チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

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創作「赤と黒」~新たなるラストシーンPart25~

2013-07-14 17:56:36 | 創作「赤と黒」
お久しぶりです。
自分でも嫌になってしまうぐらい。悩んでしまいました。
このまま一気にエンディングにしてしまうのか。
それとも…
悩みすぎてついつい時間が経ってしまいましたが
またまたお越しいただいてありがとうございます。
それでは,ゴヌクとジェインの優しい時間をどうぞ。

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「ゴヌク 一緒にご飯食べよう。」
温かな抱擁を終え,ジェインはゆっくりと体を離した。
ゴヌクはジェインの「パンモクッチャッ(밥먹자)」の言葉に
僅かに瞳が狼狽える。ジェインはそんなゴヌクに気付かないふりをして
言葉を続け,笑う。
「ご飯,一緒に食べる約束だったじゃない。」
「ジェイン…」
ジェインは,ゴヌクの腕を取る。
「さあ,行こう。買い物して…おいしい物
 作ってあげる。」
なかば強引なほどジェインは確信しに満ちた気持ちで
歩き出した。
― 過去は替えられない。でも,未来は替えられる ―

ゴヌクの新しいアパートは二村の漢江公園から
割とすぐの場所だった。途中の小さなスーパーで
簡単に買い物をしてから,アパートに向かった。
高層アパートの12階。エレベーターで上がって
廊下を二人で歩く。ゴヌクは暗証番号を押しドアを
解錠する。そして,静かにドアを開けた。
部屋の中は前のゴヌクの部屋とはまるで違っていた。
白い壁,明るいベージュ系の床色。キッチンも真っ白だった。
小さな冷蔵庫。コンロは2口のガスレンジ。
小さなシンク台だが ちゃんとL字型キッチンに
なっているところがなんだかかわいらしい。
1LDKなのだろう。しきりのないキッチンから
すぐ居室になっている。緑色のビーンズ型のソファが
クローゼットの前にちょこんと置いてある。
窓は2つ。昼間だったら日差しが入ってきて
とても明るい部屋だろう。
ジェインは少しほっとした。
ゴヌクの住んでいる部屋を見て
ゴヌクの心に穏やかな時が流れ始めているのを
感じられたからだ。
そして,ほっとするのと同時に
急に目頭が熱くなってきた。
ジェインは慌ててゴヌクの手から
食材の袋を取り上げると,ゴヌクに背を
向けシンクのほうへ歩いた。
「何か…手伝おうか?」
急に背を向けたジェインに
ゴヌクが問いかけた。

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ゆっくり時間をかけて
書き進めていますが,
もしよかったら
またお越し下さい。^O^

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