台風の影響で佐々中学校の期末テストが土・日を挟んで今日まで行なわれています。
有紀さん・くるみさん、土曜日は午前１０:００～正午まで佐々町の将棋教室を手伝ってもらっています。
有紀さんがテスト期間中なのでどうかなと思ったのですが、ちゅうちょなく出かける用意をしていました。公民館へ行く途中
「テスト勉強はいいの？」と尋ねると
「うん」
「自信があるの？」
「そういうわけじゃないけれど・・・まあ、授業でだいたい・・・」
「授業で集中しているから大丈夫ということなんだ」
「まあ、そんなとこ」
「そうか、うん、それでいいんだ！」
常日頃、テスト前に勉強するのは止めなさい。テスト対策はしないと塾生の前で言っておきながら、テスト前になり塾生に
「先生、テスト勉強したいんですが？」と言われると折れてしまう私などに比べ、私の教えを忠実に守り、なんと首尾一貫したこのいさぎよさ！
結局、土曜の午後も秀楽に将棋を指しに行き、夜は食事の後、皆でテレビを見て楽しみました。
日曜日も棋譜を並べたり、音楽を聞いたりして過ごしていたようです。
昨日は、期末テストで下校は早かったようですが、帰宅は夕方でした。
遅かったねと声をかけると、小学校に寄って来たとのことでした。
小学生の頃から保健室の先生に可愛がっていただき、先生とは姉妹のようなお付き合いをさせて頂いているようです。
くるみさんを連絡役に、折に触れて手紙の交換をしている様子で、テスト期間中とか運動会などで代休になったときなどは友達を誘って先生のところでおしゃべりをするのが楽しみのようです。
「何を話したの？」と尋ねると
「う～ん、いろいろ。お菓子を用意して待っとらした」
「あなた、小学校が好きねえ」というと
「口石小学校と先生がセットで好きなの」とのことでした。
今朝、登校前に
「どう、テストの感じは？」
「うん、まあまあ～」
「結果をＨＰで公表してもいい？」
「ああ、べつにいいよ」
「嫌じゃないの？」
「べつに」
「ああ、結果にはこだわらないよね」
「うん」
いやア～、実にけれんみがない。淡々としている。
人間として、私より確実に数段上だ。
2003年6月24日（火）
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一夜漬けで手にした点数はそれだけのもの。〇か✕かの問題や、ア～オの中から選べなどのような選択肢の問題で、たまたま正解して手に入れた点数も、ただそれだけのもの。むしろ、害こそあれ、得られるものなど何1つない、と私は考えている。
最近、数学者・望月新一さんにより、数学の超難問「ABC予想」が証明される見通しになったと話題になったが、本物の知識とか豊かな教養など一朝一夕には身につかない。
目的を達成するための勉強は仕方ないとして、必要以上に受験勉強に精力をつぎ込むのは百害あって一利もない、と考える。
有紀さんの「口石小学校と先生がセットで好きなの」の言葉のまま、子供たちは学校が好きで、先生が好きだった。
子供たちの口から、どんな先生の悪口も聞いた覚えがない。
