四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 12回目
平成26年111月16日 第七十二番 我拝師山 曼荼羅寺を参詣しました
曼荼羅寺は596年 弘法大師の先祖である 讃岐の領主佐伯家の氏寺として創建され
世坂寺(よさかでら)と呼ばれていました 後に弘法大師が 807年 唐から持ち帰った
大日如来の 金剛界 胎蔵界の 曼荼羅を納め 唐の青龍寺にならって
伽藍を三年がかりで建立 ご本尊に大日如来を祀り 寺号も曼荼羅寺と改め
四国霊場に定め 亡き母玉依御前の菩提寺としたと伝えられています
曼荼羅寺 境内図
仁王門
表は金剛力士 背後は 奉納の大わらじです
仁王門から堀にかかる石橋を渡ると正面に本堂 左手に 手水場
右手に鬼瓦のレリーフ 延命地蔵 修行大師像が並んでいます
鬼瓦のレリーフ 鬼瓦は 旧本堂のものだそうです
延命地蔵 の銅像
うまれた子供たちを守り 短命若死を免れるといいます
修行大師像 の石像
左に手水場
手水場と並んで 鐘楼
仁王門の正面に本堂
堂内は密教の世界曼荼羅が表現されているそうです
ご本尊に大日如来 密教界最高の仏さまです
ご真言 おん あびらうんけん ばざらだどばん
御真言を唱えると 生きていく全てのことに ご利益があるそうです
「弘法大師御母玉依御前菩提所」と本堂に表記されています
本堂の左手前西行の昼寝石
西行法師はこの寺の近くで7年間暮らし 時折り寺を訪れ この石の上で
昼寝をしていたと伝わっています
笠かけ桜
ある日 西行法師は 都に帰る人と寺を訪れ 桜の木に笠をかけ 忘れて帰り
西行はその笠を見て
「笠はあり その身はいかになりぬらん あわれはかなき あめが下かな」と詠んでいます
笠かけ桜の左に 十二支 守り本尊
大師堂に向かって左に忠魂碑 為実相院殿五輪塔
延命地蔵堂
愛染堂
愛染明王が祀られている かわいいお堂です
断ちがたい煩悩を悟りのエネルギーに変えてしまう仏さまです
地蔵堂
三界萬霊地蔵さんが祀られ あらゆる霊を供養し
供養の大切さを教えて下さるお地蔵さんです
仁王門から 左にある鐘楼の先を左に折れると大師堂
大師堂の右に水子地蔵
本堂左に 護摩堂
護摩堂は お護摩を焚いて修法するところ 不動明王かご本尊です
護摩堂の前に小さな不動明王像 を祀っています
護摩堂の左に八幡宮
五穀豊穣 家内安全 健康長寿 学業成就 交通安全 恋愛成就 のご利益
本堂向かって右に 観音堂
等身大の聖観音菩薩立像が祀られ
平安後期の作と言われ 県指定文化財です
つづいて 客殿
つづいて納経所
境内右の方に 大日如来石像
大日如来像近くに 笠松大師
大師お手植えの不老の松(笠松)が枯れ その松の名残りに
高さは約1mの大師像を刻み お祀りしています
讃岐71番~77番までの 七福神七か所めぐりの福禄寿も祀られています
幸福 財産 長寿に ご利益があります
大日如来石像に向かって右に 茶堂(休憩所)があります
つぎ74番甲山寺までバスで約10分です
おしまい