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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

澤田ふじ子著「禁裏御付武士事件簿《朝霧の賊》」徳間文庫

2007-09-07 23:20:34 | 本と雑誌

澤田ふじ子著「禁裏御付武士事件簿《朝霧の賊》」徳間文庫
澤田ふじ子著「禁裏御付武士事件簿《朝霧の賊》」徳間文庫
澤田ふじ子著「禁裏御付武士事件簿《朝霧の賊》」徳間文庫
相手の望みにつけこみ大金を得ていた男達を 禁裏の警護 京の人々生活守る 平八達が やっつける「春の扇」

甲斐性なしの出ていった夫 一人娘を育てて来た女は大怪我をした男を助け看病する
その男は兇悪な一味に追われていた
気付いた平八は―「朝霧の賊」

あどけない養女を身代金目当てにさらったものの・・・「かどわかし」

弟が大事な預かり物を質に入れてしまった
受けだす金に困った男は―「おばばの銭」

平八は盗賊の一味に仲間として誘われる
一味の首領は出生に秘密があった「危ない橋」

命を狙われる平八 彼は相手の裏をかき―「天鼓の狐」

後妻に入った女の前からの男は乗っ取りを企み―「雪の碑」


澤田ふじ子著「夕鶴恋歌」光文社

2007-09-07 19:45:04 | 本と雑誌

澤田ふじ子著「夕鶴恋歌」光文社
澤田ふじ子著「夕鶴恋歌」光文社
何故かうつけを装う坊ちゃん
若旦那は見合いの相手に断られる
そこには秘めた思案があった「花籠に月を入れて」

やっと幸福になれたと思う女を 昔の客が押しかけ襲う 「うらのまつやま」

不幸な女に寄り添ってくれた男 家も藩も捨てる覚悟であったに―「水の蛍」

一人暮らしの老女は孫のような若者を助けた「夏の囃子」

京に母と自分を置き戻ってこなかった父を尋ね―
男は現在の父の意外な境遇を知って「泣くな半蔵」

見失った惚れた女の名前をつけた店で 再会した・・・
だが女は―「夕鶴恋歌」

お稲荷様がうちの油揚げ食べにきてくれはる!店主は喜び算盤を弾いた― 妹の出した火事 だが私財をなげうってくれた その雇主の為 男は芝居を打つ「師走狐」

無口な男が京からはるばる大垣まで来たのは やむを得ず捨てた娘に会いたかったから―何とか捨てた償いをしたかった
陰ながら幸せを願っていたが「川端の宿」


澤田ふじ子著「真葛ヶ原の決闘」中公文庫

2007-09-07 13:13:33 | 本と雑誌

澤田ふじ子著「真葛ヶ原の決闘」中公文庫
澤田ふじ子著「真葛ヶ原の決闘」中公文庫
祇園社神灯事件簿・三

「僧兵の塚」何故か盗賊を自分が手引きしたと言い張る娘
その絶望した思いは身の上にあった

「真葛ヶ原の決闘」敵を見つけながら病身の父の無念を思い少年は 少し年上の相手に剣を教えてほしいと願った
頼助達は 彼らを助ける

「ふくろうの夜」頼助達の仲間である安蔵が殺される
そこには我が子可愛さの余り―人の命の大事さを見失った人間がいた

「鳥辺山鴉心中」博打狂いの兄に大切な仕事の上の預かり物を盗まれ 妹夫婦は心中する
哀れなるかな

反省せず大金持って逃げた兄は 心がけの悪さから殺されるのだった


澤田ふじ子著「夜の腕」中公文庫

2007-09-07 09:02:38 | 本と雑誌

澤田ふじ子著「夜の腕」中公文庫
澤田ふじ子著「夜の腕」中公文庫
澤田ふじ子著「夜の腕」中公文庫
祇園社神灯事件簿・ニ
カバー画を手掛けておられる蓬田やすひろ氏の絵が素晴らしいです

本当に提灯の燈(ひ)が入っているように見えます

おそらく表題作「夜の腕」の一場面からのものなのですが

「祇園の賽客」小判の賽銭に不審なものを感じ調査を始めると

惚れた女の幸せを願う男―
金にあかせて女を妻にしながら まだ満足できぬ人間がいた

「夜の腕」拍子をとり続ける酔っ払い
だが彼はもとは武士であった
女役者に惚れた
それがつまずきの始まり
彼は罪をおかしていた

「暗い桜」怨恨か 矢が二度も祇園社に射られ さらなる事故を警戒する頼助たち
浮かんだのは真面目な役人
浮かんでくる{死}

「牢屋絵師」押し込みの犯人の顔
それを店の小僧一人はしっかり見覚えていた 牢屋絵師と呼ばれるようになった男は 人相書きを描いていて 誰か気付く

頼助達は罪人を出さぬように動く