エイリアン。

人にはそれぞれ得意・不得意な分野ってものがありまして、不得意な事をいとも軽々と
やってのける人を見るとエイリアンに見えたりします。
私は完璧な文系人間、夫はこれまた完璧な理数系人間。お互い無い物ねだりで
惹かれあったのか、しょーもない馬鹿話の相性が良かったのか、恋愛時代から数えて
かれこれ１７年間懲りもせずに一緒におります。

でも、どうやら理数系人間と文系人間の思考回路ってものが全く異質なものらしく、
たまに(っていうかわりと頻繁に、笑)互いが理解不能に陥ることがあり、
とことん話し合ってしまうことがあります。
話し合いで解決することもあれば、根本的に考え方が違ってしまっていて
交渉決裂になってしまうこともあり、しかもお互い「自分のが絶対正しい」と
思っているので始末に負えないときがあります。
まぁそんな時も長年一緒にいるよしみで事なきを得るのですが、やっぱりどこか
腑に落ちない部分が残ります。

数学や理科の問題の回答は一つですが、語学や音楽の問題の解答は必ずしも一つでは
ないことが多く、文系人間としては日常生活でもわざわざ色々な回答パターンを
導き出してあーでもないこーでもないとこねくり回してしまい、なかなか
回答に辿り着けないことがあるのですが、理数系人間の夫はそんな私を見て
とても非効率的で歯がゆく思っているらしいのです。

結果的に夫の出した回答が正しいことが多いのですが、その導き出し方が
血が通っていないように私には思えて、寂しくなってしまうことがあるのです。
かと言って優柔不断な男性はこちらから願い下げなんですがね(笑)。
全くもってエイリアンとの生活は刺激的でございます

いくら本好きでもこんなん見るのもヤッ