手柄の陸上競技場で 学校のスポーツ・デーだった娘
焼き肉食べたいーと言うので
とっころが! 焼き始めたら娘がいない
彼女 呆れたことに寝ておりました
眠り猫娘
仕方ない 娘の分は お皿へ取り分けておきましょう
私はホットプレートで焼いただけの野菜を ポン酢で食べるのが好きです
鍋にあるのは スジ肉と煮た大根
手柄の陸上競技場で 学校のスポーツ・デーだった娘
焼き肉食べたいーと言うので
とっころが! 焼き始めたら娘がいない
彼女 呆れたことに寝ておりました
眠り猫娘
仕方ない 娘の分は お皿へ取り分けておきましょう
私はホットプレートで焼いただけの野菜を ポン酢で食べるのが好きです
鍋にあるのは スジ肉と煮た大根
破滅までは描かれていないが 暗い将来(さき)―金の切れ目は縁の切れ目―を予感させる 終わり方だ
太く短く
主人公は刑事
とは言っても理想に燃える正義の味方ではない
とても危ない世渡りをしている
マル暴担当
悪徳刑事
刑事としての仕事はする
だが余録に目を瞑ったりはしない
むしろ積極的に 金になる話を捜している
女もいる
彼は妻とは 同居している他人 夫婦とは もはや言えない
彼は何がしたかったのだろう
破滅と判りつつ 気付いていながら おちていく自分を 笑うのだろうか
小説世界にひきこまれ 読了後は ぐったりするような 疲労感
筋追って冷静に書くには 数日 まず自分の中で熟成させないと無理な気がします
今はただ読み終わった
読んだ
という状態
数日おいて また読み返したいと思います
なお 作者は週刊 新潮 にて連載中
こちらはシリーズ物なのですが 展開がなかなかハードです
主人公の目論見も 彼が疫病神と呼ぶ人間の見通し 計画も どんどん ずれていきます
こちらのが 少し軽いかもしれない
どんどん悲惨な状況になっていくのに笑えますから
表紙の葡萄の絵は とても落ち着いたものなのに 題字 悪果が でんとあるせいで 食べちゃいけないモノに見えてきます
この葡萄全体が 悪果なのか 離れてひと粒転がったのが 主人公なのか
転がっていく事はたやすい
転がり続けるのも ラクではない
悪果にも心がある
ひと粒 ひと粒に主張が あるように感じます
最低限 守りたかった男の仁義
読み手の性別 年齢でも 感想は異なるでしょう
ただ もし あなたが 初めて 黒川博行を読もうとするなら
創元推理文庫にある一連の作品から 読み進んできてほしい気がします
わくわくしながら書店を捜す気持ち
古い作品を古本屋さんで見つけた時の やった~と いうような気持ち
読みたい本を書店へ捜しに行く時から 読書の楽しみは 始まっている気がします
イラクからの戦争帰り 元軍人のジョン・シーパクは 同じ軍人であった署長の招きで警官に
物語の語り手は臨時警官のダニー・ボイル
理由ありで運転はやめているシーパクを迎えがてら 一緒に食事するのが ボイルの日課
そこへ聞こえる悲鳴 二人が見たのは 血塗れ少女
潜り込んだ遊園地で 父親が殺されたと言う
少女の父は大富豪
弟の自殺の原因から 子供を守りたい気持ちが強いシーパク
父が死んだ少女が今度は誘拐された
誘拐犯と思われる容疑者を追跡していたシーパクが気が付いたこと
それは―
利用されている・・・そう思った存在こそ 周囲を操ろうとしていた
読み進むうちに すりかわっていく話
作者は映画の脚本を手掛けた経験もあり 映像化されたものが見たくなる展開をみせますし 読みながら場面場面が鮮やかに浮かびます
次回作が早く翻訳されることを祈って
また会いたい(読みたい)と思う登場人物達です