1月24日(金)、第12回雪の学習研究会を札幌市立屯田北小学校で開催しました。
はじめに、同校6年2組担任朝倉一民教諭が、
社会科「身近な暮らしと政治 ~札幌市の雪対策~ 」の公開授業を行い、
政治の働きや公民のあり方を学ぶ単元の教材に「札幌市の除排雪」を取り上げました。
前時までに、札幌市の除排雪仕組について4年生での学習をふりかえり、
さらに市の抱えている課題等について土木センターや家族に聞き取り調査をしながら学んできました。
本時では、札幌市では「雪たい積場」の確保が難しくなっている現状から、
民間が利用できる雪たい積場を区別している理由について考えさせました。
( 指導案は、クリックすると大きくなります )
子どもたちは、“ボーン図”を使って自分の考えを書き、
グループ別に“ファシリテーション”をして意見を整理していきました。
グループの発表では、「市民として税金を払っているのだから分けるべきではない」
「たい積場の数に限りがあるのだから分けても仕方がない」など、広い見方からの意見が出ました。
そこに雪対策室の係長さんが登場し、真剣に意見を出し合う子どもたちの姿を褒めてくださいました。
第2部は、多目的室に移動して授業についての話合いをしました。
引き続いて、雪プロメンバーによる講座4連発を行いました。
講座 1 雪プロ代表(道教育大札幌校教授)高橋庸哉「雪の結晶観察の仕方」
講座 2 札幌市立屯田北小教諭 朝倉一民 「まだまだできる雪のプレゼンテーション」
講座 3 倶知安町立倶知安小教諭 渡辺由佳 「ブックトーク ~子どもと読みたい冬の本」
講座 4 札幌市立新琴似緑小教諭 割石隆浩 「世界に誇れる冬の自然環境」
最後に、札幌市教育委員会指導主事 菅野智広氏から講評をいただき、
雪プロ世話人の幌西小校長 新保元康が、今日の研究会の総括を行いました。
雪の中、全道各地から、教育大学の学生も含めると100名の参加がありました。
どうもありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いします。
oga@hokuyo
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