本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「地域主権型道州制」江口克彦著

2009-11-08 14:03:23 | 本・雑誌、読書

必要に迫られ読んでいる本です。これから再読&精読が必要です。

さて、書かれている地域主権型の道州制が実現できたらと思います。
この本に書かれていることは、まさに「おっしゃるとおり」です。

特に、序章の「20××年、新しい日本のすがた」どおりの地域ができたら、いま日本のある問題の多くが解決できるような気がします。
かなり理想的すぎると思いますが・・

たぶん中央集権に慣れてしまった我々は、他の地域の真似しかできずに、このままだとどの地域も同じような手法を使って同じような地域を作ってしまうような気がします。

道州制を実現するために、まずは自地域の将来イメージがしっかり描けて、独創的な考えを持った人がたくさん出てくる必要があるでしょう。

いままでは優秀な人材は東京に行ってしまって、そこで切磋琢磨しながらさらにすごい人になる。

優秀な人材がいるからそこに企業も集まる。

・・・東京にすべてが集まる仕組みをいかに変えていくか。

道州制が具体的に見えてくる前に準備をしないといけないです。

そのためには、まずはそこに住む人が自分たちで自分たちの地域をつくる気持ちを共有する。

他人に頼る気持ちを捨てることから始めて行くのかなと思います。

しかし、それ以前の問題として、道州制が導入される可能性はかなり低いように感じます。

政権が代わり、政権を担当するうま味がわかってきたら、地方へ権限を移譲したくなくなるのでは?

将来を考えれば、中央集権の仕組みを崩さないといけないはずですが、短期的な発想だと道州制は出てこないような気がします。

また、おねだり型の企業からみれば、中央に行ってお願いすれば済む話が権限が分散すると、不便です。このままでいいよっという意見が多数を占めそうな・・

道州制導入は沈みゆく日本を救う大きな一歩だと思います・・日本の各地域が自分たちのことに自分たちで責任を持つことですから。

時代の転換点には救世主が現れて・・と言われますが、いまの日本にそのような人が現れる可能性はあるのでしょうか・・

日本の制度を変える話になると否定的な思いしかでてきませんが、それでも何か自分にできることはないか・・
小さな行動が大きなうねりになる可能性はあるはず!

常にそう考え、行動したい。どうせ生きるならポジティブです!

コメント (1)
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