事務所の駐車場を出発した頃から
雨が降り出した
金曜日の夕刻・・・・みんなが慌しく家路を急ぐ時間だ
国道1号線から 大阪市内へ・・・赤いブレーキランプをずっと
追いかけるように 車を運転していた
そろそろ自宅マンションがみえてきた
車線は右折レーンをいれて3車線になる時
はるか前方を走る車が 急ブレーキを踏んだのか
同じレーンを走る車のブレーキランプが 明るく光りだした
「あっ・・・もう 今日は 最後までずっと混んでたわ」と心でつぶやきながら
前を走るダイハツミラのナンバープレートを眺めながら 停止した・・・
その瞬間・・・
『バァ~ン・・・・ドン』・・・・・・・・
「うっ苦・・・・!」ブレーキを踏んでいるのに 強い力で車が動いていく
右足が ペダルから押し戻されるような感覚だった・・・・
何がおこったのかまったくわからない瞬間だった
左前のライトが割れ 車道に壊れた破片が散乱する
強い力で前方に押されたまま 中央分離帯のすぐ横で
なんとか停止することができた
前方ミラの右後ろブレーキランプを直撃した様子・・・
バンパーが ペコリと凹み ランプが割れている
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ~!!! これって おかま?????」
ハザードランプを点滅させ
ゆっくりと 運転席から降りた
直撃してきた後ろの車がいなくなっている・・・・
どうやらミラは 前を走るベルファイヤーに接触した様子・・・
逃げた車含めて4台の玉突き事故だった・・・・
「後ろの車・・・どんなんやったか わかりますか?」
ベルファイヤーの主にたずねられても 答えることができず・・
「すいません・・・まったく 後ろ気にしてなかったから
わかりません」
「これ・・・事故なんで(笑) すいません・・・は 言わないでね」
そのひとことに すごく勇気付けられた
動揺する心から どんどん心が静かになる・・・
左車線の車が 散乱した車の破片をガリガリと引いてゆく
「むなしい音やな・・・(苦笑)」
「・・・何どんぐさいことしてんねん(怒)・・」金曜日の夜 みんなこの渋滞に
イラついている
「後ろの車逃げたんか? ぜったい足つくから 大丈夫や」
いろいろな掛け声に心ゆらしながら待つ15分だった
手には 会社とプライベートの携帯電話
2台の携帯を ひっきりなしにつないでいたことを思い出す
パトカーが到着して すぐに「ワゴンRの方? すぐにロードサービス
呼んでください おそらく 動かないと思いますから・・・」
ハッチバックのドアはおもいっきりへこみ
バンパーが リアタイヤにめり込んでいる
「ほんまにノーブレーキやわ・・・」
所長に電話して 自賠責保険のフリーダイヤルを確認した
「ダッシュボードに 車検証もあるから確認してね」
ダッシュボードがどこなのかさえ わからないくらい動揺している
『免許証と自賠責もって ここに集まってください』
車検証がどれなのか わからない・・・・
「たぶん これでしょう(笑)」事故処理にきてくれた警官に促され
車検証を出す(笑)
『レッカー手配できましたか?』
「大急ぎで 40分かかるみたいです」
『了解です。事故処理ふくめて約30分ほどです。レッカー到着まで パトカーでフォローしますので・・・・』
そんな事故処理の間に 事故のおおもとである車が もどってきてくれた(泣)
「怪我 大丈夫ですか? ほんまにすいません・・・」
謝ってる男性の横に 崩れるようにすわりこむ女子・・・
「ああ・・・この子が運転してたんや」
ベルファイヤーとミラは 処理が終わると すぐに帰途へ
レッカーが到着するまでぼんやりと ワゴンRをながめていた
「大好きやったのに・・ごめんね・・・(泣)」
自分の運のなさがなさけなかった
レッカー車が到着して 搬送先を伝えた
「守口市まで 1時間かからないと思いますわ・・・いまから 僕電話しますんで
・・・・ぜったい病院行ってくださいね・・・かなりの衝撃やったんちゃいますの?」
手配書にサインをして ワゴンRを見送った・・・
お世話になった 警察の人達に 挨拶をして・・・
今里筋は 何事もなかったかのように たくさんの車が行交う
都会の冷酷な空気を感じてしまう
そして・・・次の日から 普通に車に乗る自分がいる
雨が降り出した
金曜日の夕刻・・・・みんなが慌しく家路を急ぐ時間だ
国道1号線から 大阪市内へ・・・赤いブレーキランプをずっと
追いかけるように 車を運転していた
そろそろ自宅マンションがみえてきた
車線は右折レーンをいれて3車線になる時
はるか前方を走る車が 急ブレーキを踏んだのか
同じレーンを走る車のブレーキランプが 明るく光りだした
「あっ・・・もう 今日は 最後までずっと混んでたわ」と心でつぶやきながら
前を走るダイハツミラのナンバープレートを眺めながら 停止した・・・
その瞬間・・・
『バァ~ン・・・・ドン』・・・・・・・・
「うっ苦・・・・!」ブレーキを踏んでいるのに 強い力で車が動いていく
右足が ペダルから押し戻されるような感覚だった・・・・
何がおこったのかまったくわからない瞬間だった
左前のライトが割れ 車道に壊れた破片が散乱する
強い力で前方に押されたまま 中央分離帯のすぐ横で
なんとか停止することができた
前方ミラの右後ろブレーキランプを直撃した様子・・・
バンパーが ペコリと凹み ランプが割れている
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ~!!! これって おかま?????」
ハザードランプを点滅させ
ゆっくりと 運転席から降りた
直撃してきた後ろの車がいなくなっている・・・・
どうやらミラは 前を走るベルファイヤーに接触した様子・・・
逃げた車含めて4台の玉突き事故だった・・・・
「後ろの車・・・どんなんやったか わかりますか?」
ベルファイヤーの主にたずねられても 答えることができず・・
「すいません・・・まったく 後ろ気にしてなかったから
わかりません」
「これ・・・事故なんで(笑) すいません・・・は 言わないでね」
そのひとことに すごく勇気付けられた
動揺する心から どんどん心が静かになる・・・
左車線の車が 散乱した車の破片をガリガリと引いてゆく
「むなしい音やな・・・(苦笑)」
「・・・何どんぐさいことしてんねん(怒)・・」金曜日の夜 みんなこの渋滞に
イラついている
「後ろの車逃げたんか? ぜったい足つくから 大丈夫や」
いろいろな掛け声に心ゆらしながら待つ15分だった
手には 会社とプライベートの携帯電話
2台の携帯を ひっきりなしにつないでいたことを思い出す
パトカーが到着して すぐに「ワゴンRの方? すぐにロードサービス
呼んでください おそらく 動かないと思いますから・・・」
ハッチバックのドアはおもいっきりへこみ
バンパーが リアタイヤにめり込んでいる
「ほんまにノーブレーキやわ・・・」
所長に電話して 自賠責保険のフリーダイヤルを確認した
「ダッシュボードに 車検証もあるから確認してね」
ダッシュボードがどこなのかさえ わからないくらい動揺している
『免許証と自賠責もって ここに集まってください』
車検証がどれなのか わからない・・・・
「たぶん これでしょう(笑)」事故処理にきてくれた警官に促され
車検証を出す(笑)
『レッカー手配できましたか?』
「大急ぎで 40分かかるみたいです」
『了解です。事故処理ふくめて約30分ほどです。レッカー到着まで パトカーでフォローしますので・・・・』
そんな事故処理の間に 事故のおおもとである車が もどってきてくれた(泣)
「怪我 大丈夫ですか? ほんまにすいません・・・」
謝ってる男性の横に 崩れるようにすわりこむ女子・・・
「ああ・・・この子が運転してたんや」
ベルファイヤーとミラは 処理が終わると すぐに帰途へ
レッカーが到着するまでぼんやりと ワゴンRをながめていた
「大好きやったのに・・ごめんね・・・(泣)」
自分の運のなさがなさけなかった
レッカー車が到着して 搬送先を伝えた
「守口市まで 1時間かからないと思いますわ・・・いまから 僕電話しますんで
・・・・ぜったい病院行ってくださいね・・・かなりの衝撃やったんちゃいますの?」
手配書にサインをして ワゴンRを見送った・・・
お世話になった 警察の人達に 挨拶をして・・・
今里筋は 何事もなかったかのように たくさんの車が行交う
都会の冷酷な空気を感じてしまう
そして・・・次の日から 普通に車に乗る自分がいる