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yurikago-sa

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四国八十八カ所 第七十五番 善通寺 (東院)

2015年02月10日 | 日記

四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 12回目

 平成26年11月16日 弘法大師 誕生の地75番 五岳山 善通寺を参詣しました

善通寺は 弘法大師が 唐から帰国された807年 仏教真言宗を 広く普及させる

勅許を得て先祖の菩提供養の寺として 父親から譲り受けた 四町四方の地に

 恩師の恵果和尚の住した青龍寺にならって 6年の歳月をかけ堂塔を建立し

 父の名前 善通(よしみち)をとって善通寺と号し霊場に定められ 鎌倉時代に

佐伯家の邸宅跡に 誕生院が建立され 別々のお寺でしたが 明治時代に

善通寺として一つのお寺となり 真言宗善通寺派の総本山になっています

京都の東寺 高野山の金剛峯寺とともに 空海三大霊場でもあり

四国霊場75番札所でもあります 

(はじめに 創建地(東院) つぎに誕生院(西院)に分けて投稿します)

 

日曜日のため 駐車場はバス 乗用車で 満杯

駐車場に立つ 空海記念碑

同じく駐車場に お遍路の交通安全を祈る お地蔵さんを祀っています

同じく 正覚門建立の記念碑が建っています

駐車場からは済世橋を渡って境内に入ります

済世橋を渡り正覚門をくぐると 

 45000平方メートルもの境内が広がり 門は5つ 東院 西院に分かれ 

豪壮な伽藍が立ち並んでいます

東院の案内図 

 

  西院から八脚仁王門 (1907年建築 国登録有形文化財)をくぐり東院へ

   

 西院側からは大草鞋の奉納 東院側は梵字の紙が貼られ 

仁王門さんは留守をしていました

 

極楽掘りに架かる はつか橋を渡ります

 

 

はつか橋を渡ると右に観智院内の集合のお墓(納骨堂)

上に立っているのは弘法大師像 石柱には「昼夜愍萬民住普賢悲願」と書いています

 

つづいて 観智院 

大師が善通寺開山と同時に建立され ご本尊十一面観音菩薩(子安観音)を祀られ

子授け 安産で信仰されています

左に 華蔵院 ご本尊に商売繁盛の守り神 毘沙門天をお祀りしています

中門 (国登録有形文化財)くぐると 東院の境内が開けます

五百羅漢が境内を囲むように並んでいます

中門をくぐると右に 南大門(国登録有形文化財)からは正面に金堂があります

現在の建物は1699年上棟 国重要文化財 

7間四面の二層楼の 豪壮な佇まいです

ご本尊は薬師如来坐像 像高約3m江戸中期に

御室大仏師運長法橋の作と言われています

金堂の手前に子授大師像手水場大石

 手前に赤穂浪士 大石内蔵助さん奉納の「手洗い大石」があります

 

金堂の左後ろに 六角形の経堂  

金堂の右手前に 金堂お守り所(売店)

金堂の右後ろに天神社 (国登録有形文化財)

東院境内に東から入る赤門です

金堂の右手に釈迦堂( 国登録有形文化財)

重厚で見事な美しい五重塔

1845年再建を開始1902(明治35)年に完成

4代目の総高45メートル 重要文化財です

南大門 (国登録有形文化財)

こちらから入ると 右手に五重塔 左手に鐘楼 正面に金堂の配置です

 五社明神

大楠 (県指定天然記念物)

大楠は東院境内に2本あり 大師誕生の頃はすでに大樹で 

樹齢千数百年経っていると言われています

佐伯祖廟

大師の父善通(よしみち)と母玉寄御前のご尊像をお祀りしています

「善通寺」は父善通の名前からつけられています

鐘楼  江戸時代末期再建(国登録有形文化財) 

 撮り残しは沢山ありますが 善通寺 東院はおわり  

つづいて 誕生院 (西院)を投稿しますご覧下さい

 おしまい


四国八十八カ所 第七十五番 善通寺 西院

2015年02月10日 | 日記

創建地 伽藍(東院)につづいて 誕生院(西院)の御影堂を中心とした

諸堂 石仏など紹介します

西院境内 案内図

駐車場から正覚門をくぐると左に 戦没者供養塔のパゴダがあります

パゴダの手前に遍照の石碑

 弘法大師の精神 仏の光明で 全てに優しく分け隔てなく照らし

世のため人のために尽くすことです

つづいて遍照閣への参道の左手に 十二支守り本尊が並んでいます

遍照閣 

「四国八十八ヶ所お砂踏み道場」が開催されたり

写経、読誦 仏画を学んだりする研修の道場のようです

 

遍照閣への参道右手に 聖天堂 

歓喜天が祀られ どんな願い事でも叶えてくれ

約束を守らない者には容赦なく罰を与える神さまです

聖天堂の右に光明殿、納骨永代供養塔です

善通寺では 宗旨 宗派を問わず供養してくれます

進行方向 右手に 四国霊場満願成就 先祖代々菩提の石柱が並んでいます

左端に 弘法大師のお父さん 佐伯善通の名前ががあります

石柱の前に 地蔵さん 石積地蔵ちゃん お大師さんの像などがあります

 

 右左の建物 石碑など見て 御影堂と聖霊殿をつなぐ廊下の下を をくぐると

 

 

御影堂の北周辺に左から 聖霊殿

 (しょうれいでん1940年建築の仏堂 登録有形文化財)

 

 同じく 延命龍観音菩薩像 

足元に竜がどぐろを巻いています

この延命観音菩薩は呪いや毒薬の害を除いて下さる仏さまです

 

同じく 地蔵堂(国登録有形文化財)

ほやけ地蔵が祀られています 頬にやけどの痕がある娘が 日参し祈願したところ

きれいにとれ 地蔵尊の頬に痕が移ったという お地蔵さんをお祀りしています

 やけど しみの人に信仰があります

同じく  金堂から移されたという 木造 五百羅漢 

護摩堂から聖霊殿への回路に祀られています

同じく 親鸞堂と護摩堂の間に 閻魔堂 (国登録有形文化財)

地獄に行った人間を 閻魔大王が大将で十人の王で裁きをします

 

 

同じく 「不二地蔵菩薩」

護摩堂 1940年建築 国登録有形文化財

親鸞堂 

浄土真宗開祖の親鸞上人は 師とする法然上人が 弘法大師生誕の地に 

逆修の塔を建てていることから この地に来ることを 希望したそうですが 

果たせなかったので 自から自分(親鸞)像を刻み

 「鎌田の御影」という日本で唯一の親鸞像が祀られているそうです

納経所

鐘楼

  

 御影堂前廻路(1915年建築国登録有形文化財)には 

回路の両側に弘法大師生涯の絵が奉納されています

  

弘法大師誕生の佐伯家跡に建立した御影堂 

(1831年再建 1936年に修築 国登録有形文化財) 

下には暗闇の中 手探りで廻る戒壇巡りがあり 巡り着くと

大師誕生の聖地といわれる奥殿真下で お大師さまの お声が聞けます

 ダウンロード画像

御影堂には 自画像の 瞬目大師(めひき)像が祀られています

大師が唐へ留学される時御影池に姿を写し自画像を描き 母御前に残したといいます

当時の土御門天皇がこの絵をご覧になり 目をまばたきされ

「瞬目大師」の尊号を賜ったそうです

 

 

御影堂の前に稚児大師像

幼少時は真魚(まお)と呼ばれ 聡明で信仰心の篤いお子様だったそうです

御影堂の縁におびんずるさま

自分の痛む所を左手で びんずるさまを右手で同時に擦ると 

より効き目があるそうです

こんな 場面に出会いました

 

御影堂の左に大玄関 小玄関1907年建築 国登録有形文化財)

「総本山善通寺」「真言宗善通寺派宗務庁」の看板があります

勅使門  (1936年再建 国登録有形文化財)

 

御影池の近くに いくつか石仏が祀られています

不動三尊 

右にコンガラ童子左にセイタカ童子を従えています

煩悩の強い人を強引に導き 精進する人には慈悲に満ちた仏さまです

御影池

大師が唐へ留学の時 両親への形見に 自分の姿を池の水面に写し

 自画像を描いたといわれる池

現在は 大師とご両親の像が祀られています

 

水子地蔵 

水子となった子供たちを 守り救って下さいます

絵馬に願いを書いて祈願し 願いが叶ったら絵馬を奉納します

 讃岐71番~77番の七福神めぐりの布袋さんも近くに祀られています

おおらかで円満、凶運も吉に変える強運のご利益があります

 

御影堂を正面にみて左の端に宿坊 いろは会館  

 

 宿坊で昼食をしました

長いブログを覗いていただいて ありがとうございました 

つぎ76番金倉寺を参詣しますバスで約20分です

おしまい