峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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映像の力

2017年12月20日 | 暮らし

昨日深夜「地方の時代」映像祭で優秀賞を受賞したという富山チューリップテレビの「はりぼて 腐敗議会と記者たちの攻防」を視聴した。
富山市議会議員による政務活動費の不正取得を、テレビ記者たちが丁寧な取材を通してその不正を明らかにし、議員を次々と辞職に追い込んでいくというドキュメンタリーだ。

国会議員だろうが地方議員だろうが、彼らの引き起こす何かに、今さらそうそう驚くこともないが、14人もの市議が特に昨年の8月末から9月にかけて毎日のように議員辞職していく様には、さすがに呆れた。

テレビの映像が人間の顔を捉えるとき、決して表層だけを映し出しているわけではない。そこには、表情の奥に隠されている内面が如実に映し出される。

テレビ記者は地道な取材で裏を取り、不正を行っている議員を質す。
カメラは、議員の顔をクローズアップで捉える。
その時点で、しらを切っている議員はカメラから逃れるわけにいかない。
嘘をついている時の人間の内面が、そこに映し出されていた。

14人もの市議会議員が市民を平気で裏切り、不正な行為に手を染め、悪びれた様子もなく次から次へと辞職していく様は、異様というか不気味にさえ思えた。
映像の持つ力を改めて感じた番組であった。

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