峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

成人式

2006年01月05日 | 町内会長
午前10時15分から佐々町の成人式が行われました。私もお祝いに出かけてきました。

 新年を迎え、心穏やかに過ごしたいと願う、だが、今週末になれば私の不快指数は上がるに違いない。成人式があるからだ。テレビニュースや新聞で全国各地の「荒れる成人式」をまた見ることになるのか…。
 取材で何度か式典会場の周辺で新成人に抱負を聞いたことがある。ほとんど取材にならない。友人とはしゃぎ、記念写真に夢中の若者の群れに入り込む余地などない。中には自分の言葉できちんと答える新成人もいるが、ごくまれだ。
 だが、こんな新成人気分はいつの時代も似たようなものだろう。成人式を「儀式」と考える大人の側には「祝ってあげるんだから謹んで参加すべき」という押し付けがましさも多少あると思う。主催する自治体はただ「荒れる」のを恐れて神経をとがらせ、若者受けするような妙な趣向まで凝らす。成人式を「お祭り」と思っている主役たちとは、擦れ違いだ。
 個人的には、自治体主催の成人式典はもう必要ないと考えている。お祭りと思って会場に来たのに「今年もまた騒いだ」と非難されては、本人たちも迷惑だろう。家族や友人だけの集まりでも、心に一生残るお祝いはきっとできる。

きょうの長崎新聞『記者の目』というコーナーでの佐世保支社・田淵徹郎さんという方の記事です。

このような記事を読むにつれ、つくづく自分の足で現場に立ち、自分の目で物事を見聞きすることの大切さを思います。

きょうの佐々町成人式での町長の式辞は、新成人に対しての実に適切なエールであり、町議会議長の「激励のことば」は本当に慈愛にあふれるもでした。
一方、新成人を代表しての赤木くんの「成年の誓い」は、まことに青年らしいさわやかなものでした。私は、赤木くんの言葉を聴いているうちに涙が自然とあふれてきました。

式後、中学生の頃、私の塾に通って来てくれていた子供たちが私の元に来てくれました。中学生の頃、やんちゃしていた子供たちばかりです。
2人がスキンヘッドで、1人はパンチパーマです。4万円したという赤や黄色の羽織袴の貸衣装に身を包んでいるものの、何らあの頃と変わらない心優しい彼らでした。
外見とは異なり、みんな学業に仕事に一生懸命取り組んでいます。

一見、真面目そうなダークスーツ姿の人間が、いったいどんなハレンチなことをしているのでしょう。どんな悪事をはたらいているのでしょう。

中庭に出て写真を撮りました。撮ってくれたのは、あの赤木くんでした。彼は美容の専門学校に通っているそうです。。
ラメ入りの羽織袴にワックスで髪をひねらせ、薄くあごひげをたくわえた彼は、カッコよかった。

彼らは、きょうのこの「儀式」をどう受け止めているのでしょう。
コメント
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