yuuの夢物語

夢の数々をここに語り綴りたい

2006/04/06 春が小休止・・・。

2006-04-06 19:09:36 | Yuuの日記




晴れたり曇ったりそんな天気だが少し事寒さが残っている明日は晴れるか・・・。

麗老(11)

 妙子は昼間に雄吉の家に現れるようになった。
「草餅が美味しそうだから買ってきた」
「アイスクリームが食べたいから・・・」
 妙子は土産をいつも買って来た。夕餉を作り一緒に食べることもあり、寿司やラーメンを食べに行くこともあった。
 妙子が来る様になって部屋は綺麗になっていた。大人しそうに見えるが、よく笑い良く喋った。雄吉はその明るさに救われた。じめじめしとした性格だったら付き合って行けなかっただろう。リードするのは妙子だった。
「苗床を手伝って欲しいの」
「いいよ」
「去年は一人でやった」
「疲れたね」
「ほっといたから収穫はあまりなかった」
「でも、食べられるだけあったんだろう」
「十分に」
「稲は作ったことがないから・・・」
「ここを引き払って私の所に来たら」
 妙子は突然に言った。
「ここに出入りしていると奥さんに焼き餅を焼かれるわ」
「そんなことを気にしていたの」
「するは・・・」
 雄吉はこれも定めかという風に従うことにしたのだった。家は長男に譲ることにした。
「親父大丈夫なの」
「騙されてない」
「歳が離れすぎていない」
「捨てられて、泣くんじゃない」
「はっきりとした方がいいよ、俺たちはどちらも賛成だから」
「家は貰っておく」
「弟には山をやって」
 長男はさばさばと言い放ったのだった。
「何もなくなった」
 と、妙子に言った。
「私だけの人になった」 
 妙子は笑った。
 籾を蒔いて黒いビニールで覆いをした。
「さてと、夕食を奢らなくては・・・行きましょう」
 妙子がハンドルをとった。山間のレストランで食事をした。帰りに車は池の側にあるラブホテルに吸いこまれて行った。(以下次号)

今日眠い・・・春眠暁を覚えずか・・・。
九太郎が又恋の気節を迎えている・・・。喧しくて眠られないので外に繋ぐことが多くなった・・・。明かりが暗闇に溶け込んでいくなか川を見詰めているが・・・。今から虚勢をしてもいい結果がないと言うが・・・。虚勢は最初のさかりの前にすることが望ましいと言うことを知ったが・・・。遅いか・・・。パイプカットとたまたまをとる二つの方法が・・・。大人しくなり喧しくなくなると言うが・・・。自然の摂理を壊すことが・・・。近頃、猫が歩いているところを見たことがない・・・少なくなっているのだろうか・・・。それに引き替えなんと犬の多いことか・・・。猫の額と同じで肩身が狭くなったのか・・・。

こけなんかはどうでしょうか・・・。

作家養成塾作家養成塾
長年プロの作家として活躍し、後身の指導も熱心に行っている著者ならではのわかりやすい切り口で、小説の書き方を伝授。原稿は枚数に応じた内容を書く、デビュー作で扱うのに不向きな素材など、実戦テク満載。
現役作家にして小説講座のカリスマ講師。数十人に及ぶ門下生をデビューさせた著者が、“作家になりたい”あなたへ送る実戦テク満載の指南書。
【目次】
第1章 書き始める前に全体をつかむ(小説を書く前に/原稿は枚数に応じて書くべき ほか)/第2章 書きたい素材で長さを決める(長編・短編の向き不向きを自覚する/視点の転変はミステリーで最大のタブー ほか)/第3章 絶対に取れる新人賞(オリジナリティなしの作品に採用なし/いかにしてオリジナリティを見出すか? ほか)/第4章 オリジナリティこそ最大の武器(お笑い・滑稽路線は難しい/拙速応募はするべからず)/第5章 「持ち込み」デビューをする(「持ち込み」デビューとは?/「持ち込み」に持っていくもの ほか)
【著者紹介】
若桜木 虔(わかおぎ けん)
1947年、静岡県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。NHKカルチャーセンター、読売文化センターで小説講座の講師を担当し、12名の生徒をプロ・デビューさせている。『プロ作家養成講座』(小社刊)をはじめ、300冊以上の著作があるほか、作家集団、霧島那智の筆名で時代小説やシュミレーション小説を200冊以上上梓している。ベストセラーにランキングされた作品も数多い。
ミステリを書く! 10のステップミステリを書く! 10のステップテレビドラマ創作講座
上手に童話を書くための本上手に童話を書くための本
子どもに本を読み聞かせるだけでなく、自分でも童話を創作してみたいというお母さんや保育者が増えています。また、児童文学の好きな学生や会社勤めの人の中にも童話を書きたいという人が少なくありません。そのための専門学校ができたり、各地で開かれているカルチャー教室にも、たいてい童話創作講座が置かれています。しかし、講座に行けなかったり、講座で勉強しても、いざ自分で書いてみると、子どもの作文みたいになったり、類型的な童話になったり、なかなか思うようにいかないと悩んでいる人がいます。そんな人たちのために、どうすれば上手に童話を書けるか、具体的に作品を例示しながら解説したのが本書です。そもそろ童話とはどういうものか、どういう作品が子どもの心をとらえるのか、素材のさがし方やテーマの選び方からその表現方法まで、多岐にわたってわかりやすく書いてあります。特に気をつけたのは、それぞれの資質にあわせて、自由に創作の勉強ができるようにしたことです。
【目次】
第1章 なにをどう描くか/第2章 テーマの生かし方/第3章 どんな方法で描くか/第4章 ファンタジーの描き方/第5章 印象に残る仕上げ方

 桃の花開花は七分風の中
そよぐ花びら空に舞ける

2006/04/06夕方は寒さもゆるみ快適な時間を明日は桜も満開か・・・。