夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E 調整用延長基板を作り始めたぞ

2019-03-24 16:14:51 | Weblog
HL-79Eを本格的に調整するためには本来付属品で付いてくる延長基板(Ikegamiではテストアダプターと呼ぶ)を使います。基板上のTPのチェックと半固定抵抗はこれがないとどうにもなりません。私の79Eはそんな物はありませんから自作するしかありません。テストアダプターは1と2があり、当面私が必要なのは1です。これが成功したら2も作るかも知れません。
マニュアルにこんな図があります。


プリント板を起そうかとも考えましたが面倒臭いので別の方法を採用。通常考えられない方法です。
材料は1mmのアルミ板。配線材はエナメル線です。


要するに先日故障基板から取り出したオス/メスコネクタを配線、何らかの方法で延長すればいいわけです。


1mmのアルミ板はカッターナイフで切り込みを入れて何回か折り曲げて切断。シャーリングマシンが無い場合の定番の方法です。


カメラ側に素直に入ることを確認。


こんな具合になる予定です。


このコネクタは基板取り付け用なのでネジ止めというわけにはいきません。どうやってアルミ板に固定するか、しばらく考えました。バイスの口金にしたアルミアングルも使えそう。


材料を加工。ネジとスペーサーが必要ですが要らない79Eから拝借。午前中にここまで形になりました。コネクタは最後に瞬間接着剤又は両面テープで押さえ板に固定するつもりですがここは頭の使いどころ。


反対側は、


バラックの状態でイメージをつかみます。


案外簡単にここまで出来ました。難関は配線です。両コネクタの間を繋ぐだけのことですがピンのピッチが2.54mmしかないので半田付けが大変そう。エナメル線を使うのはその方が少しでも楽だろうと考えてのことです。
とここまでブログを書いて、改めてバラックを見たら「あれっどうやって配線するんだ」コネクタのMB側と基板側は配線部が裏と表。エナメル線を通す切り欠き穴を開けないといけません。明日はそこから始めましょう。
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