陶芸教室に通っておられるNさんとTさんの共同作品です。
来年は我々二人の当たり年と言うことで記念にプレゼントして頂きました。
「ウマが合う」という言葉があります。この「ウマ」は漢字では「馬」と書きます。人と人との相性を言う時、「馬」が出てくるのは、かつて人と馬の相性が非常に大事だったからだそうですね。
クルマや電車が無かった時代は交通手段に馬が使われていました。徒歩で旅をする人も、険しい山道を越えるときなどは馬子の曳く馬を使いましたが、時には暴れ馬に振り落とされたりしたものです。そんな時は、「人と馬の相性が悪い」と言われました。
それから人間同士の相性が悪いことを「ウマが合わない」と言うようになったそうです。
今年、息子さんの御不幸で沈んでおられたパン作りの先生であるOさんから、クリスマスのシュトーレンが送られてきました。
今は、パン工房で朝の5時から夕方までお勤めをされているとの報告を受けホッとしています。
寶顕師からご紹介して頂いた7冊の法話集を事あるごとに読ませて頂いています。
人は身近な死に直面することによって、人生の意味を問い直す、とあります。「何のために自分は生きているのだろう」と真摯に考えたなら、本当の人生の意義を見出すことが出来るようです。
共に暮らした幸せをかみしめて、泣きながら笑いなさい、笑いながら泣きましょう、とあります。一緒にいないのは寂しいと思うでしょうが、故人が本当に寂しく思うのはその想いが無くなることだそうです。
餅付き大会を任されて仲間15人と参加していた3年前の今日、母危篤の知らせが。ここから車を走らせても約2時間掛かる。無念だが今ここを放って出掛けることも出来ず、大会の終わりを待つ。
98歳で天国に旅だった母の命日が3年前のクリスマスの日。今年は私の周りでも、不運にも亡くなられた方が多い。生きとし生けるものには死は付き物だが、母のように天寿を全うできる者はそう多くはない。
寶顕師の説法にあるように、一日一生、一日一善、生きている間に功徳を積むことをあらためて深く心に刻んだ25日の朝でした。