娘夫婦は今朝の４時半頃に東京に着き、ガソリンを満タンにしようと思ってガソリンスタンドに行ったらどこも売り切れとか・・・。
スーパーに立ち寄り買い物をしようとしたら、お米は売り切れ、食料もほとんど買い占められ、皆無の状態。
計画停電は東京２３区は除外のようです。娘は少しは揺れにも慣れたようですが、旦那の方は少々パニック状態みたいです。
今、朝日新聞の「天声人語」を読んでいますが、「３・１１」の前後で防災意識や人生観が一変し、日本に住む限り、誰もが被災者になり得ることを改めて思い知らされました。眼前の現実に学ばねば、平穏を断たれた人が浮かばれない、と結ばれています。
あまりにもむごい映像に胸が張り裂ける思いです。阪神・淡路大地震のときに、ボランティア活動で現地に赴いた方が数名おられ、作品展の会場で、「ごめんなさいね」と言って手を合わせて昼食を取られていた姿をお見受けしました。
現役の時、私も総務部に在籍していて翌日に仲間を救うために現地に出向きました。ビデオやカメラを持参しましたが、一枚も撮れずに戻ってきたことが思い起こされます。生々しい現状に直面した時、人は人として何をなすべきなのか、何ができるのか、また無力な自分を改めて認識させられた次第です。
日に日に被害の実態が分かってきましたが、依然として行方不明の方が大勢おられ、その安否が気遣われます。一日も早い人命の救助と復旧を願わずにはいられません。
