小飼氏は、できれば自分もこういう生活をしてみたいなあと憧れる、とってもうらやましい読書家です。
小学生の頃、信じられないくらい本を読む子がいて、自分もあれくらい本が読めたらと思って図書館から本を借りて帰ってくる。
しかし、自分の読むスピードの遅さにがっかりして、はたまた早く読むことばかりを考えて読んでしまったものに、何が書かれていたか覚えていない。本をたくさん読める人がうらやましく感じていた頃を思い出しました。
小飼氏のブログは時に強いこと書いてあるなあと思うのですが、著書はどれも優しさがあります。
今回は不登校やDVの話をさらりと書いてあって、若いころすごく悩んだ事もあったのかなあとか想像させてくれたりも・・
読書法や読書について書いた本は、ハウツーもののようなものもハウツーものとしては読んでいません。
本に関する著作は、その方の本に対する想いが出ていて、人柄までがわかるような気がします。
この本にも「本棚は下着よりもセクシー!?」っていうのがありましたが、本棚を見せたり、本のことについて語ったりすることって自分の考えていることをすべて見せているようでとってもはずかしい。
でもそれだけに他人が本について語ったものは、どれもおもしろいですね。
最初は、遅読の私でもすらすら読めてしまう、行間がやたらあいている・・・のに、税込1,500円は高い・・と思ったりもしましたが、許せました。
読後感二重丸です。