夢見るババアの雑談室

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ほぼ身辺雑記です

中山七里著「悪徳の輪舞曲」 (講談社文庫)

2020-02-02 13:44:03 | 本と雑誌



少年時代 好奇心から人を殺し解体ー「死体配達人」と呼ばれた
現在は名前を御子柴礼司(みこしば れいじ)・・・弁護士となっている


今回 彼は自分の過去をつきつけられる
母親が殺人容疑で起訴されたから

死体配達人の母親を弁護を引き受ける弁護士はおらず

人殺しをした兄を恨みに思う妹の梓は仕方なく 兄に弁護を依頼する

人殺しを兄に持った為に 世間から迫害され縁談すら壊れ 生きて来た梓

兄へ怨嗟の言葉を投げ続ける梓


第一章 弁護人の悪徳

第二章 傍聴人の悪徳

第三章 被告人の悪徳

第四章 死者の悪徳


妻を殺された男は その無念を憎悪をぶつける相手を見つけた
人殺しが罰せられないなら

その代償を払う人間に 苦しみを与えてやろう
これは正義なのだ

死を以って正義を為すのだ


その罠を看過した御子柴だが・・・・・
過去の罪は 苛烈に襲い掛かる


全ては死体配達人が犯したその罪ゆえに始まって


御子柴シリーズは要潤さん主演でドラマ化され 先日最終回を迎えました


解説は作家の下村敦史氏


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