チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

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創作「赤と黒」~新たなるラストシーンPart26~

2013-07-18 22:10:49 | 創作「赤と黒」
今回は,悩まず情景が浮かびました。
2人の穏やかで愛に満ちた時間が
流れます。

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結局二人でキッチンに立った。
キムパッ,チゲ,ケランマリ,キムチ
簡単な食事だが,一緒に作るのは
思いの外気持ちが落ち着いた。
2人でキムパッを巻く。
狭いシンクなので自然と肩がぶつかる。
2人とも肩がぶつかっても気にせず
寄り添うようにしてキムパッを巻いた。
最後にジェインが包丁で切り分ける。
「うまそうだな。」
ゴヌクが呟いた。
ジェインは切り分けたキンパッから
一切れつまむとゴヌクの口元に差し出した。
「うまそう じゃなくて,本当においしいんだから。」
ゴヌクが口を開く。そこへ,ジェインは
キムパッを押し込んだ。
指先がゴヌクの唇に触れる。
先ほどまで肩に感じてたゴヌクの体温が
今度は指先に移る。

できた食事を居室の方へ運ぶ。
ビーンズ型のソファの前の小さなテーブルへ。
ジェインは食事しながらゴヌクを
愛おしく見つめた。



ケランマリを口に運ぶ手つき。
チゲをすくい口に運ぶその口元。
スプーンを持つ指先。
水を飲み干す喉の動き。
すべてが愛おしかった。






ゴヌクもまた食事するジェインを
愛おしく見つめていた。
箸をとんとんと揃える仕草。
キムパッを口に運ぶ指。
もぐもぐと動く唇。
そして,話しながら時折見せる笑顔。
愛おしく見つめながらも
いつしか心が穏やかに落ち着いていくのが
感じられた。
―ジェイン。君は,日だまりの匂いがする。―
ゴヌクはふいにジェインの手を取った。
「ゴヌク?」
「ジェイン,ありがとう。…それと…君を…愛してる。」

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ゴヌクの初めての告白です。
いかがでしょう。
シチューエーションを様々に考えましたが
一番自然でごく普通のあり得そうな
ものに決めてみました。
それでは 次回もお楽しみに…^O^

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