峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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お笑い

2021年12月21日 | 暮らし
私たち夫婦を始め、我が家の子供たち含めてみんなが「お笑い」好きだ。
顔を合わせると、それぞれがその時の一押しの芸人を挙げ、その笑いについて語り合ったりするほどだ。
次女の娘の5歳になる糸葉さんは一時、お笑い芸人になると言っていたほど。今でも、「ズコッ」とこけ、フリにはボケてくれ、一発芸で笑わせてくれたりもする。

そんな私たちが毎年、楽しみにしているのが漫才の日本一を決める「M-1グランプリ」。その決勝の様子をテレビで視聴した。

ここ数年、M-1では「霜降り明星」「ミルクボーイ」「かまいたち」「ぺこぱ」「おいでやすこが」「マヂカルラブリー」と今、茶の間(ほとんど死語か)を沸かせているコンビが決勝の舞台で光を放っていた。

今年の決勝に残った10組、正直、いずれもが平凡に思えた。あの「ミルクボーイ」や「おいでやすこが」が出て来た時のインパクトを感じることはなかった。

第1ラウンドを経て、最終決戦に臨んだコンビは「インディアンス」「錦鯉」「オズワルド」の3組。
結果、優勝は審査員7名中、5名から支持された「錦鯉」だった。

しゃべくりの上手さ・達者さからすれば、「インディアンス」か「オズワルド」だったと思うが、頭一つ抜けるには今一だったように私にも思えた。

「錦鯉」の長谷川雅紀さんは50歳で相方の渡辺隆さんは43歳、歴代優勝者の中で最年長となる。

各分野で、若くして成功を収める人がいる。一方で、年を重ねてから頭角を現す人もいる。

栄冠に輝いた瞬間、長谷川さんは、人目をはばからずに大粒の涙で顔中を濡らしたが、それを見ていたこちらも、じいんとくるものがあった。
また、彼らの苦労を知っているのだろう、審査員の塙さんと冨澤さんがもらい泣きしていた。

最終決戦に臨んだ3組に「お笑い」そのものの差がそれほどなかったとするならば、そんなところが審査員に「錦鯉」と書かれたボタンを押させる決め手となったのかもしれない。
そしてそれは、「お笑い」の大事な要素の1つなのかもしれない。
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