時砂の王 | |
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早川書房 |
タイムトラベルものである。
人類を絶滅させる謎のETというもののけが、増殖して、増殖して、未来の人間も手に負えない。
ならば増殖する前に行けばいいという発想から、どんどん昔にタイムトラベルしていくのだが、、、
その分岐点が卑弥呼が生きた時代。
卑弥呼の時代、未来、卑弥呼の時代、未来と交互に話がすすむ。
卑弥呼の時代の文章が漢字が読みにくくて、読み進みにくい感じが初めはありましたが、徐々に慣れていきました。
時間枝という考えかたを始めて知りました。
時間を遡ると遡った過去で歴史が、変わってしまい二度と自分たちが生きた時間の世界には戻れない。
できる限り人類が生き残る時間枝を作り出すというのが目的。
頭がこんがらがってきます。
個人てきには時間枝ではなくて、何度も何度も過去に戻ってやり直せる話のほうが好きです。
時間を遡って任務が達成されれば、ETを、殲滅できる時間枝の道筋ができれば、未来から時間軍が送られてきて更にETを殲滅できる。
とにかく時間軍が送りこめる未来ができれば人類が勝ちということなんだろう、、、
理屈は理屈で、何が正しいとか矛盾していると言っても始まらない。そもそもタイムマシンが未だに存在していないのだから、何が正しいのか、何がパラドクスなのかわからない。
魏志倭人伝に何がかかれていたのか今一度知りたくなりました。