夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Primoのマイクロフォン

2018-07-05 14:23:59 | Weblog
いつだったか、Ikegamiの業務用カメラに付けていたマイクが壊れてあわててハードオフのジャンクで見たマイクを思い出して格安で買ってきたことがあります。Primo EMU-4520という型番です。
途中経過は省略しますが、ベーカムにセットしておいたこれを動作確認したら目茶目茶感度が低くて使い物になりません。ネットで調べたらこのマイクは4LR44という6Vの電池を2本使うんです。知らずに単3を入れていました。どおりで内径が単3用にしては大きくて収まりが悪いわけです。ということで今日は電池を買いに行ったのですが行きつけのホームセンター2軒には置いてありませんでした。気をとり直してネットでじっくりデータを探すことにしました。

店のジャンクの箱に無造作に詰め込んであったのでどうせ安物だろうと思っていましたが調べてみたらどうしてどうしてこれは本物、超お買い得でした。今でも市場にそれなりの値段で出回っているらしいです。

Primo EMU-4520

作りがとてもしっかりしていて好感が持てます。

インピーダンスは標準的な600Ω

頭の部分を回すとマイクユニットが外れます。コンデンサーマイクって、本体はこんなちゃち、じゃなくてコンパクトです。

マイクユニット

データを見るとMUSICはフラットな特性、VOICEは低域を落としてあります。

スイッチ

このマイクはマイクユニットの相手側のスイッチで感度0dB/-10dBの切り替えができます。老眼鏡で確認したら0に設定してありました。摺動部を右に回すと-10dBになります。ネットで調べないとこんなスイッチは気が付きません。減衰パッドっていうんだそうです。

感度切り替えスイッチ

出力は平衡型、コネクタは当然XLR3Pとなっています。

コネクタ

いやいや、こりゃあ買っておいて良かった!念のため導通を調べたら使えそうです。(平衡型マイクはトランスを抱いているのでHot/Cold間は数百Ωの抵抗値があります)テストが楽しみです。使えたらIkegamiの放送用カメラにセットして使いましょう。
明日はあっちこっち回って電池を手に入れないと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする