。つぶやき、らちもない事を書いて喜んでいることの方が人間関係を円滑にするのだろうか。そんな つぶやき はいらない、こちらの方から願い下げだ。
 私がブログに沢山の作品を残しているのは紙に残すより場所をとらないから良いと言うことだけである。ワープロで書いているときにはフロッピーに何十枚と入れていた。それがCDへコピーすれば何枚かで終わる、DVDならなお少なくてすむ、画期的な記録保存形態なのである。それを使わない手はないと使っている。今、ワープロのようにワードをつかっている。すっかり自分の物にしているから出来るのである。今考えればローマ字で入力をしていれば良かったと思う。ワープロは最初にカナで入力をし馴れてしまっているから今からでは面倒だと言うことでそれを使って打っている。
 ワープロの良いところ、ワードの良いところそれらを比較したがどちらでもいい故障をせずにあってくれればと思う。
 私が作品を書いていると孫達がきて賑やかに遊んでいるが、私が相手をしないのでパソコンのスイッチを切るのには閉口する。書いていた物がすべてパーになってしまう。何度書き直したことか・・・。
だが、パソコンは素晴らしい。吾が家は新聞を三年前からとっていない、ニュースはすべてパソコンで読むから必要がなくなったからなのだ。今我が家には八台のパソコンがあり一人に一台という計算になる。孫達を含めてのことである。
 ワープロが良かったか、ワードが良いかと言われれば、書くのだったらワープロと答えるであろう。書くだけの機能を持ったワープロが良いと懐かしさを込めて言うだろう。それはワープロで沢山の作品を書いたことに由来するのだ。
 辞書機能を充実させたワープロの新商品が今でも欲しいと思っている。つまり電子辞書とワープロの合体を・・・。