夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E 自作の延長基板が壊れて補修

2019-08-30 17:42:37 | Weblog
月金の実家訪問を済ませて飯山へ。市街地の東を流れる千曲川に中央橋がありますが、かつてはマゼンタに塗られた美しい鉄橋でした。味気ない新橋開通後旧中央橋は橋脚も含めて撤去され、今は跡形もありません。ところが千曲川右岸の下流側にあの鉄橋の一部がモニュメントとして設置されているんです。私の未完の映像作品「線路端の猫戯子」に昔の中央橋も収録してあり、その後撤去される様子も入っています。そこに挿入する映像を撮るためですが、残念ながらモニュメント周辺の整備が終わっていなくて断念。
ついでに言いますが同じ千曲川の長野/須坂間の村山橋も昭和初期に建造された見事な鉄橋でした。道路と鉄道共用の珍しい橋で、長野側上流部はかつて木下恵介監督の作品「野菊の如き君なりき」のロケも行われた場所。あの橋も今は架け替えられて跡形もありませんがこれも須坂側の脇にモニュメントになって保存されています。あの鉄橋も私の映像作品の中では今も生きていて電車が走って来ます。昭和50年に作ってリメイクした自主映画「ガラス細工のモビール」(YouTubeで公開)も一部ここで撮影しました。

昨日、便利に使ってきた調整用延長基板が壊れちゃいました。HL-79Eの整備はまだ先が長くなりそうなので補修です。
いつものことですが、その日やったことをBlogにまとめてアップした後は何もしないわけじゃなくて思いついたことをやることもあります。
夕べは抜いた基板を全部戻してマザーボードをたたいてみました。というのは目で見てもわからないしテスターで当たっても見つからない接触不良もあるからです。たたいて異常が出るようじゃ使い物になりません。
マザーボードの裏は絶縁のプレートがあるので外してあっちこっちドライバーの柄で軽くたたいてみました。ここはDC730Vがかかっている部分があるので要注意。


結果は何事も起きませんでした。それはそれで安心です。

ついでにMPUユニットのバックアップ電池の手直しです。リード線が短くてカメラ内部の隙間(撮像管ユニット周辺)に入れるには届かないので線を長くしました。ついでに電池ホルダーもそのままでは隙間に収まらないので違うものに変えました。


今日は撮像管から出た信号の行き先と撮像管に電源を供給する経路を調べようと思ったのですが、


その前に壊れた延長基板を直さないと。


アルミのアングルに瞬間接着剤で留めたオス側のコネクタが取れちゃったんです。さもありなんです。
昨日のうちに再度瞬間接着剤で留めてテープで補強したんですが、


このコネクタはネジ止め式ではなく基板取り付け式なので仕方なく接着剤にしたんですが、良くみると両端のピンは位置決め用でどこにも繋がっていません。


このヘソを利用しちゃえ。


簡単な図を書いてアルミ板に罫書きます。


こんな寸法でいいだろうと


毎度の穴あけ。


形になりました。


端の端子が近いので絶縁のためにグルーガンでスティックを流し込んで組み立て。


カメラに挿入してみました。ネジの頭と隣の基板が近くて皿ネジにしないと危ないのでこれから皿ネジを探して相手もドリルで皿もみします。各ユニットの間には絶縁スペーサーがありますが入れ忘れた場合を考えました。

出来ました。隣との隙間は充分ですが念のため絶縁テープを貼っておきます。


これから高田渡や岡林信康を聞きながら回路図を睨めっこしてBchの回路を追跡。

PREAMPの回路を追うと2系統あって片方はDEFユニットへ、もう一方はマザーボードへ行ってます。
手始めにマザーボードへ行ってる方を調べてみました。PREAMPからCN3を抜いてマザーボード側との導通チェックです。


全部調べました。テスターの♪(ブザーチェック)と抵抗値をメモ。


使ったペンシルテスターは短絡しても0.2Ωなのでどれも事実上ゼロです。
またひとつ要因が消えました。

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