はーちゃんdays 2

大学生の娘と高校3年生の二人の子供の父親。

エンジェルフライト 国際霊柩送還士を読んだ。

2021年07月09日 | 買った本、読んだ本


エンドオブフライフを以前読んで、すぐにこちらの本を購入したのだが、、、何となく読む気になれなくて、半年間ぐらい本棚の肥やしになっていました。
エンドオブライフが人が亡くなるまでの物語を語っているのですが、こちらは亡くなった後の世界。
海外で亡くなった方がご遺体となってさまざまな形で日本に搬送される。
当たり前だが誰かが遺体を処理して運ばなければ、日本に運ばれてくることはない。
ご遺体の状態も搬送もとの国によってちゃんと処理されているものから、素人同然の処理しかされていないものまで様々で、ちゃんとした業者が関わっていないこともある。
飛行機で搬送された柩を空港で受け取り、家族に対面させるまでに、どんな状態であっても彼らが、国際霊柩送還士たちが命を吹き込む努力を知って涙が出そうになる。
海外に行くときは必ず保険に入っていこうと思った。なぜなら死の悲しみとお金の負担という二重の負担を家族に負わせてしまうからだ。
世界で事故や事件があって邦人が亡くなった時にはエンジェルフライトのことを心に抱くようになるだろうと。